2014 8月

『怒られ力 新社会人は打たれてナンボ! 』
(桂 福丸/著)

各種調査によって「最近の若者は怒られ慣れていないので打たれ弱い」と言われて久しいが、本書は、誰にとっても心地よいものではない「怒られる」ということにフォーカスし、いかに「怒られたことを受け止め、それを自らの成長に役立てるか」を説いた一冊である。著者の桂福丸氏は、難関である灘中・灘高校→京都大学法学部と進み、卒業後6年間のフリーター生活を経て28歳から「落語家」の世界で活躍しているユニークな経歴の持ち主。

『お金の話にきれいごとはいらない』
(小笹 芳央/著)

本書は創業からわずか8年で会社を東証一部上場まで成長させた経営者である著者が、マネー・リテラシーの重要性と、「お金の真実」を明らかにした一冊である。著者自身も実践してきた「自分株式会社」として自分の人生を「経営」する考え方が解説され、お金に対する基本的スタンスと長期的な戦略を学ぶことができる内容となっている。

『やりすぎる力』
(朝比奈一郎/著)

本書は「やり過ぎる力」をキーワードに、「リーダーシップとは何か」という本質を深く追求した一冊である。著者によればリーダーシップとは端的にいえば組織を率いる「指導力」ではなく「始動力」だという。特に混乱の現代においては、ひとりでも果敢に現状を乗り越える力、「やり過ぎる力」が強く必要とされている。

推薦者 宮内義彦
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『日本人を縛りつける役人の掟 ―「岩盤規制」を打ち破れ!』
(原 英史/著)

本書は、安倍内閣でも争点となっている、岩盤規制(岩盤のように強固な規制)について、「なぜそうした規制が作られ、守られているか」を平易に解説した一冊である。著者の原英史師は元霞が関のキャリアとして規制改革担当大臣補佐官を務め、その後も政策コンサルティング会社の代表としてさまざまな立場で「規制」や「既得権者」と向き合い、改革を進めてきた人物。

推薦者 出口治明
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『外資系金融のExcel作成術
表の見せ方&財務モデルの組み方』
(慎泰俊/著)

本書は世界的金融機関で活躍した著者が、グローバルに通用する「見やすいExcelの表の作り方」と、投資や金融プロフェッショナルとしての分析手法である「本格的な財務モデルの組み方」を平易に解説した一冊である。フォントや色、罫線の使い方といった基礎的な内容から、Excelでできる本格的な「財務モデル」の考え方と、作り方までが解説されている。

推薦者 野間幹晴
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『失敗の本質―日本軍の組織論的研究』
(野中 郁次郎ほか/著)

本書は、大東亜戦争(太平洋戦争)における作戦の失敗を日本軍の“組織的失敗”として社会科学的アプローチによって分析し、現代の組織に活かすことを目的とした、学際的な組織論である。合理的・近代的な組織であったはずの日本軍は、合理性や効率性とは反するふるまいをみせ、それが敗戦へとつながっていった。

『失敗が教えてくれること』
(竹内薫/著)

本書は誰しもが避けて通れない「失敗」というテーマについて、科学的見地からその本質に迫った一冊。著者はNHK「サイエンスZERO」のナビゲーターとしても活躍し、わかりやすい科学解説に定評がある理学博士の竹内薫氏。

推薦者 渡邉英二
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『理は変革の中に在り』
(野村 克也/著)

本書は野村克也・元監督が、人生を生き抜くための生き方・考え方を語った一冊。80歳を迎えようとする今なお「野球について考えることをやめられずにいる」という著者は、成長に必要なものは自らの不器用さや挫折などがもたらした「苦労」であると断言する。そこで育まれた「思考」「感性」「勇気」によって、人は自らを変革し続け、成長できるのだ。

推薦者 岩田松雄
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『ビジョナリー・カンパニー―時代を超える生存の原則 』
(ジム・コリンズほか/著)

本書は、時代を超えて際立った存在であり続ける「ビジョナリーカンパニー」を徹底調査し、その経営を再現可能な原則にまとめた一冊である。著者ジム・コリンズは世界的企業18社の著者はこれらの企業の設立から、現在に至る歴史全体を6年にわたり調査、ライバル企業と比較検討し、ビジョナリーであり続ける源泉を「基本理念」にあると解き明かす。

推薦者 古川 健介
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『幸福優位7つの法則
仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論』
(ショーン・エイカー/著)

ハーバード大学で「幸福学」の講義を行うポジティブ心理学の第一人者が、「成功」と「幸福」の本当の関係を解き明かした一冊。幸福感はさまざまな競争優位性(ハピネス・アドバンテージ)を生み出す。本書ではそれを個人の成長から家庭、組織マネジメントにも応用可能な「7つの法則」としてまとめている。この考えは、グーグル、コカ・コーラ、IBMなど世界的企業でも採用されているという。

推薦者 金城拓真
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『経世の書 「呂氏春秋」を読む』
(安岡正篤/著)

東洋思想の研究に尽力し、政界・財界・皇室に絶大な影響力を持っていた安岡正篤氏の講義のエッセンスをまとめた一冊。本書の目的は、古典中の古典である「呂氏春秋」を読み解くことで東洋人間学の原理、経世の要諦を理解することである。全5講の内容から、気軽に中国古典の魅力とエッセンスを味わうことができる。

推薦者 税所篤快
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『バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌』
(川内 有緒/著)

パリに住み、国際機関に勤めていた著者 川内氏は、仕事でバングラデシュを訪れた際にこの地に「バウル」という人々がいることを聞く。彼らは何百年も前からこの国に伝わる伝統芸能祭や路上で歌を披露して生活をしているという。バウルとはいったい何なのか、現地でバウルの歌を聴いてみたいと思った著者はバングラデシュ行きを決意する。