
『超速』
(ウィル・デクレールほか著)
ここ数年、日本企業において仕事の生産性向上は主要なテーマとなっているが、なかなか成果があがらないと悩む声は多い。また在宅勤務やテレワークで、仕事とプライベートの切り替えが難しくなったという声も聞かれ、即効性のある生産性向上スキルが今ほど求められている時代はないだろう。
ここ数年、日本企業において仕事の生産性向上は主要なテーマとなっているが、なかなか成果があがらないと悩む声は多い。また在宅勤務やテレワークで、仕事とプライベートの切り替えが難しくなったという声も聞かれ、即効性のある生産性向上スキルが今ほど求められている時代はないだろう。
人はその生涯を終えるとき、後世に何を遺していくべきか。この人生の根本とも言える問題を考えるとき、1894(明治27)年、今から 100年以上前に行われた内村鑑三の講演を書籍化した本書が、大いにその一助になるはずだ。本書で内村は、その時代がかったタイトルとは裏腹に、みずみずしく情熱的、かつ平易な口調でこの問題を語りつくす。
松下電器産業(現パナソニック)を一代で世界的企業に育てた創業者の松下幸之助氏は、自身も運の強さを確信し、採用面接や部下を抜擢する際も、運が強いかどうかを見ていたと言われている。同氏だけでなく、科学的には証明されていなくとも、運や運気の良しあしを気にする経営者やリーダーは数多い。では、運気とは何か。
多くの人は人生に意味や目的を求め、幸福になることをゴールにしている。しかし、忙しい日々を過ごす現代人にとって、改めて「生きる意味」や「幸福」とは何かを考えることは少ない。しかも、幸福になりたいと思えば思うほど、その実現が遠のいてしまうことも多い。本書は、そんな哲学的な問題を正しく考えるための思考法を提示する一冊だ。
コロナ禍でオンライン購買比率が上がる一方で、苦戦を強いられているリアル店舗は多い。この消費者行動の変化は以前から続くトレンドであり、今後、企業ではこれまで以上に実店舗の存在意義が問われるはずだ。だが、そうした中でも売上を伸ばし続けているリアル店舗の一つが、浅草かっぱ橋商店街にある料理道具専門店「飯田屋」だ。
過去のすべての時代、つねに幸福が倫理の中心問題であった。ギリシアの古典的な倫理学がそうであったし、ストアの厳粛主義の如きも幸福のために節欲を説いたのであり、キリスト教においても、人間はどこまでも幸福を求めるという事実を根本として宗教論や倫理学を出立したのである。
近年、買い物、学び、デリバリー、配車サービスなど、様々な業界でオンライン化が進んでいる。現在、こうしたサービスのオンライン化・デジタル化で世界の先陣を切っているのが、米国と中国である。それゆえ、現地で人気の知られざるサービスを知っておくことは、今後さらにデジタル化が進む日本でのビジネスチャンス開拓に役立つはずだ。
中小企業の多くは、「大企業の知名度には勝てない」「費用や時間がかけられない」といった理由から新卒採用に消極的だ。しかし数百社の企業を指導し、自身が経営する会社でも 18年連続増収、離職率3%(10年以上在籍社員の離職率は1%)を実現する著者は、「新卒採用に力を入れなければ、中小企業は生き残れない」と確信しているという。
近年、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量を削減する、「脱炭素化」の動きが世界的に加速している。日本でも政府や地方自治体に続き、企業レベルでも脱炭素化に向けた様々な取り組みが始まりつつある。こうした潮流は SDGs(持続可能な開発目標)とも合致し、一時的なブームで終わることはなさそうだ。