エアコンの内部にゴキブリが侵入してしまうと、見えない場所で繁殖し、気づいたときにはすでに家の中に広がっている可能性があります。しかし、ゴキブリがエアコンに入り込む兆候を早期に察知できれば、大きな被害を未然に防ぐことができます。ここでは、エアコンからゴキブリが出てくる前にできる早期発見のポイントについて解説します。まず、エアコンの吹き出し口やフィルターの周辺にゴキブリのフンがないか確認 しましょう。ゴキブリのフンは黒くて小さな粒状の汚れで、ホコリと間違えやすいですが、ツヤがあるのが特徴です。エアコンをつけたときに、吹き出し口から黒い粉のようなものが落ちてくる場合は、内部にゴキブリが住み着いている可能性が高いです。次に、エアコンの運転中の異音 にも注意しましょう。エアコンの内部にゴキブリが潜んでいると、羽根やモーター部分に触れてカサカサとした音がすることがあります。特に、夜間など静かな環境でエアコンを運転したときに、普段とは違うノイズが聞こえた場合は、内部をチェックする必要があります。また、エアコンをつけたときの異臭 もゴキブリの存在を疑うサインの一つです。ゴキブリはフェロモンを出しながら移動するため、エアコン内部に複数のゴキブリがいると独特のカビ臭や酸っぱい臭いが発生することがあります。特に、長期間エアコンを使用していなかった後に異臭を感じた場合は、内部に害虫の死骸がある可能性も考えられます。さらに、ドレンホースの出口付近を観察 することも重要です。エアコンのドレンホースは、室内の湿気を排出するための通路ですが、ゴキブリが侵入しやすい部分でもあります。ドレンホースの先端にゴキブリのフンや抜け殻が落ちている場合は、すでに内部に入り込んでいるかもしれません。これらのサインを早期に発見したら、すぐにエアコンのフィルターを掃除し、防虫対策を行うことが大切です。また、ドレンホースの先端には防虫キャップを取り付け、配管の隙間がないか定期的に点検することで、ゴキブリの侵入を防ぐことができます。