2020 4月

『ピックスリー―完璧なアンバランスのすすめ』
(ランディ・ザッカーバーグ/著)

仕事、家庭、友人付き合いや趣味など、現代人は常にやることに追われており、その結果、どれも中途半端に終わってしまうことも多い。そこで本書が提唱するのが、「ピック・スリー(3つ選ぶ)」、すなわち仕事・睡眠・家族・運動・友人という重要カテゴリーから毎日3つだけを選び、それに注力するという考え方だ。

『QRコードの奇跡―モノづくり集団の発想転換が革新を生んだ』
(小川 進/著)

様々な場所で、独自な模様の「QRコード」を誰もが一度は目にしたことがあるはずだ。今や世界中で使われ、中国などではスマホ決済の主流となりつつある技術だ。今後も普及が進むであろう QRコードは、実はトヨタグループの中核企業で、自動車部品業界最大手のデンソーが 1994年に開発し、日本発国際標準となった稀有なイノベーションである。

『SUPER MTG スーパー・ミーティング』(スティーヴン・G・ロゲルバーグ/著)

ビジネスパーソンとミーティングは切っても切れない関係だ。一人で進める業務以外はすべて打ち合わせや会議などなしには進められない。現在ではオンライン会議などの導入も進んでいるが、ミーティング自体の重要性には変わりがない。ただし、ミーティングが多すぎる、あまり成果が出ていないなど、会議運営に悩む組織は多いはずだ。

『清華大生が見た 最先端社会、中国のリアル』
(夏目英男/著)

今や世界第二位の GDPを誇り、AIなど最先端テクノロジー分野でも存在感を増す中国。それだけではなく、ECやモバイル決済、アプリによる配車サービスやシェアサイクル、フードデリバリーなどの普及でも大きく世界に先行している。本書はそんな中国の若者のリアルな「今」を、中国生活 19年目で自身も20代の著者が詳しく解説した一冊だ。

『ラディカル・マーケット―脱・私有財産の世紀』
(エリック・A・ポズナーほか/著)

経済の停滞や格差の拡大、政治の腐敗など、世界の政治と経済を取り巻く諸問題は近年さらに混迷の度合いを増しているようだ。そこで本書が提示する処方箋は、制度の調整といった小手先のものではなく、タイトル通りラディカル(過激な、根本的な)改革だ。その対象は、資本主義の根幹でもある私有財産制度にも向けられる。

『もうイライラしない! 怒らない脳 』
(茂木健一郎/著)

街中のコンビニのレジや飲食店で店員に怒っている人を見かけたことがある人は多いはずだ。しかし、誰かに怒ると、血圧が上がるうえ、さらにイライラした気持ちで待ち続けなければならなくなる。怒られたほうも、そのことがいい方向に作用することは少ない。それでもほとんどの人は、つい怒ってしまうことがやめられない。

『スティグリッツ PROGRESSIVE CAPITALISM(プログレッシブ キャピタリズム)』(ジョセフ.E.スティグリッツ/著)

近年、先進国を中心に「経済は自由市場に任せておくのが一番よい」という市場原理主義、あるいはグローバリズムの弊害が、格差や政治的分断などとして巻き起こっているように見える。本書の著者 ジョセフ・E スティグリッツ氏はより踏み込んで、これまでのアメリカの経済政策は明らかに誤りであったと主張する。

『大前研一 2020年の世界―「分断」から「連帯」へ―』
(監修/大前研一)

大前研一氏が、グローバルなビジネス情報を解説する『大前研一ビジネスジャーナル』シリーズの特別編。本号では、2020年以降の世界と日本の「経済・政治・ビジネス」の動きを経営者向けに講義したセミナーを元に、米中の経済対立と世界に広がる分断現象に対して、世界はどのように連帯への道を模索し、日本はどう対処すべきかを示している。