組織変革

『チームの力で社員は伸びる!』
(澤井雅明/著)

企業における人材育成には、研修やOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)、日々のマネジメントなど、様々な手法がある。だが同時に、これらの手法には、座学と実務との隔たり、プレイングマネジャーの増加やグローバル化などによる OJT指導人材の不足など、様々な課題も存在している。そうした中で注目され、欧米のビジネススクールなどでも導入されている人材トレーニング手法が、「アクションラーニング」だ。

『マネジメントとは何か』
(スティーブン P. ロビンズ/著)

ネジメントの手法を説く書籍は多いが、個人的な経験に基づいていたり、根拠が希薄な内容の本もまた多い。本書『マネジメントとは何か』は、そうした裏付けのない「マネジメントの迷信」を排し、人間行動や組織行動学の研究成果から、マネジメントに効果的だと実証されている内容を、専門用語を使わずに解説した一冊だ。

『キリンビール高知支店の奇跡』
(田村潤/著)

著者の田村潤氏は、キリンビール高知支店に赴任後、全国最下位クラスだったシェアを、圧倒的 1位にまで押し上げた。それはちょうど、キリンがライバルのアサヒビールに迫られ、トップの座を奪われるまでの時期と重なっていた。全国的にはキリンのシェアが下がり続ける中、高知支店だけはなぜ、勝ち続けることができたのだろうか。それは著者曰く、「愚直な基本活動」にある。

『会社が生まれ変わる「全体最適」マネジメント』
(石原 正博/著)

多くの企業では「経営改革や人事改革、業務改革が進まない」「経営と現場に壁がある」といった問題を抱え、解決してもまた問題が発生することを繰り返している。著者によれば、この原因が「部分最適」だ。これは、当事者が見える範囲で問題を解決してしまい、会社全体では極めて非効率な状態に陥ってしまうことだ。

『一品で会社を変える』
(岡村衡一郎/著)

「会社を変える」「組織変革」というと、現状組織の否定やトップダウンによる変革などが思い浮かぶが、著者によればこれらは「根強い人気のある誤解」である。なぜなら現状を否定し、新領域をつくることではなく、過去と未来をつなぐのりしろを見つけ、変化の足場とするのがその会社ならではの変革だからだ。

『人とチームの魅力を引き出す ドラマ思考のススメ』
(平野秀典/著)

「人生はドラマ」という言葉は誰しも聞いたことがあるはずだが、実際にこの言葉をビジネスや処世術として活用できている方は少ないはずだ。しかし、この言葉は想像以上に奥深い。人生をドラマだと考えることで、人間関係や想定外の出来事、人生のマイナス局面に振り回されずに人生の主導権を握ることができるのだ。

『スクラム 仕事が4倍速くなる”世界標準”のチーム戦術』
(ジェフ・サザーランド/著)

従来型のウォーターフォール型開発に対して、現在世界で注目を集めているのが「スクラム」という新しいプロジェクト管理法だ。スクラムは20年ほど前に完成され、現在ではGoogle、Amazonをはじめ、米FBIのシステムや社会課題の解決にまで導入されている。本書はそんなスクラムの考案者自らが解説した公式ガイドと言える一冊である。

推薦者 野間幹晴
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『異端児たちの決断 日立製作所 川村改革の2000日』
(小板橋 太郎/著)

2008年の世界金融危機で、不沈艦と呼ばれた日立製作所グループも巨額の赤字を計上し、経営陣刷新でこの難局を乗り切った。本書は川村改革と呼ばれた構造改革の指揮をとった川村隆新社長と経営陣の約5年間、2000日を追ったドキュメンタリーである。興味深いのは、この経営陣刷新がいわゆる「若返り」ではなかったことだ。

『全員で稼ぐ組織~JALを再生させた「アメーバ経営」の教科書』
(森田 直行/著)

2010年1月、会社更生法の適用を申請し事実上経営破たんした日本航空(JAL)の会長兼CEOに稲盛和夫京セラ名誉会長が就任した。政府と企業再生支援機構の強い要請を受けて取り組んだJAL再建の切り札となったのが、京セラの経営管理手法「アメーバ経営」であった。アメーバ経営の最大の特徴は、会社組織を「アメーバ」と呼ばれる小集団に分け、各アメーバのリーダーがまるで経営者のように小集団経営を行うことだ。

推薦者 泉谷 直木
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『リーダーシップ・チャレンジ』[原書第五版]
(ジェームズ・M・クーゼスほか/著)

本書は、1982年に出版されて以来、リーダーのための実践的ガイドブックとして愛読されている『リーダーシップ・チャレンジ』の最新版。リーダーシップ・チャレンジとは、リーダーが人を動かし、組織に非凡なことを起こすための方法である。