思考法

『MBA 100の基本』
(グロービス、嶋田毅/著)

「基本」とは長い年月をかけて築き上げられてきたその分野のエッセンスであり、その重要性はスポーツや勉学に限らず、ビジネスにおいても変わらない。本書は、ビジネスにおける基本として、論理思考、問題解決、経営戦略、マーケティング、リーダーシップ、会計、ファイナンス、新事業創造などの11テーマ100のポイントをまとめたものだ。

『「学習する組織」入門 — 自分・チーム・会社が変わる 持続的成長の技術と実践』
(小田理一郎/著)

技術革新やグローバル化の進展などにより、企業を取り巻く環境の変化は激しさを増している。そうした時代における組織開発理論として近年注目を集めているのが、ピーター・センゲ氏が提唱した「学習する組織」だ。学習する組織とは、集団としての意識と能力を自発的・継続的に高め続ける組織のことで、特定のメンバーに頼るのではなく、組織として高いパフォーマンスを上げることを目指すため、環境の変化にも適応しやすい。

『論点思考 ―BCG流問題設定の技術』
(内田和成/著)

上司から与えられた仕事に対し、「これは本当にやるべきことなのか」と感じた経験はないだろうか。著者曰く、このような問題意識を持てるか否かが仕事の成否を分ける。なぜなら、「論点」すなわち今解くべき問題の設定が間違っていては、正しい答えは出せないし、企業は限られた経営資源のなかで、抱える問題の全てを解決することはできないからだ。

『仮説思考 ―BCG流 問題発見・解決の発想法』
(内田 和成/著)

思い切った意思決定ができない、問いを立てることが苦手、といった課題を抱えるビジネスパーソンが日本には多く、本書にも、新人コンサルタント時代に「枝葉の男」と評されたという著者のエピソードがある。だが、細かい枝葉の分析や解決ができても、問題の全体像、幹の部分を描けないと本質的な解決にはならない。

『深く、速く、考える。』
(稲垣公夫/著)

グローバルな人材競争と人工知能などの進化により、今後どの分野でも、ビジネスパーソンには「深い思考」、すなわち表面的な事象ではなく、本質を素早く見極める力が求められる。なぜなら、どんな専門的な仕事でも、定型的な「浅い思考」は機械で代替可能だからだ。本書はそのための「深速思考」(=深く速く考える思考)を解説した一冊だ。

『「洞察力」があらゆる問題を解決する』
(ゲイリー・クライン/著)

私たちは個人・組織を問わず、パフォーマンスをあげるために、論理的・分析的に「いかにミスをなくすか」という方向に思考しがちである。そうした「見える問題」を減らすことはわかりやすいし、指標化しやすいからだ。一方で「ひらめき」とも呼べる、他の人に「見えない問題を見抜く力」は、問題解決の強力な武器になる。

『人とチームの魅力を引き出す ドラマ思考のススメ』
(平野秀典/著)

「人生はドラマ」という言葉は誰しも聞いたことがあるはずだが、実際にこの言葉をビジネスや処世術として活用できている方は少ないはずだ。しかし、この言葉は想像以上に奥深い。人生をドラマだと考えることで、人間関係や想定外の出来事、人生のマイナス局面に振り回されずに人生の主導権を握ることができるのだ。

『プロフェッショナル シンキング』
(大前研一/監修、宇田左近、平野敦士カール、菅野誠二/著)

本書では、そうした「未来を見通す思考力」を養い、ビジネスに活かす考え方を、大前研一氏が主催するビジネス・ブレイクスルー(BBT)大学の講師陣が解説している。まず前提となるのは、組織のお作法などによる「思考逃避」を断ち切ることだという。日本人は特にこうした前例主義に陥りやすく、健全な批判精神があってはじめて現状を正確に認識できる。

『21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由』
(佐宗 邦威/著)

「デザイン思考」は、新しい事業、商品やサービスプロセス等を創る「創造的問題解決の方法」として、現在では世界のトップMBAスクールでもこぞって教えられている。本書ではP&Gのマーケター出身の佐宗邦威氏が、米国デザイン教育の最先端であるイリノイ工科大学デザインスクールへの留学やソニーでの新規事業創出を経て体得したデザイン思考を、基本からわかりやすく解説する。

『最高の答えがひらめく、12の思考ツール——問題解決のためのクリエイティブ思考』(I.アトキンソン/著)

「問題解決」と聞くと、ロジックツリーやMECE(モレなくダブりなく)といった分析的な思考プロセスに目が向きがちだ。しかし、こうした手法ではなかなかクリエイティブな発想は生まれない。そこで、本書では問題解決において最も創造性が必要とされる、解決策を発想する強力な手法を「12の思考ツール」として解説する。