脳科学・認知科学

『ブレインハック―脳の潜在能力を引き出す45の習慣』
(ニール・パヴィット/著)

人間の脳はいまだ解明されていない部分が多く、多くの可能性が眠っていると言われる。本書はそんな脳の可能性を引き出し、生産性や創造性を引き出すライフハックならぬ「ブレインハック」のテクニックを解説する一冊だ。ハックする対象はコンピュータネットワークではなく、脳神経のネットワークである。

『最高の雑談力―結果を出している人の脳の使い方』
(茂木健一郎/著)

「雑談」というと、意味がない世間話やムダ話という印象は根強い。しかし雑談とは本来クリエイティブな行為であり、新しい発見やアイデアを生み出し、仕事にもプライベートにも大いに役立つものだ。さらに著者であり脳科学者の茂木健一郎氏によれば、雑談には脳機能を活性化させる効果もあるという。

『残酷すぎる成功法則 ―9割まちがえる「その常識」を科学する』
(エリック・バーカー/著)

いわゆる「成功法則」を説いた本は数多くあるが、成功要因の一面だけを切り取っていたり、著者の個人的経験を述べたにすぎないものも少なくない。それが本当に使える理論かどうかは検証されておらず、普遍性に欠けるのだ。本書では、そんな世にあふれる成功法則の一つ一つに対し、エビデンスを示しながら解説した異色の自己啓発書だ。

『年をとるほど賢くなる「脳」の習慣』
(バーバラ・ストローチ/著)

加齢に対しては多くの人がネガティブな印象を持ちがちで、肉体だけでなく、人間の脳も年をとればとるほど衰えるものと考えられている。だが最新の研究によれば、中年期(本書では40~68歳)を迎えると脳組織が再構成され、それまでとは異なる働きをし始めるという。その結果、若い時よりもより複雑な課題もたやすく処理することができるようになるのだ。

『「誘う」ブランド ―脳が無意識に選択する。心に入り込むブランド構築法』
(ダリル・ウェーバー/著)

現代は、企業も個人もブランディングが重要な時代だ。特に大企業は、人々の心に自社製品やサービスのブランドを根付かせるために、日夜大量の資金や労力をつぎ込んでいる。しかし、ブランドは目に見えない連想やイメージであるため、戦略的な打ち出しが難しいのもまた事実だ。本書はそんなブランディングの福音となるべく、最新の脳科学研究から、科学的に正しいブランド戦略に迫った一冊だ。

『世界のピークパフォーマーが実践する脳を操る食事術』
(石川三知/著)

ビジネスパーソンはアスリートのように体を動かすわけではないが、毎日「脳」を酷使している。また、試合や大会はないが、日々の判断や仕事が評価につながるため、いわば毎日が本番である。そうであるなら、ビジネスで高いパフォーマンスを上げ続けるには、常に脳のコンディションを万全に保つことが重要になってくる。

『仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方』
(宇都出 雅巳/著)

仕事における「ミス」は、誰しも経験したことがあるはずだ。それらは単なるうっかりミスで済むこともあれば、莫大な代償を伴うミスになることもあり、決して侮れるものではない。また、日頃からちょっとしたミスが多いせいで仕事の効率が悪く、改善したいと考える人も多いのではないだろうか。

『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』
(ケリー・マクゴニガル/著)

一般的に「ストレスは健康に悪い」と考えられている。そのため、多くの人はストレスをなるべく避けるように行動する。しかし、ストレスを抱えている人の中でも「ストレスは健康に悪い」と考えている場合のみ、実際に死亡リスクが高まる——最新の調査研究ではそんな衝撃的な結果が確かめられたという。

『グーグルのマインドフルネス革命』
(サンガ編集部/編著)

「マインドフルネス」とは、仏教の教えをベースにした瞑想法で、宗教性は排除して科学的な根拠を示しているのが特徴だ。そんなマインドフルネスは、いまやグーグル社員の「10人に1人」に実践されている。本書は基本的なエクササイズから、グーグルでおこった変化などまで詳しく紹介されたマインドフルネスの決定版的一冊だ。

『いつも「時間がない」あなたに——欠乏の行動経済学』(S.ムッライナタン、E.シャフィール/著)

いつも時間に追われている、月末になるとお金が足りない…実はこれらの問題にはすべて、共通の要因がある。それが「欠乏(Scarcity)」である。「何かが足りない」という欠乏感は、人間の心を占領し、トンネリング(視野狭窄)や近視眼的行動として現れ、脳の処理能力をも減退させてしまうという。