
『職場の「感情」論』
(相原孝夫/著)
コロナ禍を機に、リモートワークが急速に浸透した。通勤がなくなったことや、時間の融通を利かせやすいことなど、多くの人がメリットを享受する一方で、デメリットも徐々に明らかになりつつある。その1つが、コミュニケーションの問題だ。やはりオンラインのみでは良好な信頼関係を新たに構築したり維持したりすることが難しいのだ。
コロナ禍を機に、リモートワークが急速に浸透した。通勤がなくなったことや、時間の融通を利かせやすいことなど、多くの人がメリットを享受する一方で、デメリットも徐々に明らかになりつつある。その1つが、コミュニケーションの問題だ。やはりオンラインのみでは良好な信頼関係を新たに構築したり維持したりすることが難しいのだ。
現在 20~30代の若手世代にとっては転職が当たり前の時代になったが、「向いている仕事がわからない」「転職に失敗したらどうしよう」と悩む人も多い。転職すべきか今の会社で働き続けるかに迷ったり、「自己分析」や「適性判断」をしてもピンとこない人に必要なのは、自分の強みを理解し、人それぞれ異なる適職の最適解を見つけることだ。
近年、雇用の不安定さは増している。中堅・ベテランとよばれる年代に突入するも、「今の会社でこれ以上出世するのは難しい」「もう若くないし、転職は難しい」「定年まで会社にいられるか分からない/そもそも定年まで会社が続くか不安」といった悩みや焦りを抱えている方も少なくないはずだ。
ビジネスシーンにおいて、何かを説明したり説得したりすることに苦手意識を持つ方は多い。一方で圧倒的に説明がうまい人もいる。本書はそうした一流の伝え方のノウハウを言語化した一冊だ。1万回以上の伝わる話し方セミナーを開催してきた著者によれば、伝わる説明には方法論があり、意外にも訓練すれば誰にでも習得できるものだ。
ビジネスシーンにおいて、次々と新しいアイデアを思いつく人や、聞いた話を即座に理解して論点整理できる人、自然と他人を巻き込むコミュニケーション力がある人などを「地頭が良い」と形容することがある。本書はこうした「地頭力」を「発想力」「論理的思考力」「共感力」と定義し、それらを鍛えるノート術を公開したものだ。
近年、格差の拡大や金融市場の不安定さなど、資本主義経済の限界やゆがみを批判する声が高まってきている。こうした問題に対し、1997年時点で警鐘を鳴らしていたのが本書だ。20年前の発行とは思えないほど現在の資本主義のゆがみの本質をついているだけでなく、むしろその問いかけの普遍性が際立つものとなっている。
コロナ禍によってオンライン商談が増え、対面型営業との勝手の違いに悩む方も多い。しかし、リクルート社の伝説の部署でトップセールスになり、営業研修講師として 26年以上活躍する営業のプロである著者によれば、オンラインでもリアルでも営業の基本行動は変わらない。