組織変革

『「辞める人・ぶら下がる人・潰れる人」さて、どうする?』
(上村紀夫/著)

リモートワークや ITツール活用、フレックス勤務など、近年では企業の働き方改革の流れのなかで、様々な人事施策が行われている。しかしメンタルヘルスや生産性の低下、離職の増加など、日本企業の組織課題が減る気配は一向になく、根本的な解決が必要だ。著者によれば、それらの課題に共通する原因が、社員の「マイナス感情」である。

『ピボット・ストラテジー 未来をつくる経営軸の定め方、動かし方』
(オマール・アボッシュほか/著)

ピボットとは方向転換を意味し、ITベンチャーなどのサービスや戦略転換の際によく使われる言葉である。しかし、デジタル化による市場破壊や新興企業の脅威にさらされている既存企業でも、現在の主要な事業を方向転換する必要性が増してきている。ただしやみくもな戦略変更や事業の縮小、新規事業への進出では持続的な成功はおぼつかない。

『プラットフォーマー 勝者の法則』
(ロール・クレア・レイエほか/著)

GAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)をはじめ、Airbnb、Uberなど、近年急成長を遂げた企業に共通するのが、プラットフォームビジネスを手掛ける「プラットフォーマー」である点だ。本書はプラットフォームビジネスの教科書として、彼らがいかにして現在の地位を築いたのか、その理論から実務までを体系的に解説した待望の一冊だ。

『DX実行戦略 デジタルで稼ぐ組織をつくる』
(マイケル・ウェイドほか/著)

ビジネスの世界に「ディスラプション(創造的破壊)」という言葉が浸透して久しい。近年ではディスラプターたちが、主にデジタル技術を用いてビジネスモデルやバリューチェーンを破壊し、既存企業の対応策として戦略と組織を変革する「デジタル・トランスフォーメーション(DX)」が急務とされている。

『THE TEAM 5つの法則 』
(麻野耕司/著)

働き方改革やダイバーシティの推進によって雇用形態や勤務スタイルなどの多様化が進み、「個」をつなぐ「チーム」の力の重要性は増している。優れたチームビルディングができれば、1+1は2よりも大きくなり得る。本書はそうしたチームビルディングの実践的な「法則」を、精神論や経験論ではなく、理論的かつ体系的にまとめあげた一冊だ。

『最高のリーダーは2分で決める』
(前田鎌利/著)

管理職やチームリーダー、プロジェクトリーダーなどの人をまとめる立場になると、意思決定を任されることも増える。そこで意思決定のスピードが遅いと、必然的に多くの課題に対応できなくなり、マネジメントにも手が回らなくなる。こうした意思決定のスピードアップは、今後さらに加速するであろう事業環境の変化に対応するためにも必要だ。

『OODA LOOP(ウーダループ)―次世代の最強組織に進化する意思決定スキル』
(チェット・リチャーズ/著)

現代は、IT技術やグローバル化が進み、市場環境の変化が早く不確実性が高い時代だ。そうした中で、企業が中長期戦略を立てて実行し、進捗を管理していくという「PDCAサイクル」では対応できないという声がビジネスの現場ではあがっている。そこで注目を集めているのが、「OODA(ウーダ)ループ」という意思決定理論だ。

『0秒経営―組織の機動力を限界まで高める「超高速PDCA」の回し方』
(星崎尚彦/著)

近年の「メガネスーパー」の再生劇をご存じだろうか。メガネやコンタクトレンズの販売でピーク時には 540店舗、売上高 380億円を誇ったメガネスーパーは、JINSや Zoffなど低価格路線の新興 SPA(製造小売)メーカーに押され、8期連続赤字、倒産寸前まで追い込まれていた。そこから驚異的V字回復を成し遂げたのが本書の著者 星崎尚彦氏だ。

『THE CULTURE CODE 最強チームをつくる方法』
(ダニエル・コイル/著)

企業から軍隊、スポーツチームまで、強固なチームワークで成果をあげる組織には、独自の強いチームカルチャー、すなわち「文化」がある。彼らのような文化を組織に根付かせるにはどうすればよいのか。本書では、Google、IDEO、ピクサー、アメリカ海軍などのチームを分析、強い文化が3つのスキルによってつくられることを解き明かしている。

『強くて優しい会社』
(末永 春秀/著)

「強くて優しい会社」とは、社員が主体性を持ちながら利益を出し続け(強い)、かつ会社が人材を大切にしながら働きがいや一体感を持てる(優しい)会社のことである。ブラック企業の問題や働き方改革、不確実性の高い経営環境といった昨今の議論のなかでも、一つの理想的な企業像と言えるだろう。