アート・デザイン

『アート思考―ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法』
(秋元雄史/著)

不確実性が増しつつある現代のビジネス環境では、ロジカルシンキングのような論理・分析的思考の限界が叫ばれている。そこで見直されているのが、既存の仕組みや常識に囚われない表現を追求する「アート」だ。本書では、特に現代アートを切り口に、アーティストのように考え、イノベーションを起こすための「アート思考」の本質に迫る。

『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』
(山口周/著)

近年、欧米有名企業のエリート層がこぞってアートを学ぶ傾向が顕著であり、「アート」的感性の重要性が高まっているという。ビジネスにおいて、論理的・理性的に考える力は重要なスキルだが、実際の企業経営においては、どんなに詳細な分析をしてもうまくいかないことがあるからだ。反対に「直感」からイノベーションが生まれる事例も多い。

『教養としてのアート 投資としてのアート』
(徳光健治/著)

近年、若手経営者が高額なアート作品を落札したことが話題となったように、日本ではアートといえば、高額で、一部の富裕層が買うものというイメージを持っている方が多いのではないだろうか。しかし現在、特に海外では一般層にも手軽に買えるアート・マーケットが広がっており、その流れは日本にも及んできているという。

『流れといのち─万物の進化を支配するコンストラクタル法則』
(エイドリアン・ベジャン/著)

「生命(いのち)とは何か」、この根本的な問いに本書は答える。その答えを導くのが、著者のエイドリアン・ベジャン氏が1996年に発表した物理法則「コンストラクタル法則」だ。この法則は、生物・無生物とを問わず「すべてはより良く流れるかたちに進化する」ことを示したもので、発表後、分野を越えて衝撃を与え、今なお研究が進められている。

『センスメイキング―本当に重要なものを見極める力』
(クリスチャン・マスビアウ/著)

現在の AI(人工知能)の爆発的進化の前提となっているビッグデータ。そこで主に扱われているのは、インターネットの検索履歴や GPSによる行動履歴などの定量的なデータだ。だが、特に想定外や予測不可能な事態においては、人々の感情や感覚、文化、行動様式、社会的文脈といった定性的なデータにこそ真実があらわれていることがある。

『なぜ、世界のエリートはどんなに忙しくても美術館に行くのか?』
(岡崎 大輔/著)

今、多くのビジネスパーソンや経営者の間で、「アート」が注目されている。それは、アート鑑賞によって問題解決能力や言語能力、考え抜く力などが鍛えられるからで、特に海外エリート層は、人生や仕事に役立てるために美術鑑賞を取り入れているという。ただし、漫然とアート作品を眺めているだけでは、そうした力は身につかない。

『小さな企業が生き残る』
(金谷勉/著)

どんな会社にも、必ず「強み」がある。自社の強みを活かした商品開発のアイデア、デザイン、販売をサポートすることで、経営不振にあえぐ中小企業の再生に取り組む著者は、そう断言する。本書は、その成功事例や生き残りの「手」を解説し、「地域×技術×デザイン」の視点から、日本のものづくりの再生方法を探った一冊だ。

『創造&老年 ―横尾忠則と9人の生涯現役クリエーターによる対談集』
(横尾忠則/著)

ピカソ、ミロ、シャガール、葛飾北斎など、90歳を超える長寿を全うした芸術家は多い。しかもその多くは、老いてなお創作意欲衰えることなく次々と作品を発表し続けている。本書は、自らも80歳を超えて活躍を続ける画家の横尾忠則氏が、そんな創作活動と長命の因果関係を足かけ3年にわたり探ったインタビュー・対談集である。

『デザインの次に来るもの』
(安西洋之、八重樫文/著)

近年、経営における「デザイン」の可能性が評価され、デザイナーの考え方やプロセスを体系化した「デザイン思考」にも注目が集まっている。しかし欧州の経営とデザインの最前線では「デザイン思考」に加え、「デザイン・ドリブン・イノベーション」という考え方が両輪として存在し、EUのイノベーション政策の中にも組み込まれているという。そしてその中核にあるのが「意味のイノベーション」というアプローチだ。

『仕掛学 ―人を動かすアイデアのつくり方』
(松村真宏/著)

「仕掛け」とは、人に「ついしたくなる」感情を起こさせ、人の行動を変化させる仕組みのことだ。例えば、ついゴミを投げ入れたくなるバスケットゴールのついたゴミ箱、つい並べ直したくなる統一された背表紙が書かれたコミック…、こうした事例を世界中から集め、その原理や発想法を体系化したのが、「仕掛学」(しかけがく:Shikakeology)である。