失敗から学ぶ

『未来をつくる起業家~日本発スタートアップの失敗と成功20ストーリー』
(ケイシー・ウォール/著)

大型の資金調達や上場がメディアを賑わし、ベンチャー(スタートアップ)業界が活気づいているが、Softbank 孫正義氏のようなビッグネームではなく、より身近でリアリティのある起業ストーリーは、実はあまり世に出ていない。そこで、本書では、アメリカ人ヘッドハンターが、日本のIT起業家20人のストーリーに迫っている。

推薦者 岩田松雄
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『社長失格 – ぼくの会社がつぶれた理由』
(板倉 雄一郎/著)

Windows 95の発売により、インターネットブームが起こった頃、著者の板倉雄一郎氏は画期的なネット広告事業「ハイパーシステム」で一躍時の人となった。しかしこの事業は巨額の負債を抱え自己破産という結末を迎えてしまう。何か企業を倒産に追いやるのか、企業経営の本質に迫るドキュメンタリー。

推薦者 野間幹晴
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『異端児たちの決断 日立製作所 川村改革の2000日』
(小板橋 太郎/著)

2008年の世界金融危機で、不沈艦と呼ばれた日立製作所グループも巨額の赤字を計上し、経営陣刷新でこの難局を乗り切った。本書は川村改革と呼ばれた構造改革の指揮をとった川村隆新社長と経営陣の約5年間、2000日を追ったドキュメンタリーである。興味深いのは、この経営陣刷新がいわゆる「若返り」ではなかったことだ。

推薦者 渡邉英二
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『しんがり 山一證券 最後の12人』
(清武英利/著)

本書はかつて四大証券会社の一角を占め、巨額の不正会計事件ののち破綻に至った山一證券の清算業務を遂行し、その最期を見届けた12人の社員たちのドキュメンタリーである。幹部たちも次々と逃げ出す状況のなか、彼らはなぜこのような「貧乏くじ」と言える仕事を引き受けたのか。

『林原家 同族経営への警鐘』
(林原健/著)

2011年に経営破綻した岡山の名門企業・林原。4代目社長・林原健氏と専務である弟・林原靖氏は二人三脚で役割分担しながら経営を行い、同族経営の強みを最大限に発揮していたと思われていた。林原はなぜ、巨額の粉飾決算に手を染め、倒産してしまったのか。その原因の根底には、経営者兄弟の関係性、さらには林原家の特異性があった。

推薦者 野間 幹晴
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『チャイナ・ジャッジ 毛沢東になれなかった男』
(遠藤 誉/著)

毛沢東になろうとして、それゆえに中国の権力中枢に駆け上がることに失敗した男、薄煕来。暴力団への接近、盗聴、5000億円ともいわれる不正蓄財といった手段を選ばぬ方法で「第2の毛沢東になる」野望をとげようとしていた。しかし2012年、薄煕来に「チャイナ・ジャッジ」が下され、事実上失脚する。中国、そして薄一家に何が起きていたのか?中国高官と太いパイプを持つ著者が薄煕来事件とチャイナ・ジャッジの真相に迫る。

『怒られ力 新社会人は打たれてナンボ! 』
(桂 福丸/著)

各種調査によって「最近の若者は怒られ慣れていないので打たれ弱い」と言われて久しいが、本書は、誰にとっても心地よいものではない「怒られる」ということにフォーカスし、いかに「怒られたことを受け止め、それを自らの成長に役立てるか」を説いた一冊である。著者の桂福丸氏は、難関である灘中・灘高校→京都大学法学部と進み、卒業後6年間のフリーター生活を経て28歳から「落語家」の世界で活躍しているユニークな経歴の持ち主。

推薦者 野間幹晴
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『失敗の本質―日本軍の組織論的研究』
(野中 郁次郎ほか/著)

本書は、大東亜戦争(太平洋戦争)における作戦の失敗を日本軍の“組織的失敗”として社会科学的アプローチによって分析し、現代の組織に活かすことを目的とした、学際的な組織論である。合理的・近代的な組織であったはずの日本軍は、合理性や効率性とは反するふるまいをみせ、それが敗戦へとつながっていった。

『失敗が教えてくれること』
(竹内薫/著)

本書は誰しもが避けて通れない「失敗」というテーマについて、科学的見地からその本質に迫った一冊。著者はNHK「サイエンスZERO」のナビゲーターとしても活躍し、わかりやすい科学解説に定評がある理学博士の竹内薫氏。

推薦者 崔 真淑
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『金融リスク管理を変えた10大事件』
(藤井 健司/著)

金融リスクとは何か、金融リスク管理はどのように変遷してきたのか。本書はその問いに第一線で活躍するプロフェッショナルが答えた一冊である。著者はみずほ証券のグローバルリスクマネジメントヘッドを務める金融リスク管理の第一人者 藤井健司氏。