思考法

新着

『孤独―ひとりのときに、人は磨かれる』
(榎本 博明/著)

SNSやコラボレーション、オープン・イノベーションなど、「つながる」ことに価値があるのはいうまでもないことだが、逆に創造性における「孤独」の価値も見直され始めている。「最上の思考は孤独のうちになされ、最低の思考は混乱のうちになされる」(エジソン)など、過去の偉大なクリエイターたちが孤独の価値に言及したコメントも多い。

『機会損失―「見えない」リスクと可能性』
(清水勝彦/著)

「機会損失」とは、「何かをやること」で「できなくなったこと」による損失、つまり意思決定に失敗し、より多くの利益を得られたであろう機会を逃してしまうことだ。こうした機会損失は個人から国家レベルまで存在するが、本書では、中長期計画やデータ分析、組織構造など、特に企業経営における機会損失を深く分析し、その対策を論じる。

『構想力の方法論』
(紺野登、野中郁次郎/著)

日本人は大きな構想を描いたり、イノベーションを起こすのが苦手であるとよく言われる。しかし複雑性を増す時代背景のなか、自ら未来を描き形にしていく構想力への社会的要請は高まっている。しかも今までのように政府や大企業だけが構想を描くことには限界があり、今後は、一地域や個人などにも大きな構想を描く力が求められているのだ。

『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』
(西岡 壱誠/著)

「読書術」に関する書籍の多くは、効率よく本の内容をインプットする手法を解説する。そんな中で本書は、読書で「地頭力」を鍛えるという異色の一冊だ。著者は歴代東大合格者ゼロの無名校の落ちこぼれ(元偏差値35)状態から一念発起、自ら考案した「『読む力』と『地頭力』を身につける読み方」の実践によって東大に合格した現役東大生。

『MBA 100の基本』
(グロービス、嶋田毅/著)

「基本」とは長い年月をかけて築き上げられてきたその分野のエッセンスであり、その重要性はスポーツや勉学に限らず、ビジネスにおいても変わらない。本書は、ビジネスにおける基本として、論理思考、問題解決、経営戦略、マーケティング、リーダーシップ、会計、ファイナンス、新事業創造などの11テーマ100のポイントをまとめたものだ。

『「学習する組織」入門 — 自分・チーム・会社が変わる 持続的成長の技術と実践』
(小田理一郎/著)

技術革新やグローバル化の進展などにより、企業を取り巻く環境の変化は激しさを増している。そうした時代における組織開発理論として近年注目を集めているのが、ピーター・センゲ氏が提唱した「学習する組織」だ。学習する組織とは、集団としての意識と能力を自発的・継続的に高め続ける組織のことで、特定のメンバーに頼るのではなく、組織として高いパフォーマンスを上げることを目指すため、環境の変化にも適応しやすい。

『論点思考 ―BCG流問題設定の技術』
(内田和成/著)

上司から与えられた仕事に対し、「これは本当にやるべきことなのか」と感じた経験はないだろうか。著者曰く、このような問題意識を持てるか否かが仕事の成否を分ける。なぜなら、「論点」すなわち今解くべき問題の設定が間違っていては、正しい答えは出せないし、企業は限られた経営資源のなかで、抱える問題の全てを解決することはできないからだ。

『仮説思考 ―BCG流 問題発見・解決の発想法』
(内田 和成/著)

思い切った意思決定ができない、問いを立てることが苦手、といった課題を抱えるビジネスパーソンが日本には多く、本書にも、新人コンサルタント時代に「枝葉の男」と評されたという著者のエピソードがある。だが、細かい枝葉の分析や解決ができても、問題の全体像、幹の部分を描けないと本質的な解決にはならない。

『深く、速く、考える。』
(稲垣公夫/著)

グローバルな人材競争と人工知能などの進化により、今後どの分野でも、ビジネスパーソンには「深い思考」、すなわち表面的な事象ではなく、本質を素早く見極める力が求められる。なぜなら、どんな専門的な仕事でも、定型的な「浅い思考」は機械で代替可能だからだ。本書はそのための「深速思考」(=深く速く考える思考)を解説した一冊だ。

『「洞察力」があらゆる問題を解決する』
(ゲイリー・クライン/著)

私たちは個人・組織を問わず、パフォーマンスをあげるために、論理的・分析的に「いかにミスをなくすか」という方向に思考しがちである。そうした「見える問題」を減らすことはわかりやすいし、指標化しやすいからだ。一方で「ひらめき」とも呼べる、他の人に「見えない問題を見抜く力」は、問題解決の強力な武器になる。