2017 5月

『政府の隠れ資産』
(ダグ・デッター、ステファン・フォルスター/著)

日本の公的債務(政府債務残高)は 世界でも突出して高く、GDP比200%を上回っている。このことから財政破綻の危機や増税の議論がなされているが、この議論で見落とされているのが、日本が実は多くのパブリック・ウェルス(公共資産:政府や地方自治体が保有する不動産や施設、金融資産、企業、インフラなど)を持っていることである。

『向上心 ―自分の人生に種を蒔け!』
(サミュエル・スマイルズ/著)

高確率で良書に出会えるのが、長く読み継がれてきた古典的名著だ。年月を経ても生き残った古典には、良質で普遍的な教えが豊富に含まれているからだ。19世紀イギリスの著述家、サミュエル・スマイルズによる本書『向上心』は、日本では明治時代に翻訳され、当時の大ベストセラーである同著者の『自助論』や福沢諭吉の『学問のすすめ』などとともに多くの人々を発奮させた。

『日本の工芸を元気にする!』
(中川政七/著)

日本の伝統工芸市場は、近年急激に縮小している。しかしそんな中、伝統技術に現代的デザインを取り入れ、生活雑貨などを扱う直営店を全国に多数展開し、工芸品メーカーへの再生コンサルティングまで手掛ける成長企業がある。2016年に 創業300年を迎えた超長寿企業「中川政七商店」だ。同社はなぜ長きにわたって商売を続けてこれたのだろうか。

『超AI時代の生存戦略』
(落合陽一/著)

『超AI時代の生存戦略』 ―シンギュラリティ<2040年代>に備える34のリスト 著者:落合陽一 出版:大和書房 発行:2017/3/18 定価:1,404円、200ページ Amazon Kindle 楽天ブックス

『現代の帝王学〔新装丁版〕』
(伊藤肇/著)

「帝王学」と聞いて、権謀術数の世界をイメージする方もいるかもしれない。しかし、本書でいう帝王学とは、政治の手練手管ではなく、古今東西変わらぬ人間の本質への深い洞察に基く、「人間学」である。本書は、多くの政財界人の指南役をつとめた陽明学者・安岡正篤に師事し、自らもジャーナリストとして多くのリーダーたちと直に接した伊藤肇氏が、その帝王学のエッセンスを説いた一冊だ。

『アフリカで超人気の日本企業』
(山川博功/著)

アフリカなどの新興国でビジネスを展開し、年商 500億円もの規模を持つ日本企業をご存じだろうか。それが著者の博功氏が代表を務める「ビィ・フォアード」だ。同社は中古車輸出事業を中心に、アフリカで最も有名な日本企業となっているという。その認知度はフェイスブックやグーグルといった世界的 IT企業と肩を並べるほどだ。

『いい人材が集まる、性格のいい会社』
(佐藤雄佑/著)

本書では、中小・ベンチャー企業は、企業規模や知名度といった「外見」ではなく、ビジョンや働く仲間、働き方などの「性格」で勝負すべきであるとして、「性格のいい会社」のつくり方を指南する。著者によれば、性格のいい会社とは「人に対する考え方」、つまり人事ポリシーがあり、社員に働きがいと多様な働き方を提供できる会社だ。