イノベーション

『「ごきぶりホイホイ」生みの親 大塚正富のヒット塾』(廣田章光、日経ビジネススクール/編著)

大塚製薬で「オロナイン軟膏」「オロナミンC」、後にアース製薬に転じてからも「ごきぶりホイホイ」「アースノーマット」など数々の独創的ヒット商品の開発に携わった元アース製薬社長・大塚正富氏。80歳を超えた今なお、特別顧問として後進の指導にあたるほか、自ら興した会社で社長兼開発責任者を務める筋金入りのヒット・メーカーだ。

『創造と変革の技法―イノベーションを生み続ける5つの原則』
(堀 義人/著)

経営においては変化への対応が注目される。しかし、グロービス経営大学院学長の堀義人氏によれば、「創造と変革」の方法論は時代が変わろうとも不変であり、それは「可能性を信じ、志を立てる」「人を巻き込み、組織をつくる」「勝ち続ける戦略を構築し、実行する」「変化に適応し、自ら変革し続ける」「トップの器を大きくし続ける」の5つである。

『デザイン思考の先を行くもの』
(各務太郎/著)

近年、日本でもデザイン思考を始め、数多くのイノベーション創出のための発想法が紹介されているが、GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)のように世界を変えてしまうような企業や事業はなかなか出てこない。こうした企業に共通するのは、実は個人の「見立てる力」から生まれたビジョン先行型企業という点である。

『孤独―ひとりのときに、人は磨かれる』
(榎本 博明/著)

SNSやコラボレーション、オープン・イノベーションなど、「つながる」ことに価値があるのはいうまでもないことだが、逆に創造性における「孤独」の価値も見直され始めている。「最上の思考は孤独のうちになされ、最低の思考は混乱のうちになされる」(エジソン)など、過去の偉大なクリエイターたちが孤独の価値に言及したコメントも多い。

『構想力の方法論』
(紺野登、野中郁次郎/著)

日本人は大きな構想を描いたり、イノベーションを起こすのが苦手であるとよく言われる。しかし複雑性を増す時代背景のなか、自ら未来を描き形にしていく構想力への社会的要請は高まっている。しかも今までのように政府や大企業だけが構想を描くことには限界があり、今後は、一地域や個人などにも大きな構想を描く力が求められているのだ。

『ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望』
(トーマス・ラッポルト/著)

シリコンバレーを代表する起業家・投資家ピーター・ティール。世界最大規模の決済プラットフォーム・ペイパルの創業者にして、投資家としてもフェイスブックの初の外部投資家を皮切りに、リンクトイン、ヤマー、イェルプなどに出資、巨額のリターンを得た人物である。著書『ゼロ・トゥ・ワン』によって日本でもかなり知られるようになった。

『Real Innovation Mind』
(狩野国臣/著)

「イノベーション」の重要性は多くの企業で認識されているが、人手不足や開発資金の問題などで、特に中小企業ではなかなか新製品開発に着手できないことも多い。だが実は、イノベーションの成功事例とされる iPhoneも、特に革新的技術が使われていたわけではない。つまり技術ではなく、ユーザー視点で新市場を作りだすことがポイントなのだ。

『小さな企業が生き残る』
(金谷勉/著)

どんな会社にも、必ず「強み」がある。自社の強みを活かした商品開発のアイデア、デザイン、販売をサポートすることで、経営不振にあえぐ中小企業の再生に取り組む著者は、そう断言する。本書は、その成功事例や生き残りの「手」を解説し、「地域×技術×デザイン」の視点から、日本のものづくりの再生方法を探った一冊だ。

『サービスイノベーションの海外展開』
(伊丹敬之ほか/著)

日本企業の海外展開といえば製造業のイメージが強いが、近年では飲食・小売りなどサービス産業の進出も相次いでいる。ただし、サービス業は現地従業員が現地の顧客にサービスを提供するため、製造業とは異なる難しさが存在する。本書はそれらを乗り越えて海外でも大きな成功を収めた企業に着目し、サービス業における海外展開の要諦を探る。

『ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム』
(クレイトン・M・クリステンセンほか/著)

業界の常識を覆すようなイノベーションを起こしたいと考えている企業は多いが、どうしたらイノベーションを起こせるかという部分においては、運任せになっている企業がほとんどだ。それゆえ、近年イノベーション分野では、リーンスタートアップなどの確率論的アプローチが重視されている。しかし本書によれば、プロダクトに対する見方を変えれば、イノベーションが予測可能になるという。その画期的な理論が「ジョブ理論」だ。