2015 2月

『世界はシステムで動く―いま起きていることの本質をつかむ考え方』
(ドネラ・H・メドウズ/著)

問題にはそれを生み出す「システム」があり、「システム」に着手しないと、根本的な問題解決はできない。本書では、システムから吐き出される「出来事」に惑わされず、物事の大局から解決策を導く「システム思考」が丁寧に解説される。著者ドネラ・メドウズ氏は、「システム・ダイナミクス」研究の第一人者にして、『世界がもし100人の村だったら』や『成長の限界』を著した思想家。

『世界で最もクリエイティブな国デンマークに学ぶ発想力の鍛え方』
(クリスチャン・ステーディルほか/著)

デンマークはイノベーションやデザイン分野で、世界一クリエイティブな国として注目を集めている。人口600万人に満たない小国だが、イルムスなど北欧家具に限らず、世界一のレストラン noma(ノーマ)、LEGO、ロイヤルコペンハーゲンなど多数の企業や建築家などを輩出しているのだ。その特徴は、「ゼロからイチ」ではなく、「イチからα」を生み出すことだという。

『エッセンシャル思考—最少の時間で成果を最大にする』
(グレッグ・マキューン/著)

「本質的(essential)」な仕事に集中することで、物事を「より少なく、しかしより良く」やり遂げることができる。その出発点となるのは、「本質的」な仕事を「選ぶ」こと。非本質的な仕事をいくら効率よくこなしても、意義ある成果を産み出すことはできないのだ。

『ジョナサン・アイブ―偉大な製品を生み出すアップルの天才デザイナー』
(リーアンダー・ケイニー/著)

生前のスティーブ・ジョブズが自身に次ぐ事業権限を与えるほど信頼し、ジョブズ亡き後もアップルのデザイン部門を率いる人物が、本書の主人公ジョナサン・アイブである。本書は彼のデザイン哲学を解説した初めての一冊。アップルの製品デザインの真髄、そして殆ど明かされてこなかったアップルのデザイン部門(IDg)の姿が克明に描かれている。

『達成の科学』
(マイケル・ボルダック/著)

本書では、目標達成コーチとして活躍する著者マイケル・ボルダック氏が、自身の成功や、2,000人以上への個人コーチングから得た知見を、目標達成のための再現可能な方法論として明らかにする。本書の中心的な考えは、強い願望を持ち、「苦痛を避けて快楽を得たい」という人間の性質を理解し、モチベーションを保ち続けるというもの。自己啓発的な理論だけでなく、実践テキストとして解説された良書。

『スイスの凄い競争力』
(R・ジェイムズ・ブライディング/著)

本書ではイノベーション大国とも呼べる、スイスの競争力の全貌が明らかにされている。エコノミスト誌スイス特派員などジャーナリストとしても活躍。本書では、ネスレ、スウォッチから知られざる優良企業の歴史まで丁寧に紐解き、70年代のスイス時計産業の危機的状況(3人に2人が失業)など、成功の陰にある多数の失敗も余さず描かれている。

『一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか?』
(上野啓樹、俣野成敏/著)

本書では、食事・睡眠・運動といった、生活習慣の基礎を改善し、コンディションを高く維持するカラダづくりが解説されている。その要諦は、激しい運動やカロリー計算よりも、毎日の食事と睡眠に重点が置いたもの。それらを意識的に改善することで、集中力アップやダイエット効果などが期待できるのだ。

『孫正義の参謀 ソフトバンク社長室長3000日』
(嶋 聡/著)

ソフトバンクはこれまでどのように行動し、今後世界へと打って出るのか。本書は8年に渡って孫正義氏の「参謀」であるソフトバンク社長室長を務めた著者が間近から見た、まさに「ソフトバンク」正史と呼べる内容となっている。桁外れのスケールを持つ孫社長の構想を、自身の人脈もフルに活用して実現していく姿が臨場感ある筆致で描かれている。