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特集では毎回旬のテーマやビジネスパーソンが押さえておくべきテーマの必読書を「超ダイジェスト版」でご紹介します。本特集ではAI(人工知能)、IOT(Internet of Things:モノのインターネット化)、自動運転車、ドローンなどテクノロジーの進歩から未来を描いた5冊の良書をまとめてご紹介。テクノロジーが社会とビジネスをどう変えていくのか、あらゆる業界のビジネスパーソン必読です。

ジョブズがデザインしていた未来

『スティーブ・ジョブズがデザインしていた未来』
川北 蒼[著]
<要約を読む>

(1)『スティーブ・ジョブズがデザインしていた未来』(川北 蒼/著):
21世紀に入り、スマートフォンなどの家電からスマートハウスまで、すべてのものがインターネットでつながる技術や環境が急速に整ってきています。

このすべてがネットでつながる「モノのインターネット化」という概念を実際に実現させた先駆者こそ、アップルの元最高経営責任者スティーブ・ジョブズです。

『スティーブ・ジョブズがデザインしていた未来』では、ジョブズが描いた未来像や、スマートウォッチ、ドローンなどのテクノロジーが変える人々の生活を詳しく解説しています。

さらに、それは「スマート工業社会」の波となり、雇用、国家政策まで影響をおよぼしていくのです。米国・韓国などが着々と布石を打つ「スマート工業社会」の到来を、ITジャーナリストの筆者が分かりやすく説いています。
 

クラウドからAIへ

『クラウドからAIへ』
小林雅一[著]
<要約を読む>

(2)『クラウドからAIへ』(小林雅一/著):
「AI」(人口知能)の世界ではいま、グーグル、フェイスブック、アップルなどが巨額の資金を投じてこぞって参入し、自動運転カーがにわかに現実味を帯びるなど、「AI革命」ともいえる活況を呈しています。

本書では「AI」の歴史、周辺企業の動向を含めた現状、そしてビッグデータを超えるともいわれる、AIが未来に与えるインパクトを解説。著者は、これまで何度か「AI」がブームに終わってしまったことを科学技術やビジネス的観点から洞察。今回の「AI革命」がブームでは終わらないことを予測し、その本質は「ビッグデータとAIの相互補完関係」にあると説きます。

自動運転車などのポジティブなものから、軍事兵器などのディストピア的世界まで、さまざまな事例を通じてAIがもたらす未来と、関連する企業群の思惑が冷静に描かれています。
 

データの見えざる手

『データの見えざる手』
矢野和男[著]
<要約を読む>

(3)『データの見えざる手』(矢野和男/著):
本書ではビッグデータ、特にウェアラブル端末によって可能になったヒューマン・ビッグデータ(身体活動から感情の動きまで含む人間のデータ)に着目し、驚きの研究成果と未来の社会像を示します。

本書で明らかにされるのは、自然現象にみられる物理の法則や方程式は、人間の行動にも適応されるという新事実。つまり、人間の行動や組織、社会も予測できるということです。

さらに、AI(人口知能)の発達による人間の能力を超えた「自ら学習するマシン」もすでに実現。ここから導かれる人間とテクノロジーの共存する未来は、可能性にあふれた非常にポジティブなものとなっています。

著者の矢野和男氏は、日立製作所中央研究所の主管研究長を務め、「ビッグデータ」という言葉のなかった約10年前からウェアラブルセンサによる身体活動の研究を続けてきた人間行動研究の世界的な第一人者。
 

ウェブとは即ち現実世界の未来図

『ウェブとはすなわち現実世界の未来図である』
小林弘人[著]
<要約を読む>

(4)『ウェブとはすなわち現実世界の未来図である』(小林弘人/著):
では、特にインターネットやウェブ社会の進化が人間社会に与える影響を解説しています。

タイトルにもあるように、これまで現実社会を模倣してきたウェブから、現実社会がウェブを後追いする(現実世界の未来図がウェブにある)未来が訪れつつあることをさまざまな事例をあげながら本書で説明していきます。

テクノロジーの発達はよく「人間排除的」な文脈で語られることがありますが、著者はFacebookやLINEに代表される「ソーシャルネットワーク」の発達こそが「人間中心主義」を復活させると説き、人とインターネットのポジティブな未来像を明らかにしています。

著者は『WIRED 日本版』『ギズモード・ジャパン』『サイゾー』など、紙とウェブを横断して様々なメディアを立ち上げて日本のインターネットを黎明期から牽引し、現在はインフォバーン社CEOを務める小林弘人氏。
 

デジタルディスラプション

『DIGITAL DISRUPTION』
J.マキヴェイ[著]
<要約を読む>

(5)『DIGITAL DISRUPTION』(ジェームズ・マキヴェイ/著):
本書は、デジタルツールがいかに既存の業種業界に「破壊的イノベーション」を起こすかを、「デジタル・ディスラプション(デジタル時代の創造的破壊)というキーワードでひも解いた一冊。

中学生がアプリをつくりヒットを飛ばすという事例や、3Dプリンタに代表されるように、近年のテクノロジーの進化は、誰にでもイノベーターとなる機会を与え、すべての人に「既存事業モデルの破壊」を可能にします。

その時に旧態依然としたビジネスモデルや企業はどう対応すればよいのか、米国の気鋭のアナリストが、製薬業界など重厚長大な業界からメディアまで、その脅威と可能性を解説します。イノベーション論の古典『イノベーションのジレンマ』の現代版ともいえる内容です。