生き方

『現代暴力論―「あばれる力」を取り戻す』
(栗原 康/著)

民主主義社会において、「暴力」は忌避されるべきものだ。しかし、そこで思考停止せずに、実は「われわれは国家から一方的に暴力をふるわれている」としたらどうだろう。本書では原発事故以来、そうした国家の暴力がさらに強くなっていると指摘、大正時代のアナキスト大杉栄の思想を軸に、暴力、すなわち「あばれる力」を再考する。

『無敵の経営』
(北川八郎/著)

企業経営の世界では戦略、競合、ターゲット(標的)など、戦争や戦場での理論や用語が多く使われている。しかし、本書のタイトルにもなっている「無敵」とは、歯向かう敵を圧倒的に打ち倒して「向かうところ敵無し」の状態ではない。それは、味方を増やし、そもそも敵を作らない境地を目指す「無敵」である。

『世界最高の処世術 菜根譚』
(守屋 洋/著)

『菜根譚』は中国・明代末期にに洪自誠(応明)によって書かれ、処世訓の名著、経営者の必読書として多くのビジネスリーダーの座右の書としても挙げられている。菜根(菜っ葉などの粗食)は、かみしめれば味わい深いという故事に由来する書名の通り、短い文章のなかに本質的な人間洞察を見つけることができる中国古典の傑作である。そんな菜根譚のエッセンスを、中国古典学の大家である守屋洋氏がわかりやすく解説しているのが本書だ。

『たった一人の熱狂——仕事と人生に効く51の言葉』
(見城徹/著)

最近、仕事で「熱狂」したのはいつだろうか?この質問にすぐ答えられないのであれば、ぜひ本書を手に取って頂きたい。本書は、出版不況のなかで数々のベストセラーを生み出してきた幻冬舎代表取締役社長・見城徹氏が、圧倒的結果を出すための仕事論や人生論を書き下ろした一冊である。

推薦者 宮内義彦
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『櫛挽道守(くしひきちもり)』
(木内 昇/著)

幕末の木曽山中の藪原(やぶはら)宿を舞台に、櫛職人の家に生まれた長女登瀬という女性の人生を描いた作品である。登瀬は名工と呼ばれる父の櫛挽(ひ)きの技に幼い頃から魅せられ、跡取りであった弟の早世、家族との確執など、様々な苦労を重ねながら、父の背を追い、ひたすら櫛挽きの道に励む。

推薦者 税所篤快
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『逆境を越えてゆく者へ』
(新渡戸稲造/著)

新渡戸稲造氏の名著『修養』『自警』から「人生の逆境」に立ち向かうための心構えを抄録し、平易な日本語にして新たに出版された一冊。100年以上に渡り読み継がれ、特に激動の時代であった明治・大正・昭和を生きた新渡戸氏のメッセージは、先の見えない時代と言われて久しい現代の人の心をも動かすものである。

推薦者 小笹 芳央
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『リンゴも人生も傷があるほど甘くなる』
(外山 滋比古/著)

本書は、これまで幅広い分野における研究・評論を発表してきた『知の巨匠』、外山滋比古氏による生き方の指南書である。自信を失った日本人がこれからの社会をどうやって生きていくべきかについて、「失敗は最高の教師」「厄介なことは忘れるに限る」「”欲、半分”を目指す生き方」という三つのテーマからなる全34話に、貴重なヒントが散りばめられている。

推薦者 金城拓真
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『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰』
(池田貴将/著)

「誰よりも熱く、誰よりも冷静だった天才思想家」吉田松陰は、黒船が来航して以来、混乱の極みにあった、幕末の日本という国を本気で想い、最終的にはその過激な思想をとがめられ、30才の若さで処刑されている。有名な「松下村塾」で、吉田松陰が教えた期間はわずか2年半ながら、高杉晋作や伊藤博文、品川弥二郎、山縣有朋をはじめ、明治維新の立役者と、後の総理大臣2名、国務大臣7名、大学創設者2名、という人物を生んだ。

推薦者 渡邉英二
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『理は変革の中に在り』
(野村 克也/著)

本書は野村克也・元監督が、人生を生き抜くための生き方・考え方を語った一冊。80歳を迎えようとする今なお「野球について考えることをやめられずにいる」という著者は、成長に必要なものは自らの不器用さや挫折などがもたらした「苦労」であると断言する。そこで育まれた「思考」「感性」「勇気」によって、人は自らを変革し続け、成長できるのだ。

推薦者 村上憲郎
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『道は開ける<新装版>』
(デール・カーネギー/著)

本書は、すべての人間に共通する「悩み」の実態とその克服法について述べた本である。著者、D・カーネギーは、徹底的に「悩み」の実態解明に取組んだという。本書では「悩み」についての古今東西の専門書の知識をかみ砕き、整理し直したうえで、著者自身による実験結果、数多くの体験談を織り交ぜながら「悩み」の完全な克服法が提示されている。時代を経ても変わらない真実が書かれた一冊として世界中でロングセラーとなっている。