
『改訂版 金利を見れば投資はうまくいく』
(堀井正孝/著)
2023年4月より、10年間日本銀行を率いた黒田東彦氏から、植田和男氏に日銀総裁がバトンタッチすることが報道された。それに伴い、日銀の金融政策にあらためて注目が集まっている。新体制でも、基本的にはアベノミクス以来の金融緩和路線を継続するものと見られているが、金利上昇リスクやインフレ対策など、状況は予断を許さない。
2023年4月より、10年間日本銀行を率いた黒田東彦氏から、植田和男氏に日銀総裁がバトンタッチすることが報道された。それに伴い、日銀の金融政策にあらためて注目が集まっている。新体制でも、基本的にはアベノミクス以来の金融緩和路線を継続するものと見られているが、金利上昇リスクやインフレ対策など、状況は予断を許さない。
2022年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻は1年以上経た現在でも激しい戦闘が続いている。それに伴い、1000万人以上とも言われるウクライナ難民が国外に逃れ、近隣の東欧諸国がその多くを受け入れたことが記憶に新しい。一方で、旧ソ連圏域であるそれら東欧諸国では、近年、ロシア的な強権政治が台頭しつつあるという。
斬新な企画やアイデア、クリエイティブは発想を求められる機会は多いが、なかなかいいアイデアが浮かばず、悶々としながら時間だけが過ぎていくという経験は誰もがしたことがあるのではないだろうか。こんなとき、「発想の型」を身につけていれば、スムーズなアイデア出しが可能になる。
「ノート術」を説いた書籍は数多く、読んだことがある人も多いはずだ。だが、書籍によって主張やメソッドは様々で、それらすべてに目を通したり実際に試してみたりするには、時間も手間も足りない。そこで役に立つのが、ノート術本 50冊のノウハウを抽出し、そのエッセンスをまとめて解説してくれる本書だ。
近年、終身雇用の崩壊や AIによる業務代替など、ビジネス環境が目まぐるしく変わり、個々人の働き方やキャリアの戦略が明確に描きづらくなっている。「リスキリング」の重要性が叫ばれているように、少なくとも今後ビジネスパーソンには、生涯学び続ける覚悟と、自分の意志でキャリアを決めていく必要がありそうだ。
近年、コロナ禍やウクライナ侵攻など、非日常が日常化している感がある。こうした先の見えない時代に物事を正しく判断するには、情緒や同調圧力といった日本的思考様式を抜け出さなければならない。そこで本書では、イーロン・マスクやザッカーバーグ、ニュートン、アインシュタインなどの天才たちを脳科学的な観点で分析。
「交渉術」と言うと、ビジネスや外交上の技術というイメージが強いが、日常生活においても自分と他者の選択がぶつかることによる交渉事は数多く発生する。こうした時に交渉術のスキルは直接的に役立ち、人生を変える力すら持っている。本書は、そんな交渉術の本家であるハーバード流交渉術と、その重要概念「BATNA」思考を公開した一冊だ。
自身の働き方やキャリアに不満や不安を抱えている 20~30代は多い。「大組織で守られてはいるが、歯車になっている気がする」「将来会社に頼らずに働いていけるだけのスキルがない」など、モヤモヤとした思いを抱える人にとって有望な選択肢になり得るのが、「Webエンジニア」という働き方だ。
「営業は属人的なもの」「営業が 100人いたら 100通りのやり方があっていい」と考える人や企業は多い。だが実際には、業種・業界を超えて「できる営業」に共通する特性は存在する。ただトップセールス本人もなぜ売れているのか言語化できていないケースも多く、それを見える化・体系化できている企業が少ないというのが実情なのだ。
仕事をする中で、「努力が報われない」「頑張っても評価されない」と感じたことはないだろうか。こんなとき「やみくもに頑張る」が誤った方向性だということは、多くの人が理解しているはずだ。一方、「では、どうすれば良いのか?」については、曖昧で結論が出ない思考を繰り返している人も多い。
近年、「デザイン思考」という考え方がビジネス界で活用されるようになった。デザイン思考は、「人の心の動き」に着目した思考法であり、ビジネス面での活用はもちろん、個人のキャリアデザインという観点でも活用できるという。だが実際に今の日本でデザイン思考を有効活用できている人は多いとは言えない。
近年「共働き」世帯は増加を続け、最新の厚生労働省調査によると 1200万世帯以上が共働きであり、今後も増加が見込まれている。それと同時に増えているのが、「仕事と家庭の両立」の悩みだ。家事分担や結婚、出産、就転職、育児など、共働きカップル・夫婦においてはキャリア形成における様々なジレンマが存在する。
「発達障害」という言葉が昨今よくメディアで取り上げられるようになった。発達障害とは、ADHD(注意欠陥・多動性障害)や学習障害、ASD(自閉スペクトラム症)などを含む広汎な用語だが、近年その認知度向上に伴い、発達障害の可能性を疑い医療機関を訪れる人も増えてきている。
「思っていることを言葉にできない」「初対面での会話が苦手」「人前で話すときに緊張する」など、話し方やコミュニケーションについて悩む人は多い。一方で、話していていつも楽しい人、いつも場を明るくしてくれる人、なぜか協力したくなる人もいる。そういった人たちの共通項や行動を知ることで、誰とでもうまくいく会話を実現できる。
仕事や商品の「付加価値」が重要であることは、多くの人が知っているが、実際に付加価値とは何か、どのように創出すればいいのかなどは具体的になっていないことがほとんどだ。本書は、仕事の生産性を高め、売上や利益を効率よく増やしていくカギとなる「付加価値」のつくり方を徹底的に解説した一冊だ。
長らく日本経済をけん引してきたトヨタには、「カイゼン」「なぜ5回」「紙1枚」など、その強さを支える様々な企業文化がある。ではこれらはそもそも何のために行うのか、それは「考え抜く」ためだ。締め切りなどの制約があるなかで「考え抜く」ことは難しく、誰しも考えが足りないまま表層的な対応をしたことで失敗した経験があるはずだ。
現在急速に高齢化が進む日本で、「空き家」の増加が周辺地域への悪影響を含め問題となっている。そこに目を付け、複数の家を格安の値段で手に入れることで、自宅や別荘、家賃収入を得ることができ、さらに空き家問題の解決まで可能な新たな投資術が、本書の提唱する「家投資」である。
「睡眠」は健康やビジネスでのパフォーマンスに大きな影響を与える。だがスマホのブルーライトの影響やテレワークによる生活リズムの乱れなど、近年の睡眠環境は悪化していると言えるだろう。実際、睡眠専門医として活躍する著者によれば、ここ数年睡眠の不調を訴える人が増えているという。
現代社会において、「やりがい」搾取、慢性的な疲労、労働の無価値感など、「働く」ことに対して悩む人は多い。また、SDGs、ESG投資、パーパス経営などの標語にうさん臭さを感じている人も少なくないのではないだろうか。このような現代的課題に対し、過去の経済学者や哲学者の思想は今も新たな視点やヒントを与えてくれる。
自分の主張を伝えたり、相手の主張を正しく聞くコミュニケーションスキルは現代のビジネスシーンでは欠かせない。しかし一方で、自分の考えをどう伝えたら良いのかわからない、人前で話すことが苦手という人も多い。そこで本書では、人材育成・コミュニケーションのプロが、良い人間関係を築くための「話し方」を解説する。