
『はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法』
(本田晃一/著)
成功法則を書いた本は現在までに数多く出版されている。今も読み継がれている本はいずれも真理を説いているはずだが、重要なのは実践に移せるかどうかだ。そして、実践するための早道は、自分にあった伝え方がされている、あるいはこれなら実践してみたい、と思えるものを採用することだ。その点本書は多くの人の理想である「はしゃぎながら夢をかなえる」、つまり、楽しくワクワクしながら夢をかなえる方法を教えてくれる。
成功法則を書いた本は現在までに数多く出版されている。今も読み継がれている本はいずれも真理を説いているはずだが、重要なのは実践に移せるかどうかだ。そして、実践するための早道は、自分にあった伝え方がされている、あるいはこれなら実践してみたい、と思えるものを採用することだ。その点本書は多くの人の理想である「はしゃぎながら夢をかなえる」、つまり、楽しくワクワクしながら夢をかなえる方法を教えてくれる。
2016年8月の「おことば」で天皇陛下から生前退位の意向が示されたことで、現在、天皇や皇室、憲法や皇室典範改正についての議論が盛んに行われている。しかし天皇のあり方や役割について、はっきり答えられる日本人は少ないはずだ。それは、実は日本では戦後、日本国憲法第1条にある「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」としての天皇像以上の議論はあまりなされてこなかったからだ。
ビジネスパーソンにとって学びは必要不可欠なものだが、それを有効に仕事に生かせている人もいれば、そうでない人もいる。では、学びを仕事や稼ぎにつなげられる人と、学んだだけで終わってしまう人では、どこが違うのだろうか。本書は、その違いを明確に指摘し、「仕事に生かせる学び方」のノウハウを解説した一冊だ。
インターネットやSNSの発達によって、私たちを取り巻く情報の量は一昔前とは比べられないほど増えた。こうした状況においては、様々な情報源に触れつつ、それらを咀嚼し、自らのビジネスや生活に活かす判断基準や意見を持つための「考える力」が必要だ。情報を迅速に正しく理解し、わかりやすく伝えるプロとも言える池上彰氏は、「考える力」を養うには、多数の情報をインプットすることが絶対に必要だと断言する。
近年、長時間労働やサービス残業といった特徴を持ついわゆる「ブラック企業」の問題が世間の耳目を集めている。また、現在働き方改革が叫ばれているように、日本企業の生産性は先進国のなかでも特に低い。こうした状況を改善するために、従業員各人の意識や働き方改革が必要なのは言うまでもないが、キーとなるのは経営者を含むマネジャー層だ。
対人コミュニケーションにおいては、話す内容と同等かそれ以上に、見た目や表情などが受け手に大きな影響を与えることが知られている。特に表情の使いかたは難しく、営業やクレーム対応などの場で、適切な表情でなければ自分の想いや感情が誤解されてしまうこともある。また、外国人とのやり取りでは、伝え方だけでなく、文化的背景も踏まえたうえで、相手の表情やボディランゲージを正しく受け取らなければならない。
ここ1~2年、「働き方改革」が叫ばれ、長時間労働の是正や在宅勤務の推進などが政府主導で行われている。世間にこうした動きが広まる前から社内の労働環境とカルチャー変革に取り組み、成果をあげているのが、大手外資系コンサルティング企業のアクセンチュアだ。コンサルティングという事業特性もあり、以前は長時間労働が美徳とされるカルチャーだったが、現在は社員1人あたり1日平均1時間にまで残業が減少したという。
技術革新やグローバル化の進展などにより、企業を取り巻く環境の変化は激しさを増している。そうした時代における組織開発理論として近年注目を集めているのが、ピーター・センゲ氏が提唱した「学習する組織」だ。学習する組織とは、集団としての意識と能力を自発的・継続的に高め続ける組織のことで、特定のメンバーに頼るのではなく、組織として高いパフォーマンスを上げることを目指すため、環境の変化にも適応しやすい。
Twitter、Facebook、インスタグラムなど、個人が誰でも自由に情報や考えを発信できるようになった。しかし、自由に世界とつながることができる一方で、私たちは常に世界から見られているというリスクをも抱え込むことになった。気軽に発信できるがゆえに、ちょっとした発言で簡単に炎上や信頼失墜が起こってしまうのだ。そんな時代に必要なのが、「何を言い、何を言わないのか」という判断基準である。
「インクルージョン」という言葉をご存じだろうか。日本語では「(社会的)包摂」などと訳され、主に、障害のある子供を含むすべての子供たちが、それぞれ適切な教育を受けつつ通常学級で共に学ぶという「インクルーシブ教育」の文脈で登場し、徐々に浸透しつつある言葉だ。その本質は、「障害も一つの個性」「一人ひとりの多様性の尊重」という考え方にあり、ダイバーシティに代わる言葉としてアメリカの人事・HR領域でも使われ始めているという。
世界では、政治経済の両面で日々多くの変化が起こっており、それが吉と出るか凶と出るかは誰にもわからない。ただし、ある程度の予測を持っておくことは不測の事態に対処するための賢明な方法であり、そのため未来予測に関する本は毎年数多く出版されている。だが、ネガティブで破滅的な未来については、それが示されていたとしても、なかなか受け入れられないのもまた人間の性である。
現在世界中で人工知能(AI)の開発競争が繰り広げられており、その進化には様々な期待と不安が寄せられている。だが現在のAIは、人間に近い形を持ち、人間と会話ができるものであっても、生物と言うにはまだどこか違和感がある。著者でありゲームAI開発者として著名な三宅陽一郎氏によれば、それはAIが生物の持つ「主観的な世界」を再現できていないからだ。