2015 6月

『グーグルのマインドフルネス革命』
(サンガ編集部/編著)

「マインドフルネス」とは、仏教の教えをベースにした瞑想法で、宗教性は排除して科学的な根拠を示しているのが特徴だ。そんなマインドフルネスは、いまやグーグル社員の「10人に1人」に実践されている。本書は基本的なエクササイズから、グーグルでおこった変化などまで詳しく紹介されたマインドフルネスの決定版的一冊だ。

『メンバーの才能を開花させる技法』
(リズ・ワイズマン、グレッグ・マキューン/著)

メンバーの力を倍増させる「増幅型リーダー」と、活力を奪う「消耗型リーダー」の特徴を、部下たちの証言も交えながら解き明かす。増幅型リーダーは放任とは異なり、挑戦と失敗をさせながらメンバーにベストを尽くさせる。すなわち「自由だが、緊張感のある環境」をつくり、それがメンバーのポテンシャルを開花させるのだ。

『小山昇の失敗は蜜の味—デキる社長の失敗術』
(小山昇/著)

誰もが「失敗から学ぶ」ことは大切だとわかっていながら、なかなか実行は難しい。ましてや大きな損害があったりすると、失敗を直視したくないし言いたくもないのが人情だ。しかし株式会社武蔵野 社長の小山昇氏は、数多くの失敗を文字通り糧として、優良企業をつくりあげた。本書はそんなの失敗の数々を余さず語った一冊である。

『民主主義の条件』
(砂原庸介/著)

気鋭の若手政治学者 砂原庸介氏が「民主主義の仕組み」を基礎から丁寧に解説した一冊。大きくは選挙制度・政党組織・権力分立・選挙管理という4つの視点から、今の政治をどう変えるべきかまでが論じられている。本書で著者は、根強い政治不信の根幹には、有権者の要求が反映されにくい「仕組み」があると指摘する。

『ゲーム・チェンジャーの競争戦略
—ルール、相手、土俵を変える』
(内田和成/編著)

現在では、グローバル企業とのせめぎ合いはもちろん、業界を越えた「異業種」からの参入にも警戒しなければならない。これらの新たな競合はこれまでの競争ルールや土俵、勝ちパターンを崩しにかかる。本書ではそうした「ゲーム・チェンジャー」の戦い方や対応策までを精緻に解き明かす。

『外資系コンサルタントの企画力』
(金巻 龍一/著)

「企画」というと、斬新なアイデアを考えようにも、どうしても思考が常識の枠内に収まってしまうことはよくある。そこで本書では、元・日本IBM常務執行役員の著者が、新規事業開発、経営改革、業務改革、提携戦略などにおいて、企画の発想から実現シナリオ、根回し、説明まで、いかに企画を実現し組織を変えていくかを体系的にまとめている。

『競争しない競争戦略 ―消耗戦から脱する3つの選択』
(山田 英夫/著)

業界のリーダー企業と競争しないためには「棲み分け」か「共生」が有効となる。本書では(1)ニッチ戦略、(2)不協和(ジレンマ)戦略、(3)協調戦略という3戦略が導かれ、長年高収益を維持し続ける多数の企業のケーススタディが紹介されている。値下げ競争や開発競争、競合や大手の模倣戦略に悩む実務家に大きなヒントとなる一冊。

『人は、誰もが「多重人格」
―誰も語らなかった「才能開花の技法」』
(田坂 広志/著)

「多重人格」という言葉は、一般的には「多才な人」というような褒め言葉として使われる場面は少ないはずだ。しかし、一流のプロフェッショナルは、「様々な人格」を切り替えながら仕事をしているという。本書では、複数の人格を育て、マネジメントすることで多様な「才能」が開花さえる技術と哲学が明らかにされている。