2018 7月

『ぼくらの未来をつくる仕事』
(豊田剛一郎/著)

日本の医療は安価なのに質が高いと国際的に評価されているが、一方で非効率さ、高齢化による医療費の増大など多くの課題を抱えている。しかし、医療の仕組みに問題があるとわかっていても、現場の医師にはどうにもならないことも多い。そんな医療を変えるべく、ビジネスの世界に足を踏み入れたのが本書の著者、豊田剛一郎氏だ。

『あなたの努力が報われない本当の理由』
(潮凪洋介/著)

「努力」と言えば肯定的に評価される風潮が強い。しかし、誰しも感じているように、自分が不得意で好きでもない領域での努力はなかなか実を結ばない。著者に言わせれば、これは「努力の方向」を間違っているからであり、嫌いなこと、不得意なことからは一目散に逃げてもよい。その代わり、大好きで得意で楽しいことを本気で探求すべきだ。

『人事こそ最強の経営戦略』
(南 和気/著)

現在、多くの日本企業の経営戦略において「グローバル化」は必須の課題だ。ただし、そうしたグローバル戦略を支える人事戦略については、実はまだ確立した理論は少ない。本書はそんな“グローバル人事”領域における人事戦略や施策を、フレームワークやステップごとに体系的かつ明快に解説した、グローバル人事の教科書というべき一冊である。

『インド・シフト―世界のトップ企業はなぜ、「バンガロール」に拠点を置くのか?』
(武鑓行雄/著)

近年、世界トップ企業がこぞってインドに大規模拠点を置いているのをご存じだろうか。マイクロソフト、グーグル、アマゾンなどの巨大企業が、インドのシリコンバレーと呼ばれる「バンガロール」に戦略的に進出しているのだ。バンガロールで今何が起こっているのか?インドが持つ大きな可能性を徹底的に解き明かしたのが本書である。

『9割の会社はバカ―社長があなたに知られたくない「サラリーマン護身術」』
(石原壮一郎、三矢晃子/著)

日大アメフト部やモリカケ問題、サービス残業やブラック企業、パワハラ、マタハラなど、現在「働き方」や「組織の横暴」が毎日のようにメディアで取り上げられている。本書は労使問題のプロである特定社労士が、そうした「会社や組織、上司の横暴」を撃退するテクニックを徹底解説してくれる一冊だ。

『「うらやましい」がなくなる本』
(植西聰/著)

知らず知らずのうちに人と自分を比べて暗澹たる気持ちになったり、恵まれた境遇の人をうらやんだりといった、誰かを「うらやむ」気持ちはだれもが持っている。だが、その気持ちが強くなりすぎ、妬(ねた)みや僻(ひが)みになってしまうと、自信や意欲を失ってしまったり、感情的になって周囲からの信頼を失ったりと様々な問題を生み出す。

『熱海の奇跡―いかにして活気を取り戻したのか』
(市来広一郎/著)

かつて首都圏近郊の温泉地として栄え、近年衰退の一途をたどっていた熱海。しかし熱海は、ここ数年で観光地としてV字回復を遂げた。観光庁発行の観光白書によれば、熱海再生の実現には、民間プレイヤーの活躍が大きく寄与している。本書は、ビジネスの手法を用いて民間からの熱海再生を主導してきた人物が、その挑戦の軌跡を記した一冊だ。

『Wait, What?(ウェイト、ホワット?)―ハーバード発、成功を導く「5つの質問」』
(ジェイムズ・E・ライアン/著)

「質問」は適切に使えば、仕事や人生の質を向上させるために大いに役立つ。対話の相手への質問や自分自身への問いかけなどによって、膠着状態から脱したり、思わぬアイディアにたどり着いた経験がある方も多いはずだ。本書は、ハーバード大学教育大学院長を務める著者が、そんな本質的な「5つの質問」を解説した一冊だ。