2015 7月

『「即判断」する人は、なぜ成功するのか?』
(小関尚紀/著)

平均的なビジネスパーソンは、1日に70回の意思決定を行う。「即断即決」など、昔から意思決定スピードの重要性は説かれているが、実際には判断に迷ってしまう場面は多い。それは、即決することで失うものや、判断が誤っていたら…という不安に捉われるからだ。そこで本書では、速く正確な判断を行うための「意思決定ツール」を解説する。

『最高の答えがひらめく、12の思考ツール——問題解決のためのクリエイティブ思考』(I.アトキンソン/著)

「問題解決」と聞くと、ロジックツリーやMECE(モレなくダブりなく)といった分析的な思考プロセスに目が向きがちだ。しかし、こうした手法ではなかなかクリエイティブな発想は生まれない。そこで、本書では問題解決において最も創造性が必要とされる、解決策を発想する強力な手法を「12の思考ツール」として解説する。

『名物・金庫番が解き明かす 3つの近未来』
(領内修/著)

今後日本は、東京オリンピックを経て、長期的な成長軌道を描けるか否かの重要な局面に入る。そのとき、企業や社会はどのように変化しているのか。そんな5~10年後の「近未来」を3つの観点から読み解いたのが本書だ。未来予測には人口動態や、テクノロジー、経済など様々な変数があるが、本書では「金融」「デジタル社会」「組織」に着目する。

『傍流革命——小が大と戦うビジネス・アスリート経営』
(松崎正年/著)

連結売上高1兆円を超え、増収増益基調を続けるコニカミノルタ。本書は2009年から2014年まで5年間経営の指揮をとった松崎正年氏が、在任中の意思決定や戦略、リーダーシップや経営哲学を余さず伝えた一冊である。著者は”傍流”といわれる事業部から社長に上り詰め、「ビジネス・アスリート経営」を標榜し、同社を長期的な成長軌道に乗せた。

『レジリエンスの教科書』
(カレン・ライビッチ、 アンドリュー・シャテー/著)

「レジリエンス」は「再起力」や「逆境から立ち直る力」と訳され、個人のメンタルヘルスから企業統治、自然環境保護などまで応用できる概念として、近年世界的に注目が集まっている。本書は米国ペンシルバニア大学で実証され、世界の教育機関や米陸軍などに全面導入、世界最強と謳われる「ザ・レジリエンス・トレーニング」解説書の初の邦訳版。

『チームの力—構造構成主義による「新」組織論』
(西條剛央/著)

東日本大震災の支援活動において西條剛央氏が立ち上げた「ふんばろう東日本支援プロジェクト」は”小さな力を大きな力に”を実現、10万人以上が関わる日本最大級の支援プロジェクトとなった。その背景には「構造構成主義」、すなわち「価値の原理」「方法の原理」「人間の原理」などの「原理」から成る独自のメタ理論の実践があった。

『デービッド・アトキンソン 新・観光立国論』
(デービッド アトキンソン/著)

2014年、訪日外国人数が過去最大の1,300万人を超え、2020年東京オリンピック誘致成功とともに大きな話題を呼んだ。では本当に日本の「おもてなし」は世界に認知され、日本は観光大国として存在感を示せているのだろうか?本書ではそうした楽観論へ異を唱え、人口減少を迎える日本が歩むべき観光戦略を真正面から論じている。

『世界最高の処世術 菜根譚』
(守屋 洋/著)

『菜根譚』は中国・明代末期にに洪自誠(応明)によって書かれ、処世訓の名著、経営者の必読書として多くのビジネスリーダーの座右の書としても挙げられている。菜根(菜っ葉などの粗食)は、かみしめれば味わい深いという故事に由来する書名の通り、短い文章のなかに本質的な人間洞察を見つけることができる中国古典の傑作である。そんな菜根譚のエッセンスを、中国古典学の大家である守屋洋氏がわかりやすく解説しているのが本書だ。