
『新規事業立ち上げの教科書
ビジネスリーダーが身につけるべき最強スキル』
(冨田 賢/著)
新規事業立ち上げに関する書籍は類書が少なく、また、その多くは事業計画書の書き方などの部分的な知識提供に留まっていることが多い。本書は、方向性の決め方、アイディア出し、財務、アライアンスの活用など、新しい事業を作り出すための実践的スキルをトータルで獲得できるように著された1冊である。
新規事業立ち上げに関する書籍は類書が少なく、また、その多くは事業計画書の書き方などの部分的な知識提供に留まっていることが多い。本書は、方向性の決め方、アイディア出し、財務、アライアンスの活用など、新しい事業を作り出すための実践的スキルをトータルで獲得できるように著された1冊である。
経済学は真の社会科学である。経済学の対象は社会、すなわち生きていくうえで人々がどのように選択をしているのか、人々が互いにどのように影響しあっているのかであり、経済学はそこに科学の冷静さをもってアプローチする。経済学の入門書として名高い本書においては、経済学における必須の原理原則が解説されているのはもちろんだが、
本書は日経ビジネス誌の別冊「新しい経済の教科書」シリーズの最新版で『「経済学」をビジネスで使える武器にする』というテーマで編纂されたムックである。本書においては、近年話題となっているオークション理論、ビッグデータ、行動経済学、という大きな最新テーマに加え、10の論点(育児休業、医療費負担など)、2013年ノーベル賞の解説という構成で、ビジネスパーソンなら押さえておきたい最新の経済学をめぐるイシューが網羅されている。
本書は約30年にわたり、リーダーシップ論の必携書として読み継がれてきたリーダーシップの教科書的一冊。著者は90名におよぶ企業経営者や社会的リーダーたちへの綿密な調査から、リーダーの行動特性と、それが後天的に身に付けることができることを解き明かす。また随所で「リーダー」と「マネジャー」の役割の違いが随所で明らかにされている。
“世界で最も有名な”革命家として、いまも多くの世代に愛されるチェ・ゲバラ。その生涯を描いた作品は多いが、本書はゲバラの生涯とその人間性を知るうえで最適な一冊。少年時代から南米ボリビアでゲリラとして最後を迎えるまでが丹念に描かれ、”事を成し遂げる”とはどういうことかを考えさせる出色のノンフィクションノベルとなっている。
2011年に経営破綻した岡山の名門企業・林原。4代目社長・林原健氏と専務である弟・林原靖氏は二人三脚で役割分担しながら経営を行い、同族経営の強みを最大限に発揮していたと思われていた。林原はなぜ、巨額の粉飾決算に手を染め、倒産してしまったのか。その原因の根底には、経営者兄弟の関係性、さらには林原家の特異性があった。
本書は意思決定をしてもらいやすい=「通る」企画書づくりの教科書的一冊である。 著者であり30年以上マスコミ業界で実績を積み、現在はプレゼン・コンシェルジュとして活躍する天野暢子氏は「相手はこんな人だから、これを求めており、このように提出すれば決めてもらえる」といった戦略を立てて資料を作るため、次々と提案を決めることができたという。
グローバル社会でビジネスを行うために必要な、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教・仏教などの世界各国の宗教についての教養を、わかりやすくまとめた一冊である。なぜ宗教を学ぶことがビジネスに役立つのか。それは、日本以外のたいていの国では、政治・経済や文化・芸術、社会生活などすべてを含んだものが「宗教」だからだ。
本書はフランスの哲学者ジャン=リュック・マリオンの「贈与論」について詳しく解説された一冊で、明治大学野生の科学研究所において全三回で講義された同名の講義がもとになっている。マリオンは日本ではまだあまり知られていないが、ヨーロッパ文明の根幹をなす、神学にも深く通じたフランス現代哲学界の重鎮と知られている。
本書において共著者の野田智義/金井壽宏両氏は、「旅」という比喩でリーダーシップ獲得の3段階のプロセスを明示する。特に重要な点は、リーダーを目指してリーダーになった人はいないということである。他の人にはまだ「見えないもの」を見て、第一歩を踏み出し、行動する中で確信と賛同者を得る。そして「結果として」人はリーダーになるのだ。
本書は、企業戦略を支える仕組みを含めた「ビジネスモデル」(儲ける仕組み)の成功例を、31個のパターンとしてまとめた戦略の教科書的な一冊である。著者は「強い戦略」ではなく、その戦略を支える経営資源や仕組みも含め「事業体として強いビジネス」が成功すると説く。また、ピジネスモデルが理解できていないと、競合の狙いも理解できず、対応することもできない。
本書は、これまで幅広い分野における研究・評論を発表してきた『知の巨匠』、外山滋比古氏による生き方の指南書である。自信を失った日本人がこれからの社会をどうやって生きていくべきかについて、「失敗は最高の教師」「厄介なことは忘れるに限る」「”欲、半分”を目指す生き方」という三つのテーマからなる全34話に、貴重なヒントが散りばめられている。