
『「伝える力」と「地頭力」がいっきに高まる 東大作文』
(西岡 壱誠/著)
「東大」「作文」と聞くと、大学受験の小論文テクニックのように聞こえるが、本書で解説される「東大作文」は、メールやSNS、ビジネスの企画書や議事録、プレゼンなどでも使える文章術だ。その原型は、著者が全科目「記述式」の東大合格のために磨き上げた、読み手のことを考えながら作文する技術である。
「東大」「作文」と聞くと、大学受験の小論文テクニックのように聞こえるが、本書で解説される「東大作文」は、メールやSNS、ビジネスの企画書や議事録、プレゼンなどでも使える文章術だ。その原型は、著者が全科目「記述式」の東大合格のために磨き上げた、読み手のことを考えながら作文する技術である。
これから日本が迎える超高齢化社会を見すえ、多くの企業がシニア(本書では65歳以上と定義)向けビジネスに参入している。ただし、うまくいっていない商品・サービスも多い。本書によれば、失敗した商品・サービスに共通するのが、通り一遍の人口統計や経済統計、市場調査などに頼り、現実のシニアのニーズや特性を理解できていないことだ。
近年の企業における働き方改革やダイバーシティ推進の文脈のなかで、「アンコンシャス・バイアス」という概念が注目を集めている。これは誰もが持っている「無意識の偏見」のことで、たとえば「彼女は小さい子どもがいるので泊まりの出張は無理」「プライベートを優先する社員は昇格に興味がない」といった決めつけや思い込みとして現れる。
「生命(いのち)とは何か」、この根本的な問いに本書は答える。その答えを導くのが、著者のエイドリアン・ベジャン氏が1996年に発表した物理法則「コンストラクタル法則」だ。この法則は、生物・無生物とを問わず「すべてはより良く流れるかたちに進化する」ことを示したもので、発表後、分野を越えて衝撃を与え、今なお研究が進められている。
テレビ出演というと、中小・ベンチャー企業にとっては、かなりハードルが高いイメージがある。また、高い技術力や画期的な新商品、社長の面白い経歴などがないと取材されないのではないかと考える人も多い。だが著名経済番組にディレクターとして携わった元TVマンの著者によれば、それらは間違った思い込みだ。
企業活動におけるイノベーションの重要性は誰もが理解しているはずだ。一方で「模倣(イミテーション)」となると、マイナスのイメージを持たれる方が多いのではないだろうか。だが、アップル、IBM、GE、ウォルマートなど、イノベーティブと思われている企業は、実は模倣の重要性を理解し、かつそれを戦略的に活用しているのだという。
『BANK 4.0 未来の銀行』 著者:ブレット・キング 解説:NTTデータ オープンイノベーション事業創発室 監訳:藤原遠 訳者:上野博、岡田和也 原題:BANK 4.0: Banking Everywhere, Ne
長年にわたり多くの人々を魅了し続ける「宇宙」。近年ではイーロン・マスクとジェフ・ベゾスという2人のカリスマ経営者が宇宙事業に進出したことも知られる。宇宙について思いめぐらす時に心の奥で湧き上がる「何か」のために、人類は技術を進歩させ、夢を追い続けてきた。本書は、そんな人類の宇宙への旅路の軌跡と未来を描いた一冊だ。
かつて技術大国と言われた日本のものづくり産業。その凋落やイノベーション不足の要因の一つとしてあげられるのが、特許などの知的財産(知財)戦略のミスだ。諸外国では、国をあげて大学・企業・ベンチャー・投資家が連携してイノベーション創出サイクルを回し、知財権を戦略的に取得・活用し、ビジネスを有利に進めているのだ。