経営戦略を考える

『間接材購買戦略』
(谷口健太郎/著)

企業でのコスト削減を考える際、人件費や直接材(主に売上原価に計上されるコスト)に比べ、後回しになりがちなのが間接材(主に販売費・一般管理費に計上されるコスト)である。具体的には、事務用品や販促費、業務委託などから、オフィス清掃、社員の健康診断、引っ越し費用などまで多岐にわたる「もの」と「サービス」全般が該当する。

『サービスイノベーションの海外展開』
(伊丹敬之ほか/著)

日本企業の海外展開といえば製造業のイメージが強いが、近年では飲食・小売りなどサービス産業の進出も相次いでいる。ただし、サービス業は現地従業員が現地の顧客にサービスを提供するため、製造業とは異なる難しさが存在する。本書はそれらを乗り越えて海外でも大きな成功を収めた企業に着目し、サービス業における海外展開の要諦を探る。

『残念な経営者 誇れる経営者』
(山田修/著)

近年、不祥事や後継者争い、経営不振による買収などで世間を騒がせる企業が増えている一方で、長期的に成長を続ける企業、鮮やかな V字回復を実現した企業もまた存在する。本書は、そうした 2016年にニュースで話題となった企業を率いた経営者のどこが間違っていたのか、またどこを見習うべきかを解説した一冊だ。

『日本の工芸を元気にする!』
(中川政七/著)

日本の伝統工芸市場は、近年急激に縮小している。しかしそんな中、伝統技術に現代的デザインを取り入れ、生活雑貨などを扱う直営店を全国に多数展開し、工芸品メーカーへの再生コンサルティングまで手掛ける成長企業がある。2016年に 創業300年を迎えた超長寿企業「中川政七商店」だ。同社はなぜ長きにわたって商売を続けてこれたのだろうか。

『日本電産流「V字回復経営」の教科書』
(川勝宣昭/著)

創業から現在まで 50数社を買収し、そのほとんどを 1年以内に黒字化させてきた日本電産。本書はその徹底した再建手法を余すところなく解説した一冊だ。著者は、永守重信社長の元で買収企業の再建実務に携わり、現在も経営コンサルタントとして活躍する川勝宣昭氏。著者は当時急成長中の日本電産の採用面接で、同社が伸びている秘密は何かを問うたという。

『スモールカンパニー 本気の経営加速ノート』
(原田将司/著)

多くの中小・ベンチャー企業に共通する悩みに、ヒト・モノ・カネといった経営リソースの不足がある。その一方で、売り上げ規模の維持や経営者の肝いりだからといって、少ないリソースを多くの事業や商品などに分散させてしまっている企業もまた多い。こうした状況を打破し、現状維持ではなく、2桁、3桁増で成長する企業は何が違うのだろうか。

『グッドワークス!』
(フィリップ・コトラーほか/著)

社会貢献事業やボランティア活動などを行ってきた企業は多いが、これまでそれは本業には影響を及ぼさないところで行われることが多かった。しかし近年では、ソーシャル・ビジネス(社会課題の解決を目的としたビジネス)分野に注目が集まっているように、社会的な取り組みと業績の両者を伸ばしていく動きが世界的に広まってきている。

『実践型ビジネススクールに学ぶ問題解決思考トレーニングブック』
(大前研一ほか著)

本書は問題解決思考力を磨くための実践書である。題材は、大前研一氏が学長を務めるビジネス・ブレークスルー大学の人気プログラム「Real Time Online Case Study(RTOCS®)」。これは古い事例ではなく、「現在進行形の経営課題」に対して、「もしあなたが〇〇社の最高責任者ならばどうするか?」を考えていくものである。

『最高の戦略教科書 孫子』
(守屋淳/著)

『孫子』は約 2500年前に完成した兵法書だが、国内外問わず、孫正義やビル・ゲイツといった著名経営者からスポーツの名監督と呼ばれる人たちまで強い影響を与えてきた。それは、『孫子』の著者とされる孫武の生きた過酷な時代が、先の見えない現代のビジネス環境に通ずる「方向性の感覚」と「競争状態での原理原則」を教えてくれるからである。

『BCG 経営コンセプト 市場創造編』
(内田和成/著)

経営を取り巻く環境は近年激変し、さらに国内市場は成熟期に入り、企業はグローバル化、デジタル化などへの対応が喫緊の課題となっている。こうしたなかで非連続な成長を続けていくための市場創造(イノベーション)について、BCG(ボストンコンサルティンググループ)の最新経営メソッドを解説したのが本書だ。