自己啓発

『活きる力』
(稲盛和夫/著)

本書は、著者の稲盛和夫氏が鹿児島大学で行った講演を中心にまとめたものだ。稲盛氏の生き方や経営の原理原則、仕事哲学などはもちろんだが、講演での質疑応答や、4人の大学教授による「稲盛フィロソフィ」についてのパネルディスカッションまで盛り込まれ、多様な角度から著者の考えを知ることができる内容になっている。

『残酷すぎる成功法則 ―9割まちがえる「その常識」を科学する』
(エリック・バーカー/著)

いわゆる「成功法則」を説いた本は数多くあるが、成功要因の一面だけを切り取っていたり、著者の個人的経験を述べたにすぎないものも少なくない。それが本当に使える理論かどうかは検証されておらず、普遍性に欠けるのだ。本書では、そんな世にあふれる成功法則の一つ一つに対し、エビデンスを示しながら解説した異色の自己啓発書だ。

『5秒ルール ―最高の結果を出す人がやっている思考・選択・行動50の習慣』(千田琢哉/著)

近年、新規事業開発において、コストと時間をかけずに最低限の試作品を顧客にテストし、仮説検証を繰り返すリーンスタートアップの手法が浸透しつつある。同じように、優秀なビジネスパーソンや成功者には即断即決と素早い方向転換を得意とする人が多い。速く決めればそれだけ速く動けるし、仮に失敗しても軌道修正も速くできる。つまり人より多くのトライ&エラーを繰り返せるのだから、成功確率は上がるのだ。本書はそんな成功者たちが実践する即断即決、即行動の“5秒ルール”の考え方と習慣術を具体的に解説した一冊だ。

『創造&老年 ―横尾忠則と9人の生涯現役クリエーターによる対談集』
(横尾忠則/著)

ピカソ、ミロ、シャガール、葛飾北斎など、90歳を超える長寿を全うした芸術家は多い。しかもその多くは、老いてなお創作意欲衰えることなく次々と作品を発表し続けている。本書は、自らも80歳を超えて活躍を続ける画家の横尾忠則氏が、そんな創作活動と長命の因果関係を足かけ3年にわたり探ったインタビュー・対談集である。

『はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法』
(本田晃一/著)

成功法則を書いた本は現在までに数多く出版されている。今も読み継がれている本はいずれも真理を説いているはずだが、重要なのは実践に移せるかどうかだ。そして、実践するための早道は、自分にあった伝え方がされている、あるいはこれなら実践してみたい、と思えるものを採用することだ。その点本書は多くの人の理想である「はしゃぎながら夢をかなえる」、つまり、楽しくワクワクしながら夢をかなえる方法を教えてくれる。

『多動力』
(堀江貴文/著)

グローバル化やインターネットの普及によりビジネス環境の変化は年々加速し、IoTなどのテクノロジーの進化によって業界の垣根も溶けていこうとしている。そうした時代において、一つの組織やスキル、肩書しか持たないことはリスクが高い。ではどうすればいいのか、そのヒントが本書のタイトルにもなっている「多動力」だ。

『成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝』
(レイ・A・クロックほか/著)

一代でマクドナルド帝国を築いた起業家、レイ・A・クロック氏をご存じだろうか。ペーパーカップやマルチミキサーのセールスマンなどを経て、齢52歳にしてマクドナルド兄弟のハンバーガー店に可能性を見出し、瞬く間にマクドナルドを世界的チェーンに育て上げた。本書はその自伝として、ビジネスやマクドナルドに対する情熱、アメリカ的起業家精神が全編にあふれた、起業家・経営者必読の一冊である。

『現代語訳 学問のすすめ』
(河野英太郎/著)

福沢諭吉の『学問のすすめ』といえば、明治時代に多くの若者を奮い立たせ、当時の人口の 10人に1人手に取ったといわれる大ベストセラーとして、日本人で知らない人はほとんどいない。だが冒頭の一節があまりにも有名なために、その続きを深く理解している人もまた少ない。実は、その内容は「平等」を謳うだけでなく、自己啓発や出世、人材育成や責任感など仕事術に関する記述も多く、ビジネス書として十分に成り立つ内容なのだ。

『1万人の人生を見たベテラン弁護士が教える「運の良くなる生き方」』
(西中務/著)

弁護士として多数の人々の人生の浮沈を見てきた著者によれば、運の良い人、そして運が悪い人は、確かに存在するという。例えば、私たちは悪賢いことをして成功している人を見て、あまり道徳観念と成功は関係がないのだと思う。しかし、我々は成功している姿しか目にしないが、多数の「失敗者」も訪れる弁護士の目からは、悪事をして手に入れた成功の多くは、決して長続きしないと言えるという。

『自分が信じていることを疑う勇気』
(長谷川雅彬/著)

自由でオリジナリティある発想がしたいと願う人は多いが、一方で、これまでの常識や自分が信じていることを疑い、壊すのは勇気がいる行為だ。これまで自分が築き上げてきたものまで崩壊してしまうかもしれないからだ。しかし著者によれば、常識や自分の信じているものを壊せば、これまで見えなかった多くの新たな可能性に気づき、さらに、それまでの経験はその可能性を追求するために活かしていける。