2014 12月

『幸せの経営学』
(酒井 穣/著)

「経営学」はリーマン・ショックを経て、資本主義とあわせて「金儲けの道具」として懐疑的な見方をされることがある。しかし、本来経営や経営学の「目的」は、「他者や社会を幸せにする」ことである。本書では、この「人と社会を幸福にする」という原点から、イノベーション、マーケティング、事業戦略、財務会計、人材育成の5分野を捉え直し、その本質に迫っている。

推薦者 出口治明
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『未来企業 レジリエンスの経営とリーダーシップ』
(リンダ・グラットン/著)

著者リンダ・グラットン氏は、世界に今後大きな影響を及ぼす要因を研究し、働く個人の将来にどのような影響を及ぼすかを描いた前著『ワーク・シフト』がベストセラーとなった。本書はその「企業版」として、「働き方」の未来を考えるための思考の両輪となる一冊。変化が速い未来で重要なのは、企業の「レジリエンス(変化への適応力、回復力)」であるという。

推薦者 小山龍介
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『カフェが街をつくる』
(入川 ひでと/著)

日本から、地域密着型のコミュニティが消えて行っているといわれて久しい。そんな中で著者の入川氏は、ダイエーを経てカフェプロデュースや街ブランディングなどに転じ、「ワイヤードカフェ原宿」、「TSUTAYA TOKYO ROPPONGI」、豊洲の「カフェ・ハウス」など、地域コミュニティのハブとなるカフェを次々に生み出してきた。

推薦者 崔 真淑
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『アフォーダンス 新しい認知の理論』
(佐々木正人/著)

日本におけるアフォーダンス研究の第一人者 佐々木正人氏が、人工知能からデザインにまで応用される「アフォーダンス」理論を解き明かした一冊。約半世紀も前に、ジェームス・ギブソン氏はこれまでの伝統的な知覚理論に真っ向から対立し、「アフォーダンス」を提唱した。そして現在、その考え方は人工知能等の研究領域において重要なキーとなっているという。