2019 3月

『センスメイキング―本当に重要なものを見極める力』
(クリスチャン・マスビアウ/著)

現在の AI(人工知能)の爆発的進化の前提となっているビッグデータ。そこで主に扱われているのは、インターネットの検索履歴や GPSによる行動履歴などの定量的なデータだ。だが、特に想定外や予測不可能な事態においては、人々の感情や感覚、文化、行動様式、社会的文脈といった定性的なデータにこそ真実があらわれていることがある。

『シェアライフー新しい社会の新しい生き方』
(石山アンジュ/著)

近年世界を席巻しているライドシェアの Uber、民泊プラットフォームの Airbnb、日本ではメルカリなどのサービスに代表される「シェア(シェアリングエコノミー)」。実はシェアの概念は、現代社会で希薄化した「つながり」を生み出すことで、消費スタイルだけではなく、個人の生き方や社会全体を変えていく可能性を秘めている。

『なぜ、トヨタはテキサスに拠点を移したのか?』
(倉石灯、中野博/著)

2017年、トヨタがカリフォルニア州トーランスからテキサス州プレイノへと米国本社機能を移転したことをご存じだろうか。プレイノを始めテキサスは成長著しい「ダラス経済圏」に位置し、いまトヨタ以外にも多くの企業の進出や移転が進んでいる。本書は、東海岸、西海岸経済圏に次ぐ第三の経済圏として注目を集めるテキサスの秘密に迫る一冊だ。

『ほめられたいときほど、誰かをほめよう』
(鳥越恒一/著)

近年「働き方改革」のしわ寄せか、マネジャー層、特にプレイングマネジャーが疲弊している現場が増えているという。当たり前だがマネジャーも人間であり、心が疲れたり、どうすべきかわからず途方に暮れてしまうこともある。本書はこれまで5万人以上の悩める店長を救ってきた著者が、そうした時のヒントを 50の言葉にまとめたものだ。

『ニュースの“なぜ”は日本史に学べ』
(伊藤賀一/著)

新聞・テレビ・インターネットなどで日々報道される「ニュース」。忙しさなどを理由に、日本の今後に大きく影響するテーマについてもつい読み流してしまうことも多い。だが、その出来事が「なぜ」起きたのかなど、歴史的背景を含めて見てみれば、より深い理解とともに、その先行きを見通すこともできるようになる。

『社会人1年目の教科書』
(菅沼勇基/著)

社会人1年目から伸びる人と伸びない人の差は、どこにあるのか。33歳にして成長企業の経営者として、また医療法人の理事などとして多方面で活躍する著者によれば、それは考え方や習慣の違いにある。本書は、著者がこれまで培ってきた、仕事における原理原則や基本的な姿勢、目標の立て方、情報収集や準備の方法を丁寧にひも解いた一冊だ。

『右脳思考―ロジカルシンキングの限界を超える 観・感・勘のススメ』
(内田和成/著)

「勘や経験で判断するな」「好き嫌いなどの感情で仕事をするな」といった言葉で、ロジカルシンキング(論理的思考)の重要性を説かれた経験のある方は多いだろう。しかし、優れた経営者の多くは勘や直感を大切にしているともいわれ、また、仕事を進めるうえで、人がロジックや理屈だけでは動かないことを体感する場面も少なくないはずだ。

『精神科医が教える 良質読書』
(名越康文/著)

本書は「読書嫌いのための読書術」を解説したユニークな一冊だ。著者は精神科医で、テレビやラジオのコメンテーターなどとしても活躍する名越康文氏。子どもの頃読書嫌いになってしまい、今も集中力がなく読書は苦手だというが、一定の読書量を確保し続け、質の高いアウトプットにつなげているという。