自己啓発

『向上心 ―自分の人生に種を蒔け!』
(サミュエル・スマイルズ/著)

高確率で良書に出会えるのが、長く読み継がれてきた古典的名著だ。年月を経ても生き残った古典には、良質で普遍的な教えが豊富に含まれているからだ。19世紀イギリスの著述家、サミュエル・スマイルズによる本書『向上心』は、日本では明治時代に翻訳され、当時の大ベストセラーである同著者の『自助論』や福沢諭吉の『学問のすすめ』などとともに多くの人々を発奮させた。

『自分の時間 —1日24時間でどう生きるか』
(アーノルド・ベネット/著)

時間管理について説かれた本は多いが、世界がインターネットにより24時間つながり、人間の労働を代替する AIの台頭が叫ばれる現在、人は時間の使い方を本質的に再考する必要性が高まっている。そうした時代に役立つのが古典だ。温故知新の諺を引くまでもなく、時代を超えて読み継がれる名著には、普遍的なメッセージが込められている。

『ORIGINALS―誰もが「人と違うこと」ができる時代』
(アダム・グラント/著)

「オリジナルな人」、すなわち歴史上の偉人や発明家、起業家といった自らのビジョンを実現した人々は、勇敢なリスクテイカーであり、一般人とは異なると考える人も多い。だが著者はそれを否定し、彼らもまた恐れや自己不信と闘いながらリスクのバランスをとっていたこと、そして誰もがオリジナリティを発揮できること科学的に証明していく。

『相手を変える習慣力』
(三浦 将/著)

誰しも、部下や上司、または友人や家族など、周囲の人たちに対して、考え方や行動を変えてほしい、変わってほしいと考えることは多いはずだ。しかし、多くの人が経験するように、他人を変えることは簡単ではない。その一方で、周りの人々に良い影響や大きな変化を自然にもたらす人もいる。

『実践版 カーネギー』
(齊藤 勇/著)

リーダーのためのコミュニケーション手法を説いた『人を動かす』、現代人のための悩みや苦しみへの対処法を提示した『道は開ける』は、デール・カーネギーの代表的著作であり、全世界で2,000万部超を売り上げる世界的ベストセラーである。書名は聞いたことがあるという方も多いのではないだろうか。

『「やさしさ」という技術』
(ステファン・アインホルン/著)

ビジネスの世界で「あの人はやさしい」というと、「甘い」「徹底していない」というような、少し蔑んだ意味が含まれていることがある。しかし著者の見解は異なる。「やさしさ」こそが人生で成功するための最も重要な資質であり、なおかつやさしさは誰でも身につけることができる「技術」であると説いているのだ。

『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』
(ケリー・マクゴニガル/著)

一般的に「ストレスは健康に悪い」と考えられている。そのため、多くの人はストレスをなるべく避けるように行動する。しかし、ストレスを抱えている人の中でも「ストレスは健康に悪い」と考えている場合のみ、実際に死亡リスクが高まる——最新の調査研究ではそんな衝撃的な結果が確かめられたという。

『達成の科学』
(マイケル・ボルダック/著)

本書では、目標達成コーチとして活躍する著者マイケル・ボルダック氏が、自身の成功や、2,000人以上への個人コーチングから得た知見を、目標達成のための再現可能な方法論として明らかにする。本書の中心的な考えは、強い願望を持ち、「苦痛を避けて快楽を得たい」という人間の性質を理解し、モチベーションを保ち続けるというもの。自己啓発的な理論だけでなく、実践テキストとして解説された良書。

『ひとことの力 松下幸之助の言葉』
(江口 克彦/著)

本書は、氏の晩年20年以上側近を務めた著者が、ほぼ毎日交わされた「帝王学」ともいえる会話を、ありのままに記録したものである。語られているテーマは企業経営、リーダーシップ、政治、教育などから、その根底にある人間観まで幅広い。語録や伝聞とは異なり、口語体による「生」の言葉から、本来の思想を知ることができる貴重な内容となっている。

『答えを探さない覚悟』
(山元 賢治/著)

働くことを考えるにあたって、メディアや周囲の人に影響され、「有名な大企業で働く」という答え以上に、自己の内面や価値観を見つめようとする人は少ない。しかし「答え」は決して一つではない。本書では世界を代表する企業でスティーブ・ジョブズらと伍してきた著者が、答えを探すためのヒントが解説されている。