中国

『世界史とつなげて学ぶ 中国全史』
(岡本隆司/著)

昨年来、米中貿易戦争がメディアに取り上げられない日はない。今後数十年の世界経済においては、米国が覇権を保ち続けるとも、中国やインドが台頭するとも言われている一方で、中国の景気減速傾向も明らかになりつつある。また、中国は尖閣諸島問題、南沙諸島や香港デモなど、東アジア全体の政治情勢にも大きな影響を与えている。

『事例でわかる 新・小売革命―中国発ニューリテールとは?』
(劉 潤 /著)

中国の小売市場は今、巨大IT企業であるアリババ、テンセントをはじめ、総合家電メーカーのシャオミ、EC事業者、ショッピングモール、零細小売事業者などが入り乱れて競争し、拡大を続けている。そこで EC(オンライン)とリアル店舗(オフライン)両者から注目を集めているのが、「ニューリテール」という概念だ。

『教養として知っておきたい 「民族」で読み解く世界史』
(宇山 卓栄/著)

いまも世界を悩ませる紛争や対立、移民・難民問題、排外的なナショナリズムの勃興といった課題の多くは、「民族」の対立にその原因がある。各地の諸民族はそれぞれの歴史を有し、他の民族と互いに影響を与え合いながら世界史を形作ってきたが、本書は、人種や国民、民族という視点から、そんな壮大な世界史の流れを俯瞰した一冊だ。

『野心 郭台銘伝』
(安田峰俊/著)

2016年、鴻海科技集団(以下ホンハイ)による日本の大手電機メーカー・シャープの買収が大きな話題を呼んだ。同時に、電子機器の受託生産を手掛け一代で世界的な企業をつくりあげた総裁の郭台銘(テリー・ゴウ)にも注目が集まった。だが、この人物は一筋縄ではいかない。

『2020年の中国―「新常態」がもたらす変化と事業機会』
(此本臣吾ほか/著)

踊り場を迎えたといわれる中国経済。いまや業界を問わず、世界経済に大きな影響を与えるその先行きについて、正確な理解が必須である。そこで必要なのは、中国の現状と未来を、過度な悲観論や楽観論に振れることなく、客観的なデータをもとに読み解くことだ。

『「爆買い」後、彼らはどこに向かうのか?』
(中島恵/著)

2015年、中国の株価が暴落したが、「爆買い」中国人観光者数は衰えなかった。日本国内の経済効果は5,000億円以上といわれ、小売やサービス業などに大きな恩恵をもたらしている。こうなると気になるのが、「爆買い」はいつまで続くのか、その後何が起こるのか?という点だ。本書では丹念な取材を通じて、こうした疑問に迫っている。

『データで読み解く中国の未来―中国脅威論は本当か』
(川島 博之/著)

南沙諸島の埋め立て、AIIB(アジアインフラ投資銀行)の設立など、近年中国を巡る動きが目まぐるしい。また、中国の貿易輸出額はこの十数年で約8倍に成長し、2013年に世界一となった。中国は成長を続け”米中二強”時代が訪れるのか、あるいはバブルが崩壊してしまうのか、本書はそれらをデータから丹念に読み込み、中国の未来を冷静に予測した一冊だ。

『China 2049』
(マイケル・ピルズベリー/著)

今後50年、100年の国際政治においては、米国が覇権を保ち続けるとも、中国やインドが台頭するとも言われている。しかし、中国はそんな風には考えていない。すなわち、100年越しの「中国主導の世界秩序」回復を狙っているのだ。その時期は2049年、共産党100周年記念の年であり、そのためのプランは着実に実行されてきたという。

『Alibaba アリババの野望―世界最大級の「ITの巨人」ジャック・マーの見る未来』(王利芬、李翔/著)

2014年にニューヨーク証券取引所で巨額の新規上場果たした「アリババ」(Alibaba)グループ。本書ではアリババの創業前夜から上場まで、そしてジャック・マーの哲学に迫っている。手痛い失敗やソフトバンク孫正義氏とのエピソードなど、なかなか日本からは伺いしれない姿が明らかにされた一冊。

『最強の未公開企業 ファーウェイ
——冬は必ずやってくる』
(田濤、呉春波/著)

世界160カ国に展開、約15万人の社員数を誇る世界第2位の中国通信機器メーカー・ファーウェイ(華為技術)。20数年で急成長を遂げた同社だが、その実態については非上場企業ということもあり殆ど知られていない。本書は謎に包まれた創業者CEOの任正非氏や同社の経営戦略を明らかにした貴重な一冊である。