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 新人からトップマネジメントまで、ビジネスパーソンの必須スキルとして「時間管理」は外すことができません。この特集では、時間術の古典的名著から、最新の行動経済学を応用した時間術まで、実践的かつ本質的な時間管理術を説いた 5冊の書籍を紹介しています。時間管理に強くなることはもちろん、より高いレベルのアウトプットを出すヒントも多く得られるはずです。
特集一覧

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『毎日定時で帰っても給料が上がる時間のつかい方をお金のプロに聞いてみた!』(井ノ上陽一/著)
(1)『毎日定時で帰っても給料が上がる時間のつかい方をお金のプロに聞いてみた!』(井ノ上陽一/著):
 本書では、残業が当たり前の職場で定時に帰る仕事術を磨き、税理士として独立後も仕事時間を短縮しつつ年収アップを実現した著者が、毎日定時で帰っても給料が上がる独自の時間術を解説。その時間術のキモは、①制限する(セイゲン)、②時間をずらす(ズラシ)、③スピードを加速させる(カソク)、という3つの行動にあります。

 時間術といえば③の作業スピードのアップや業務効率化に目が向きがちですが、著者にいわせればそれはあくまで最後の手段です。それまでに①②で「時間の天引き」や「他の人と異なる時間の使い方をする」といった下準備がポイントであり、その結果、スピードアップの効果も最大化できるのです。本書ではそうしたテクニックを具体的に説いています。>>要約を読む
 

『成功する人は、2時間しか働かない』(ジョシュ・デイヴィス/著)(2)『成功する人は、2時間しか働かない』(ジョシュ・デイヴィス/著):
 本書では、「作業効率」を上げるのではなく、自分の脳と心が最高の状態(ピーク)を迎えているときに重要な仕事を行うという「生物学」的アプローチから時間管理の秘訣に迫っています。実際に、納期直前などで極限まで集中した密度の濃い時間を経験したことがある方も多いのではないでしょうか。

 コロンビア大学で感情と自己制御を教える著者は、たとえ 1日 2時間でもこうした時間をつくり出せれば、より成功に近づくことができると説き、実践的な 5つの戦略を解説します。時間管理術としてだけではなく、圧倒的な成果を上げるためにも役立つ内容になっています。>>要約を読む
 

『世界トップリーダー1000人が実践する時間術』(谷本有香/著)(3)『世界トップリーダー1000人が実践する時間術』(谷本有香/著):
 金融・経済ジャーナリストとして活躍する著者は、トニー・ブレア氏(元英国首相)、ハワード・シュルツ氏(スターバックス・コーポレーション会長兼CEO)、柳井正氏(ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長)など、1000人以上ものトップリーダーへインタビューを行ってきました。

 本書では、多忙を極めるなか、徹底して時間に対して「意識的」(タイム・コンシャス)に接しているという彼らの時間術をまとめ、「時間を支配する」「ムダな時間をつくらない」「目の前の仕事をしない時間(バッファ)をあえてつくる」など、時間に対するトップリーダーたちの「スタンス」「マインドセット」を明らかしています。 >>要約を読む
 

『いつも「時間がない」あなたに ―欠乏の行動経済学』(S.ムッライナタン、E.シャフィール/著)(4)『いつも「時間がない」あなたに ―欠乏の行動経済学』(S.ムッライナタン、E.シャフィール/著):
 本書は「時間がない」という状態を行動経済学の観点から解き明かした珍しい一冊。サブタイトルにもある「欠乏(Scarcity)」とは、主に資源の希少性を指す経済学用語ですが、こいうした欠乏感は、無意識に人間の心を占領し、その心理が「トンネリング(視野狭窄状態)」や近視眼的行動として現れ、脳の処理能力をも減退させることがわかっています。

 本書では、そうした欠乏に対処する「スラック(突発事態に対処するためのゆとり)」の重要性に着目、個人の時間管理から貧困問題、組織の衰退までの応用を提示しています。著者の二人はそれぞれ、ハーバード大学、プリンストン大学の教授を務める気鋭の行動経済学者です。>>要約を読む
 

『自分の時間 ―1日 24時間でどう生きるか』(アーノルド・ベネット/著)(5)『自分の時間 ―1日 24時間でどう生きるか』(アーノルド・ベネット/著):
 20世紀初頭の英国で発表され、その後、100年以上も世界で読み継がれている時間術の古典的名著。1日は誰にとっても 24時間しかないという、当たり前ながらつい忘れてしまいがちな事実に着目し、その24時間、特に通常の仕事以外の時間をいかに活用して人生を充実させるかについて多くのヒントを示しています。

 一読すれば、通勤時間の過ごし方や、1週間をどのように使うか、内省の重要性、読書法など、その内容が現代のビジネスパーソンにもそのまま通用することに驚かされるだろう。貧しさの中から身を立て、後にイギリスが生んだ「20世紀最大の小説家」と称せられた著者の幸福や成功、勤勉さといった人生の知恵まで説いているのも本書の魅力となっています。>>要約を読む