経営学

『今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「経営学」』
(佐藤耕紀/著)

近年「経営学や MBA(経営学修士)は実務の役に立たない」といった意見を聞くことも多い。だが、本来経営学の知見は思考の幅や深みを出すためのツールであり、経営判断だけではなく、仕事や人生において「要領よく仕事をする」ことや「賢い判断をする」ことにも役立つものだ。

『ビジネスマンに経営学が必要な理由』
(陰山孔貴/著)

「大学で学んだことは、社会に出てからあまり役立たない」、「経営学部や MBA(経営学修士)で学んだことが、実際のビジネスシーンでは使えない」といった意見を聞くことは多い。あるいは「大学で勉強する意味が見出せない」という学生もいるかもしれない。だがそれは、少し視野の狭い見方かもしれない。

『MBA 100の基本』
(グロービス、嶋田毅/著)

「基本」とは長い年月をかけて築き上げられてきたその分野のエッセンスであり、その重要性はスポーツや勉学に限らず、ビジネスにおいても変わらない。本書は、ビジネスにおける基本として、論理思考、問題解決、経営戦略、マーケティング、リーダーシップ、会計、ファイナンス、新事業創造などの11テーマ100のポイントをまとめたものだ。

『ドラッカーを読んだら会社が変わった!』
(佐藤等/著)

本書は「現代経営学の父」と呼ばれるピーター・ドラッカーの著作に学び、成果をあげた10以上の事例をおさめたドラッカーの実践的教科書といえる一冊だ。イノベーション、マネジメント、マーケティング、時間管理など、経営の様々な問題を、ドラッカーの言葉によって乗り越えたストーリーが赤裸々に語られている。

『なぜ今、シュンペーターなのか』
(秋元 征紘/著)

現在のグローバル経済においては「イノベーション」こそが最も重要な企業活動とされ、iPhoneなどの革新的な製品を武器に時価総額世界最大の企業となったアップルはそのわかりやすい例だ。こうした「イノベーション」が経済発展の原動力となる、というビジョンを100年も前に提唱していたのが、シュンペーターである。

『道端の経営学―戦略は弱者に学べ』
(マイク・マッツェオほか/著、楠木建/監訳)

名門ビジネススクールの3人の教授が、アメリカ中を車で旅をしながら、市中の中小企業(スモール・ビジネス)の経営者を訪ね、彼らがどのように「参入障壁」「差別化」「ブランド戦略」といった経営戦略の論理をわかりやすく解き明かす。そして成功する経営戦略は「場合によりけり(ケース・バイ・ケース)」であり、自社において、何に「よりけり」かを探すことこそが経営の本質であると説く。

『同族経営はなぜ3代で潰れるのか?
ファミリービジネス経営論』
(武井 一喜/著)

ファミリービジネスが二代目に引き継がれるものが30%、三代目まで存続するものが12%に過ぎない。本書ではファミリー企業がとるべき経営戦略やオーナー家の役割が、企業のステークホルダーを、オーナーシップ、ファミリー、ビジネスで分類する3円モデルをもとにわかりやすく解説されている。

『幸せの経営学』
(酒井 穣/著)

「経営学」はリーマン・ショックを経て、資本主義とあわせて「金儲けの道具」として懐疑的な見方をされることがある。しかし、本来経営や経営学の「目的」は、「他者や社会を幸せにする」ことである。本書では、この「人と社会を幸福にする」という原点から、イノベーション、マーケティング、事業戦略、財務会計、人材育成の5分野を捉え直し、その本質に迫っている。

推薦者 入山章栄
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『模倣の経営学 偉大なる会社はマネから生まれる』
(井上達彦/著)

「模倣」という言葉に対するネガティブなイメージ(猿真似、Copycatなど)は洋の東西を問わない。しかし本書では、古来模倣が尊重され、模倣こそが創造の母である(=イノベーションは模倣から始まる)ことを多くの企業事例から明らかにする。その過程でいかに模倣が知的に高度な行為であるかについても理解できるだろう。

推薦者 山田 淳
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『星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則』
(中沢康彦/著)

成長著しい「星野リゾート」を経営する星野佳路社長が、経営の「教科書」にした経営書を、自社の抱えていた課題事例とともに解説した一冊。いわゆる経営学の理論は「実践の役に立たない」と切り捨てられることもあるが、星野社長は戦略策定、マーケティング、組織改革などにおいて、徹底して理論に忠実な経営を行ってきたという。