思考法

『読解力の強化書』
(佐藤 優/著)

「読解力」というと、一般的にテキスト情報を読み解く力と考えられている。だが本書でいう読解力はそこにとどまらない。対象がテキストであれば文意を理解し、「行間を読む力」であり、対人コミュニケーションであれば、相手の主張や立場を理解し、相手の論理で考えるという「思考の幅」を持つことだという。

『知の巨人たちの「考え方」を一冊で、一度に、一気に学びきる グレートメンタルモデル』
(シェーン・パリッシュほか/著)

人生においてもビジネスにおいても、複眼的な視点と合理的な判断力が必要だ。だが、複眼的視点や判断力を養うには、あらゆる分野の知識や多様な経験が求められるため、日常生活の中でこれらを身につけていく備えることは容易ではない。そこで先人たちの経験や頭の中を知ることができれば、経験にかける時間をショートカットできるはずだ。

『ノイズに振り回されない情報活用力』
(鈴木 進介/著)

インターネットやSNSの発達によって、ビジネスパーソンを取り巻く情報の量は昔とは比べられないほど増えてきている。こうした状況においては、ノイズ(余分で価値がない情報)を除去しながら、何が価値ある情報かを見極める力、そしてそれらを咀嚼し、自らのビジネスや生活に活かすスキルが必要だ。

『The Number Bias—数字を見たときにぜひ考えてほしいこと』
(サンヌ・ブラウ/著)

ビジネスシーンのみならず、政治、経済、科学、医療、世論など、様々な分野において「数字」は客観的事実であり、重要な判断基準とされている。だが人々が目にする統計調査やデータなどの数字には、すでに誰かの主観的な意図が入っていることもあれば、受け手が間違った解釈をしてしまうことも多い。

『GAFAMのエンジニア思考』
(アレックス・カントロウィッツ/著)

グローバル社会を席巻する GAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)では、今でも年々成長を続けている。その背景にはイノベーションが生まれやすい企業文化「エンジニア思考」があるという。エンジニア思考とは、テクノロジー重視の態度ではなく、構築や創造、変革の文化を支えるエンジニア由来の考え方のことだ。

『東京藝大美術学部 究極の思考』
(増村岳史/著)

近年、ビジネス環境の不確実性が増し、データ分析やロジカルシンキングの限界が指摘されている。そうしたトレンドのなかで、アーティストやデザイナーの考え方をビジネスに取り入れようとする思考法である「デザイン思考」や「アート思考」、そして MFA(美術学修士)取得などが注目を集めている。

『観察力の鍛え方』
(佐渡島庸平/著)

ビジネスでも創作活動でも、いいアウトプットを出すには、いいインプットを行う必要がある。そして、質の高いインプットに必要となるのが、自分の仮説と現実のズレに気づく「観察力」だ。この観察力の差が、同じものを見たり経験したりしても、アウトプットの質が人によって大きく異なる理由なのだ。

『パラダイムシフト―新しい世界をつくる本質的な問いを議論しよう』(ピョートル・フェリクス・グジバチ著)

コロナショックは、人々の考え方や価値観をも変化させつつある。例えば、多くの企業で在宅勤務が浸透し、オンラインでのコミュニケーションに違和感を持つ人は少なくなった。「当たり前ととらえられていた認識や思想、社会的価値観が劇的に変化する」ことを「パラダイムシフト」というが、まさにその予兆が起こっているのだ。

『経営の知的思考―直感で発想 論理で検証 哲学で跳躍』
(伊丹敬之/著)

ビジネスや経営において、「論理」やロジックの重要性に加え、「直感」や感性の重要性にも注目が集まってきている。本書ではそこにさらに「哲学」を加え、経営における決断→実行のための思考の筋道を解説する。具体的には、直感で発想し、論理でその発想を検証し、最後に哲学で跳躍をする思考法である。

『運を加速させる習慣』
(矢澤亜希子/著)

ビジネスや勝負事の世界では、「運」の良しあしが勝負を分けるといわれることが多い。本書はその「運」を科学し、運を創り出す方法に迫った一冊だ。世界で競技人口3億人を誇るボードゲーム「バックギャモン」世界チャンピオンの著者によれば、私たちは自分にとって都合のいいことが起きると「運」がいいと感じる。