マーケティング

『小売再生―リアル店舗はメディアになる』
(ダグ・スティーブンス/著)

デジタル技術やインターネットが発達し、従来の小売業者は岐路に立たされている。今までのやり方を変えなければ、アマゾンなどのネット販売との安売り競争とコモディティ化の波に飲まれ、淘汰されてしまうからだ。しかし、リアル店舗が完全になくなる日が来るのかと言うと、そうではないと著者は言う。必要なのは新しい形の店舗なのだ。

『新宿駅の小さな店ベルクは、なぜいつも満席なのか?』
(中山マコト/著)

新宿東口駅ビル地下にある個人経営の喫茶店「ベルク」。コーヒー 216円、ビール 324円の庶民的な価格帯、広さは15坪にもかかわらず、1日の来店客数は約 1500人を数える人気店だ。本書では、目立たない立地、約50人の従業員、高額な家賃といった難しさを乗り越え、30年以上経営を続けるベルクのユニークな経営とファンづくりの秘密に迫る。

『売れる化』
(本多利範/著)

モノが売れない時代と言われて久しい。絶え間なく発売されるたくさんの商品の中から選ばれ、人気商品になるためには、変化していくお客様の心をつかまなければならず、さらに人気を継続することは容易ではない。さらに、どうしたらモノが売れるかを考えることは、経営者やセールス担当者だけでなく、あらゆる職種で必要である。

『デジタルマーケティングの教科書―5つの進化とフレームワーク』
(牧田幸裕/著)

現在、「デジタルマーケティング」という言葉の定義は錯綜している。人によってインターネットプロモーションやデジタルチャネルの利用を指していたり、消費者の行動データを蓄積・活用する手法を指していたりする。これらは間違いではないが、部分的な側面の理解にとどまっており全体像が見えない。それゆえデジタルマーケティングが何かがわかりづらいのだ。

『遠ざけの法則―万人受けを狙わない熱狂的なファンのつくり方』
(中山マコト/著)

顧客を集め、ビジネスを成功させるには様々なやり方があるが、消費者の趣味趣向が多様化・細分化するなかで注目されているのが、万人受けを狙わない戦略、すなわちサービス・商品の個性や特長を極限までとがらせる手法だ。ただし、こだわり切ることで、一定の顧客には嫌われることも覚悟しなくてはならない。

『世界中に販路を拡げる
海外Webマーケティングの教科書』
(高岡謙二/著)

日本企業の国内向けマーケットは、今後少子高齢化によって縮小し続ける。そうした状況下で打開策となり得るのが海外進出だ。たとえニッチな商材でも全世界では巨大なマーケットが存在する可能性があり、さらに現在ではインターネットの普及により、海外向けの情報発信がより効率的に行えるようになっているからだ。一方で、海外事業からの撤退報道をよく耳にするように、海外市場攻略のためには正しい知識と戦略が必要となる。

『「誘う」ブランド ―脳が無意識に選択する。心に入り込むブランド構築法』
(ダリル・ウェーバー/著)

現代は、企業も個人もブランディングが重要な時代だ。特に大企業は、人々の心に自社製品やサービスのブランドを根付かせるために、日夜大量の資金や労力をつぎ込んでいる。しかし、ブランドは目に見えない連想やイメージであるため、戦略的な打ち出しが難しいのもまた事実だ。本書はそんなブランディングの福音となるべく、最新の脳科学研究から、科学的に正しいブランド戦略に迫った一冊だ。

『ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム』
(クレイトン・M・クリステンセンほか/著)

業界の常識を覆すようなイノベーションを起こしたいと考えている企業は多いが、どうしたらイノベーションを起こせるかという部分においては、運任せになっている企業がほとんどだ。それゆえ、近年イノベーション分野では、リーンスタートアップなどの確率論的アプローチが重視されている。しかし本書によれば、プロダクトに対する見方を変えれば、イノベーションが予測可能になるという。その画期的な理論が「ジョブ理論」だ。

『なぜ、日本人は考えずにモノを買いたいのか?』
(松下東子ほか/著)

東日本大震災やアベノミクス、今後迎える超高齢化社会への不安など、日本の経済環境や日本人の生活価値観が大きく変化するなか、消費傾向も変化している。本書はそうした最新の消費者像や消費スタイルを、野村総合研究所(NRI)が約20年間行ってきた時系列大規模調査「生活者 1万人アンケート調査」から明らかにした一冊だ。

『わがセブン秘録』
(鈴木敏文/著)

セブンイレブンは、いまや日本人の生活になくてはならない圧倒的存在として、コンビニ業界を牽引し続けている。そのセブン-イレブンを育て上げたのが、著者であり、日本を代表する名経営者と言われる鈴木敏文氏。本書は、昨年セブン&アイ・ホールディングス CEOを退任した著者のビジネス人生の総まとめともいえる半自伝的経営論である。