書評『一瞬で自分を変える言葉 アンソニー・ロビンズ名言集』
(清水 康一朗/著)

  • 目次
  • 著者プロフィール
はじめに――汝自身になりなさい
第一章 あなたの可能性を解き放つ(unleash your power)
第二章 あなたの状態を高める(manage your state)
第三章 目標を達成する(science of achievement)
第四章 他者との対話、自分との対話(communication)
第五章 ビジネスとお金(business and money)
おわりに――情熱的に生きよう!
著者:清水 康一朗
ラーニングエッジ株式会社代表取締役社長。セミナーポータルサイト「セミナーズ」創始者兼編集長。アンソニー・ロビンズのプラチナパートナーであり、日本国内で初めて公認された唯一のイベントプロモーター。1974年生まれ。静岡県浜松市出身。98年、慶應義塾大学理工学部卒業後、人材業界のベンチャー企業に入社。CRM(顧客関係管理)の本場、アメリカを視察後、大規模なコールセンターを立ち上げて円満退社。2000年、デロイトトーマツコンサルティング(現アビームコンサルティング)に入社し、CRMを担当する。

書評レビュー

本書はセルフ・コーチングや自己啓発の業界で著名な「アンソニー・ロビンズ」が、コーチングに際し使用しているメッセージをまとめた一冊。

アンソニー・ロビンズといえば、ビル・クリントンなどの政治家からアンドレ・アガシのようなスポーツ選手まで、各界の著名人のメンターを務めていることでも有名です(TEDでも講演しています)。

本書では、著者がコーチングに際し使用しているメッセージ(名言)を、目的・シーンごとに5つにカテゴライズし、解説とともに紹介しています。この書評では「あなたの可能性を高める」と「目標を達成する」という章から印象に残ったメッセージをご紹介します。

「あなたの可能性を高める」ためのメッセージ

『決断を習慣にせよ。決断はすればするほど質が高まる。』

ある調査では、成功する人は、素早く決断し、一度決めたことはなかなか変えない、反対に失敗する人は、決断が遅く、せっかく決めたことを簡単に変えてしまう傾向にある、という結果が出ているそうです。

これは、本気で決断していないため、変えることに抵抗感がないからだと筆者は述べています。そして、本気で決断できない理由として、「間違った決断をしたくない」という恐怖心があると指摘します。

しかし、この間違った決断から得られるフィードバックこそが、自身の成長の糧になるのです。

『決断は筋肉と同じように、鍛えれば鍛えただけ強さが増す。いわば「決断筋」が鍛えられ、次第に決断の質は高まってくる。決断して、失敗するからこそ新しい知恵や行動力が手に入る。間違いを恐れずに、決断を習慣にしよう。』

「目標を達成する」ためのメッセージ

『すぐに動け。最高のアスリートは靴を履いてからは考えない。』

参加した会議で「失敗したらどうやって撤退するのか」「その資料はできているのか」というような会話を経験がある方は多いのではないでしょうか。

しかし著者はこのように、すべてにゴーサインが出ないと動けない、先が見えないと「やる」と言えない人物は、いわゆる「できる人間」ではないと言います。

『最高のアスリートもまた、準備が整ったらあとはもう何も考えない。転ぶんじゃないか、みんな強そうだなどと考えていたら、その時点でもう負けは見えている。

本当にできる人間は、まずは「やってみよう」から始める。達成するとは、完璧に整った道を、何の障害もなく進んでいくことではない。何度止まりながらでも、少しずつでも目的地を目指して目指すからゴールできるのだ。』

まとめと感想

本書で記載されているメッセージは、おそらく多くの方が成功体験をした際に無意識に行っていたであろうものが多数言語化されて収録されている印象を受けました。

自己啓発の教科書的な内容となっていますので、モチベーションアップなどに悩まれているビジネスパーソンにはお薦めです。

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