壁にヒビを見つけたら、「自分で補修できるのかな?」「それともプロに頼むべき?」と迷う方もいるでしょう。この記事では、壁のヒビの補修方法について、DIYでできるケースと、プロに依頼すべきケースを、それぞれのメリット・デメリットと合わせて解説します。まず、DIYで補修できるのは、主にヘアークラックと呼ばれる、幅0.3mm以下、深さ4mm以下の細いヒビです。ヘアークラックは、建物の乾燥収縮や、温度変化によって発生することが多く、構造的な問題がない場合がほとんどです。ヘアークラックの補修は、市販の補修材(壁のひび割れ補修材、コーキング剤など)を使って、比較的簡単に行うことができます。具体的な手順としては、まず、ヒビ周辺の汚れを落とし、補修材をヒビに埋め込みます。次に、ヘラなどを使って、補修材を平らに均します。最後に、補修材が乾燥したら、サンドペーパーなどで表面を滑らかに仕上げます。DIYで補修するメリットは、費用が安く済むこと、自分の好きなタイミングで作業できることです。一方、デメリットとしては、仕上がりがプロに比べて劣る可能性があること、ヒビの原因が構造的な問題である場合、根本的な解決にはならないことなどが挙げられます。一方、プロに依頼すべきケースは、構造クラックと呼ばれる、幅0.3mm以上、深さ4mm以上のヒビや、ヒビが複数箇所に発生している場合、ヒビが特定の方向に伸びている場合などです。これらのヒビは、建物の構造的な問題や、地盤沈下などが原因で発生している可能性があり、DIYでの補修では対応できない場合があります。プロに依頼するメリットは、ヒビの原因を正確に特定し、適切な補修を行ってくれること、仕上がりが美しいこと、保証が付いている場合が多いことなどが挙げられます。一方、デメリットとしては、費用がかかること、業者選びに手間がかかることなどが挙げられます。壁のヒビの補修は、ヒビの種類や状態によって、適切な方法が異なります。DIYで補修できる場合もありますが、不安な場合は、無理せずプロに依頼することをおすすめします。
壁のヒビ、自分で補修できる?プロに頼むべき?