
『戦略コンサルタント 仕事の本質と全技法』
(遠藤功/著)
いわゆる外資系戦略コンサルタントというと、緻密な分析や理路整然としたプレゼンといったイメージがあり、書店に行けばそうしたスキルを解説する書籍が多く並んでいる。ではそうした表層的印象を取り払った先にある、コンサルタントの仕事の本質とは何か。著者によれば、それはクライアントの変革の「触媒」となり、変化を加速させることだ。
いわゆる外資系戦略コンサルタントというと、緻密な分析や理路整然としたプレゼンといったイメージがあり、書店に行けばそうしたスキルを解説する書籍が多く並んでいる。ではそうした表層的印象を取り払った先にある、コンサルタントの仕事の本質とは何か。著者によれば、それはクライアントの変革の「触媒」となり、変化を加速させることだ。
「企画」というと、斬新なアイデアを考えようにも、どうしても思考が常識の枠内に収まってしまうことはよくある。そこで本書では、元・日本IBM常務執行役員の著者が、新規事業開発、経営改革、業務改革、提携戦略などにおいて、企画の発想から実現シナリオ、根回し、説明まで、いかに企画を実現し組織を変えていくかを体系的にまとめている。
本書は、戦略コンサルティングファームのA.T.カーニー日本代表を勤める岸田雅裕氏が、経営コンサルタントに必要な能力を解説した一冊。著者は東大卒業後パルコ(ファッションビルPARCOを運営)を経てコンサルティング業界に転じた異色のキャリアを持つ人物。
マッキンゼー流「問題解決のためのノート」術が明らかにされた一冊。元マッキンゼーの経営者として、組織コンサルティング等に従事する大嶋祥誉氏が、イシューを導き出すための情報収集から、アウトプット志向のノート術、大前研一氏などマッキンゼーの先人達のノート術までを解説する。
経営実務に携わっていれば、一度は「経営学は役に立つのか?」という疑問を抱いたことがあるのではないだろうか。本書では、海外ビジネススクールMBA、日本の経営学博士号を取得し、A.T.カーニーの現役コンサルタントとしても活躍する著者が、経営学の有用性を示すものとして、経営学がもたらす「アンラーニング(固定観念をリセットする)」効果を明らかにする。
本書では、「聞く」力を「聞く(Hearing)」「聴く(Listening)」「訊く(Asking)」に分け、それぞれのステップや具体的な質問ワードを丁寧に解説し、プロフェッショナルなコンサルタント達が駆使する技術を明らかにした実践的な聞き方の教科書である。
外資系戦略コンサルティング企業、脳神経科学(ニューロサイエンス)の研究者を経て、現在はヤフー株式会社執行役員CSOというユニークな経歴を持つ著者安宅和人氏は、「圧倒的な生産性をあげる人」に共通するのは、「イシューからはじめる」というアプローチ、つまり真に「解くべき」課題=「イシュー度」の高い課題から解決するという手法だと気が付いたという。
学歴なし、コネなし、金なしという状態から、20代で上場企業2社の役員やMBA取得、30代で戦略コンサルティング会社の最年少ディレクターを務めるなど、圧倒的な成果を実現する著者が、その仕事術とキャリアのつくり方を解説した一冊。著者はいわゆる「一流大学」に入れなかったことから、仕事で高学歴者に「逆転勝ち」するためのスキルを学生時代から磨き続け、就職氷河期の小さなベンチャー企業からキャリアをスタートしている。
本書は世界的金融機関で活躍した著者が、グローバルに通用する「見やすいExcelの表の作り方」と、投資や金融プロフェッショナルとしての分析手法である「本格的な財務モデルの組み方」を平易に解説した一冊である。フォントや色、罫線の使い方といった基礎的な内容から、Excelでできる本格的な「財務モデル」の考え方と、作り方までが解説されている。
本書は、マッキンゼー在籍25年、パートナー経験20年以上という経営コンサルティングのプロ山梨広一氏が、「シンプルな」経営戦略の立て方を解説した一冊である。日本企業の多くは、一流の技術や人材を有しているにも関わらず、企業としての戦略に稚拙なところがあるために、それらを生かしきれていないという。