2015 1月

『同族経営はなぜ3代で潰れるのか?
ファミリービジネス経営論』
(武井 一喜/著)

ファミリービジネスが二代目に引き継がれるものが30%、三代目まで存続するものが12%に過ぎない。本書ではファミリー企業がとるべき経営戦略やオーナー家の役割が、企業のステークホルダーを、オーナーシップ、ファミリー、ビジネスで分類する3円モデルをもとにわかりやすく解説されている。

『たいていのことは20時間で習得できる』
(ジョシュ・カウフマン/著)

本書で提唱される「超速スキル獲得法」で学習すれば、どんなスキルであれ20時間もあれば、一定のレベルに達することができるという。これは、習得したいスキルをできるだけ小さく分解し、特に重要なものを見極め、それを意識的に練習するという手法である。著者は自らを”学習中毒”と自認し、世界的ベストセラー『Personal MBA』を著して注目を浴び、TEDでも活躍する人物。

『21世紀の資本』
(トマ・ピケティ/著)

そんななか、フランスの経済学者 トマ・ピケティ教授が20か国300年に及ぶデータから経済格差を本質に迫った本書は、世界各国で累計150万部超という学術書として異例のベストセラーとなっている。本書でキーとなるのは「資本収益率(r) > 経済成長率(g)」という不等式である。この状態のとき、資本主義社会で格差は不可避に拡大し続けるという。

『ひとことの力 松下幸之助の言葉』
(江口 克彦/著)

本書は、氏の晩年20年以上側近を務めた著者が、ほぼ毎日交わされた「帝王学」ともいえる会話を、ありのままに記録したものである。語られているテーマは企業経営、リーダーシップ、政治、教育などから、その根底にある人間観まで幅広い。語録や伝聞とは異なり、口語体による「生」の言葉から、本来の思想を知ることができる貴重な内容となっている。

『答えを探さない覚悟』
(山元 賢治/著)

働くことを考えるにあたって、メディアや周囲の人に影響され、「有名な大企業で働く」という答え以上に、自己の内面や価値観を見つめようとする人は少ない。しかし「答え」は決して一つではない。本書では世界を代表する企業でスティーブ・ジョブズらと伍してきた著者が、答えを探すためのヒントが解説されている。

『現場論―「非凡な現場」をつくる論理と実践』
(遠藤功/著)

数百もの企業の「現場」に通いつめた遠藤功氏によれば、「非凡な現場」は約10%程度に過ぎない。そして「非凡な現場」は、「知識創造主体」としての特性を持つという。本書ではデンソー、ヤマト運輸などの事例から、イノベーションを生み出す強い現場となるための理論と実践が説かれている。

『スタンフォード・マッキンゼーで学んできた熟断思考』
(籠屋邦夫/著)

「熟断思考」とは、著者がスタンフォード大学やマッキンゼー社などを経てブラッシュアップした思考体系であり、時間的制約の範囲内で、じっくりと質の高い意思決定を行うものだ。本書では、普通の人でもプロセスを踏んで的確な意思決定を行える「熟断思考」の理論と実践が、ケーススタディも踏まえ、解き明かされている。

『クラウドファンディングではじめる1万円投資』
(大前 和徳/著)

クラウドファンディングとは、不特定多数の個人(クラウド)から資金調達(ファンディング)をする仕組みのことであり、現在世界で急速に普及している。本書では、日本のクラウドファンディング黎明期から活躍する著者が、基礎知識から、「1万円」からでも参加できる高利回り投資商品としての魅力までわかりやすく解説されている。