2019 2月

『「ごきぶりホイホイ」生みの親 大塚正富のヒット塾』(廣田章光、日経ビジネススクール/編著)

大塚製薬で「オロナイン軟膏」「オロナミンC」、後にアース製薬に転じてからも「ごきぶりホイホイ」「アースノーマット」など数々の独創的ヒット商品の開発に携わった元アース製薬社長・大塚正富氏。80歳を超えた今なお、特別顧問として後進の指導にあたるほか、自ら興した会社で社長兼開発責任者を務める筋金入りのヒット・メーカーだ。

『おとしどころの見つけ方―世界一やさしい交渉学入門』
(松浦 正浩/著)

「交渉」というと国家間外交や立ち退き交渉といったハードなイメージがある。だが仕事で日々行う打合せや会議、営業などはもちろん、友人や家族とのやり取りなども、実はすべて交渉だ。つまり交渉とは、複数の人間が未来のことがらについて話し合い、協力して行動する取り決めをすること。そしてそれを研究する学問が「交渉学」である。

『巨大システム 失敗の本質―「組織の壊滅的失敗」を防ぐたった一つの方法』

通信ネットワークや電力網、交通システムなど、現代の生活は複雑かつ相互依存的な多くのシステムによって成り立っている。そして、そうしたシステムが予期せぬ出来事やヒューマンエラーによって簡単に崩壊してしまうことも近年明らかになってきた。本書は、組織を含む複雑なシステムの壊滅的失敗にメスを入れ、その原因と対策を示した一冊だ。

『KGBスパイ式記憶術』
(デニス・ブーキンほか/著)

新しい知識やノウハウを身に付ける場合など、記憶力は学生時代のみならず、ビジネスでも役立つ。こうした記憶力を命懸けで磨かなければならないのが諜報員、すなわちスパイの世界である。本書では、そんなスパイ式の記憶術、しかもロシアで諜報部員養成にも使われているという本物のテクニックを解説した一冊だ。

『アマゾンエフェクト!―「究極の顧客戦略」に日本企業はどう立ち向かうか』(鈴木康弘/著)

アマゾン・エフェクト(効果)、あるいはアマゾン・ショックとは、米 IT企業アマゾンの各種業界への進出により、多くの企業が苦境に追い込まれていく現象を指す。アメリカでは 2017年の玩具販売大手トイザらスの破綻、高級食品スーパー、ホールフーズ・マーケットのアマゾンによる買収など、アマゾン・エフェクトを象徴するような出来事が続いている。

『ビジネスマンに経営学が必要な理由』
(陰山孔貴/著)

「大学で学んだことは、社会に出てからあまり役立たない」、「経営学部や MBA(経営学修士)で学んだことが、実際のビジネスシーンでは使えない」といった意見を聞くことは多い。あるいは「大学で勉強する意味が見出せない」という学生もいるかもしれない。だがそれは、少し視野の狭い見方かもしれない。

『サピエンス異変―新たな時代「人新世」の衝撃』
(ヴァイバー・クリガン=リード/著)

人類の身体は、数百万年の間ゆっくりと進化してきたが、産業革命以降の環境の変化によって急速な変化が起こっているという。特にここ数十年のデジタル革命による変化は急速で、私たちの身体は適応しきれずに様々な障害を起こしている。オフィスワークの増加による腰痛や、カロリーの過剰摂取による糖尿病患者の増加はそのわかりやすい例だ。

『メモの魔力』
(前田 裕二/著)

ふとした瞬間にアイデアが浮かんだものの、メモを取らなかったために忘れてしまった、というもどかしさは誰もが一度は経験するのではないだろうか。メモにはそうした「忘れ防止」の効果ももちろんあるが、本書ではさらに、目標実現や思考を深めるといった、より広く強力な効果を持つメモの力を解き明かす。