2015 9月

『無敵の経営』
(北川八郎/著)

企業経営の世界では戦略、競合、ターゲット(標的)など、戦争や戦場での理論や用語が多く使われている。しかし、本書のタイトルにもなっている「無敵」とは、歯向かう敵を圧倒的に打ち倒して「向かうところ敵無し」の状態ではない。それは、味方を増やし、そもそも敵を作らない境地を目指す「無敵」である。

『成功する人は、2時間しか働かない』
(ジョシュ・デイヴィス/著)

「時間がない」「やることが多すぎる」「本当に大事な仕事が進んでいない」…こうした悩みを抱える人は多く、時間管理に関する本も多く出版されている。特に多いのが「効率性」を高め、時間内でより多くの仕事を行うというアプローチだ。また、一番重要なことから手を付けろという指摘もある。

『企業価値4倍のマネジメント―結果にこだわるコンサルタントの定石』
(火浦 俊彦ほか/編)

経営には「定石」があり、その定石に従えば企業価値が4倍になるといえば、にわかには信じ難いかもしれない。しかし、これは戦略コンサルティング企業大手ベイン・アンド・カンパニーが長年のコンサルティング実績から導き出された事実である。むしろ、「定石」通りやらないから結果が出ないのだ。

『世界トップリーダー1000人が実践する時間術』
(谷本有香/著)

「Time is money」(時は金なり)という箴言は有名だが、「Time is on my side」(時間は味方だ)という言葉をご存じだろうか。実は、これこそが世界を舞台に活躍するリーダーやエグゼクティブ達に共通する、時間に対するスタンスだという。そのため、彼らは徹底して時間に対して「意識的」(タイム・コンシャス)」に接していたのだ。

『リーダーシップの哲学』
(一條和生/著)

「リーダーシップ」と聞くと、多くの人はスティーブ・ジョブズなどカリスマ型リーダーを思い浮かべる。しかし、エグゼクティブ教育の第一人者である著者は「リーダーシップには特定の型はない」と語る。つまり各人がそれぞれ、自分なりのリーダーシップ(オーセンティック・リーダーシップ)を発見し、身に付けていかなければならないのだ。

『里海資本論―日本社会は「共生の原理」で動く』
(井上恭介、NHK「里海」取材班/著)

豊かな海産物の宝庫である瀬戸内海は、ほんの数十年前まで「赤潮」が頻発し、泳ぐこともままならなかった。そんな瀬戸内海を再生させたのが「里海」の思想だ。里海とは、人の手を適切に加え海を豊かにする運動であり、『里山資本主義』の共著者でもある著者 井上恭介氏は「里山資本主義」が”入口”、”出口”が『里海資本論』だと位置づける。

『孫正義の焦燥―俺はまだ100分の1も成し遂げていない』
(大西孝弘/著)

日本が誇るベンチャー経営者 孫正義氏率いるソフトバンクは、今や利益、時価総額ともに日本を代表する大企業となった。また、創業者である本人は、すでに巨万の富を持つ資産家でもある。しかし同氏は、本書冒頭のインタビューにおいて「俺はまだやりたいこと、やるべきことの100分の1も成し遂げていない」と告白する。

『人とチームの魅力を引き出す ドラマ思考のススメ』
(平野秀典/著)

「人生はドラマ」という言葉は誰しも聞いたことがあるはずだが、実際にこの言葉をビジネスや処世術として活用できている方は少ないはずだ。しかし、この言葉は想像以上に奥深い。人生をドラマだと考えることで、人間関係や想定外の出来事、人生のマイナス局面に振り回されずに人生の主導権を握ることができるのだ。