マネジメント能力を伸ばす

『マネジメントとは何か』
(スティーブン P. ロビンズ/著)

ネジメントの手法を説く書籍は多いが、個人的な経験に基づいていたり、根拠が希薄な内容の本もまた多い。本書『マネジメントとは何か』は、そうした裏付けのない「マネジメントの迷信」を排し、人間行動や組織行動学の研究成果から、マネジメントに効果的だと実証されている内容を、専門用語を使わずに解説した一冊だ。

『これからのマネジャーの教科書』
(グロービス経営大学院/著)

「中間管理職」とも呼ばれる「ミドルマネジャー」は、日本人にとってはネガティブなイメージの強いポジションでもある。現実に多くのミドルマネジャーは、難しいジレンマやしがらみを抱えて苦しんでおり、これは「管理職になりたくない若者」が増える一因にもなっている。しかし会社を見渡せば、ミドルマネジャーとして生き生きと働き、そのうえで成果も出し続ける人がいるのも確かだ。

『仕事の技法』
(田坂広志/著)

営業、企画、広報、財務など職種や業種に応じて、仕事の進め方や、必要とされるスキルには様々なものがある。だが、どんな仕事でも、仕事は人との「対話」によって成り立っている。本書ではそんな「仕事の技法」の根幹をなす「対話の技法」、なかでも高度な「深層対話力」を解説する。

『シンプルだけれど重要なリーダーの仕事』
(守屋智敬/著)

初めてリーダーや管理職に任命されると、チームの結果を意識するあまり、メンバーだった時代の気持ちやを忘れがちである。その結果、メンバー時代に自分がされてイヤだったことをまたメンバーに行ってしまう。これは、リーダー自ら行動を変える努力の不足、そして、自分のなかに確固たるリーダー像が存在していないことが原因だ。

『オトナ相手の教え方』
(関根 雅泰/著)

大人相手に教えることは、子供相手に教える場合と異なり、相手の年齢、雇用形態などの背景が多様である。さらに、年齢を重ねてきた結果の経験や自分なりの考えを持っており、教える側も、教え方などの専門教育を受けてきたケースは少ない。これが、大人相手に教えることを難しくしている原因の一つだ。

『幼児教育の経済学』
(ジェームズ.J.ヘックマン/著)

「貧困」「教育格差」「国力(労働生産性)低下」などの社会課題は相互に関連しているが、なかでも「教育格差」が是正されなければ、こうした課題は将来も再現されてしまうだろう。そこで本書では、ノーベル賞経済学者の著者が、米国を悩ます「教育格差」を幼少時教育によって変革し、社会の平等性や生産性を向上させる手法を提唱する。

『リーダーシップの哲学』
(一條和生/著)

「リーダーシップ」と聞くと、多くの人はスティーブ・ジョブズなどカリスマ型リーダーを思い浮かべる。しかし、エグゼクティブ教育の第一人者である著者は「リーダーシップには特定の型はない」と語る。つまり各人がそれぞれ、自分なりのリーダーシップ(オーセンティック・リーダーシップ)を発見し、身に付けていかなければならないのだ。

『ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える』
(ラズロ・ボック/著)

従業員数6万人、世界中に70以上のオフィスを構える「大企業」に成長したグーグルだが、同社は自動運転車に代表されるイノベーションやクリエイティビティなど、ベンチャーマインドをいまだ失っていない。それを可能にしているのが、こちらも近年注目を浴びる、世界中から優秀な人材を集める採用力や先進的な働き方・職場環境だ。

『傍流革命——小が大と戦うビジネス・アスリート経営』
(松崎正年/著)

連結売上高1兆円を超え、増収増益基調を続けるコニカミノルタ。本書は2009年から2014年まで5年間経営の指揮をとった松崎正年氏が、在任中の意思決定や戦略、リーダーシップや経営哲学を余さず伝えた一冊である。著者は”傍流”といわれる事業部から社長に上り詰め、「ビジネス・アスリート経営」を標榜し、同社を長期的な成長軌道に乗せた。

『チームの力—構造構成主義による「新」組織論』
(西條剛央/著)

東日本大震災の支援活動において西條剛央氏が立ち上げた「ふんばろう東日本支援プロジェクト」は”小さな力を大きな力に”を実現、10万人以上が関わる日本最大級の支援プロジェクトとなった。その背景には「構造構成主義」、すなわち「価値の原理」「方法の原理」「人間の原理」などの「原理」から成る独自のメタ理論の実践があった。