
『大前研一ビジネスジャーナル No.8』(アイドルエコノミー~空いているものに隠れたビジネスチャンス~)
大前研一氏が、グローバルなビジネストレンドや旬のビジネスモデルを経営者層向けに語る『大前研一ビジネスジャーナル』シリーズの第 8弾。本号では「アイドルエコノミー~開いているものに隠れたビジネスチャンス」と題し、物、時間、専門家など、空き(アイドル)リソースを活用するビジネスモデルを特集する。
大前研一氏が、グローバルなビジネストレンドや旬のビジネスモデルを経営者層向けに語る『大前研一ビジネスジャーナル』シリーズの第 8弾。本号では「アイドルエコノミー~開いているものに隠れたビジネスチャンス」と題し、物、時間、専門家など、空き(アイドル)リソースを活用するビジネスモデルを特集する。
経営を取り巻く環境は近年激変し、さらに国内市場は成熟期に入り、企業はグローバル化、デジタル化などへの対応が喫緊の課題となっている。こうしたなかで非連続な成長を続けていくための市場創造(イノベーション)について、BCG(ボストンコンサルティンググループ)の最新経営メソッドを解説したのが本書だ。
「今、横浜 DeNAベイスターズが元気だ。」横浜の街には、そんな「空気」が広がっている。ホームである横浜スタジアムへの来場者数は年々増えており、2011年に 24億円あった球団の赤字は 2016年には黒字転換の見通しである。だが、リーグ 3位となった 2016年を除き、ここ 5年間チームの成績は低迷していた。にもかかわらず観客動員が増え続けた理由は何なのか。
「オリジナルな人」、すなわち歴史上の偉人や発明家、起業家といった自らのビジョンを実現した人々は、勇敢なリスクテイカーであり、一般人とは異なると考える人も多い。だが著者はそれを否定し、彼らもまた恐れや自己不信と闘いながらリスクのバランスをとっていたこと、そして誰もがオリジナリティを発揮できること科学的に証明していく。
1970年代から活躍するデザイン界の重鎮であり、「デザイン思考」の創始者の一人でもある著者によれば、「天才」とは洞察をイノベーションに変え、その過程でわれわれの世界観を変えてしまう人、つまり創造性(クリエイティビティ)を独創性(オリジナリティ)にまで引き上げられる人のことを指す。
議事録から資料作成、プレゼンまで、仕事とメモは切り離せない。だが、仕事で取ったメモをほとんど見返したことがない…、効果的なメモの取り方がわからない…という方は多いのではないだろうか。本書は、そんな取りっぱなしのメモではなく、アイデア発想につなげる「攻め」のメモ術を解説する一冊だ。
2015年、中国の株価が暴落したが、「爆買い」中国人観光者数は衰えなかった。日本国内の経済効果は5,000億円以上といわれ、小売やサービス業などに大きな恩恵をもたらしている。こうなると気になるのが、「爆買い」はいつまで続くのか、その後何が起こるのか?という点だ。本書では丹念な取材を通じて、こうした疑問に迫っている。
「デザイン思考」は、新しい事業、商品やサービスプロセス等を創る「創造的問題解決の方法」として、現在では世界のトップMBAスクールでもこぞって教えられている。本書ではP&Gのマーケター出身の佐宗邦威氏が、米国デザイン教育の最先端であるイリノイ工科大学デザインスクールへの留学やソニーでの新規事業創出を経て体得したデザイン思考を、基本からわかりやすく解説する。
「問題解決」と聞くと、ロジックツリーやMECE(モレなくダブりなく)といった分析的な思考プロセスに目が向きがちだ。しかし、こうした手法ではなかなかクリエイティブな発想は生まれない。そこで、本書では問題解決において最も創造性が必要とされる、解決策を発想する強力な手法を「12の思考ツール」として解説する。
誰もが「失敗から学ぶ」ことは大切だとわかっていながら、なかなか実行は難しい。ましてや大きな損害があったりすると、失敗を直視したくないし言いたくもないのが人情だ。しかし株式会社武蔵野 社長の小山昇氏は、数多くの失敗を文字通り糧として、優良企業をつくりあげた。本書はそんなの失敗の数々を余さず語った一冊である。