組織変革

『セキュアベース・リーダーシップ』
(ジョージ・コーリーザーほか/著)

企業や組織を率いるリーダーには、ビジョン、信頼感、創造性、達成意欲、エンパワーメント(権限委譲)など、様々なものが求められる。中でも高い成果をあげるリーダーとなるために、重要な特性は何だろうか。スイスの名門ビジネススクール IMDでは、それはメンバーの「セキュアベース」となれることだと教える。

『評伝 小嶋千鶴子―イオンを創った女 』
(東海友和/著)

戦後、三重県四日市の呉服店「岡田屋」は、ジャスコ、そして流通業界で日本を代表するイオングループへと発展した。創業家 岡田卓也氏(イオングループ名誉会長)の実姉として人事・組織戦略を担当し、その飛躍の礎を築いたのが小嶋千鶴子氏である。本書は裏方に徹した同氏の人事・経営手腕を埋もれさせるのは惜しいと出版された初の評伝だ。

『パーパス・マネジメント―社員の幸せを大切にする経営』
(丹羽真理/著)

昨今、生産性向上や働き方改革の文脈で様々な議論がなされているが、どうやって労働時間を削減するか、といった手法論に終始してしまうことが多い。だが働き方改革の本来の目的は、多様な働き方を可能にすることで、誰もが活躍し、幸せに働ける社会を実現することだ。当然そこでは働く個人それぞれの人生の目的や働く意義が重要になる。

『人が集まる職場 人が逃げる職場』
(渡部 卓/著)

慢性的な人手不足や、雰囲気が悪い、社員のメンタルヘルスに問題があるなど、「人が逃げる職場」は数多く存在する。本書は、「人が逃げる職場」になる原因と対策を多くの事例とともに解説し、そんな職場をなんとか変えようと腐心している経営者やマネジメント層が、「人が集まる職場」をつくるための手引きとなる一冊だ。

『江戸のCFO 藩政改革に学ぶ経営再建のマネジメント』
(大矢野 栄次/著)

江戸時代、諸藩は参勤交代や幕府の公共事業の費用を負担し、時に大洪水や凶作など自然災害に見舞われることもあり、莫大な借金を抱え込んでいた。その結果、武士の多くは日々の生活にも困るありさまだったという。貨幣経済が発展する中、苦しい経済状況にある藩政改革の推進役となったのが、藩主を含む多彩な財政家だ。

『人事こそ最強の経営戦略』
(南 和気/著)

現在、多くの日本企業の経営戦略において「グローバル化」は必須の課題だ。ただし、そうしたグローバル戦略を支える人事戦略については、実はまだ確立した理論は少ない。本書はそんな“グローバル人事”領域における人事戦略や施策を、フレームワークやステップごとに体系的かつ明快に解説した、グローバル人事の教科書というべき一冊である。

『生きている会社、死んでいる会社―「創造的新陳代謝」を生み出す10の基本原則』
(遠藤 功/著)

AIやIoT、ロボティクスなどの先進技術が同時多発的に生まれ、これまでの企業戦略やビジネスモデルを陳腐化しようとしている。こうした経営環境の大変化の中、かつて世界を驚かすイノベーションを生み出してきた日本企業の多くは存在感を示せていない。それどころか、日本には「死んでいる会社」があまりにも多いと著者は喝破する。

『軌道―福知山線脱線事故 JR西日本を変えた闘い』
(松本創/著)

2005年4月に発生し、乗客と運転士107名が死亡、562人が重軽傷を負う未曽有の惨事となったJR福知山線脱線事故。本書は、被害者感情や責任追及の思いを封印し、異例とも言える加害企業との共同検証を呼びかけた一人の遺族の 13年間の「軌道」を描いたノンフィクションだ。

『ノウハウ・マネジャーの教科書』
(久野正人/著)

「ノウハウ・マネジャー」という言葉をご存じだろうか。インテル社 元CEOの故アンドリュー・S・グローブ氏が注目していた新たなミドルマネジメント層の概念であり、専門性を持ちながらも、現場をリードし、 上司を動かして仕事の成果をあげるビジネスパーソンのことだ。その特徴として、部課長などのポジションの有無にかかわらず、現場で仕事のノウハウやスキルを周囲に示していくことが挙げられる。

『「働きがい」の伝え方』
(海野忍/著)

ビジネスパーソンの多くは、1日の大半を過ごす会社で生き生きと働きたいと願っているし、経営者も若手社員や中間管理職にモチベーション高く働いてほしいと思っている。組織が大きくなっても、そうした組織であり続けるにはどうしたらよいのか。NTT入社後 40年以上のサラリーマン生活を送り、関連会社社長などを歴任してきた著者が見つけたその1つの答えは、経営者やマネジメント層が、社員や部下に向けて「働きがい」を伝え続けることだ。