2014 7月

推薦者 小笹 芳央
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『企業文化―生き残りの指針』
(エドガー・H. シャイン/著)

エドガー・H・シャインが豊富な具体事例を用いながら、理論的かつ実践的に、組織論における文化というテーマを深掘りした好著として高い評判を得ている。企業文化やそれとかかわる組織変革の問題、組織のライフサイクルに応じた文化の変化、合併時の文化の衝突という問題に対する明瞭な分析の枠組みを示している。

推薦者 山田淳
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『売れるもマーケ 当たるもマーケ|マーケティング22の法則』
(アル ライズほか著)

本書は、マーケティング戦略の大家である二人の著者が、長年の研究の末に発見した「マーケティングの法則」を紹介した一冊である。「他より優れた商品やサービスが売れるのではなく、顧客の心にうまく認知されたものが売れる」と説く著者らによる22の法則は、必ず読者のビジネスにおけるヒントになるであろう。

推薦者 渡邉英二
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『100年予測』
(ジョージ・フリードマン/著)

本書は地政学上の観点から、100年後の世界を予測しようという大胆な試みを行った一冊である。その予測をひとことで表すならば、「21世紀こそがアメリカの時代になる」ということになる。なぜアメリカの時代の幕明けなのか。著者のジョージ・フリードマンは大学で政治学の教鞭を執りながら、情報機関「ストラトフォー」を立ち上げた人物。

推薦者 岩田 松雄
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『坂の上の雲』
(司馬 遼太郎/著)

司馬遼太郎氏は、本書において「明治初年の日本ほど小さな国はなかったであろう」と述べる。そして、当時いわば世界の片田舎でしかなかった日本は、日露戦争ではじめてヨーロッパ文明と激突し、かろうじて勝利する。それは司馬氏曰く「ひやりとするほどの奇跡」であり、当時の日本人たちは精一杯の知恵と勇気と外交能力によってそこまで漕ぎつけた。

推薦者 朝比奈一郎
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『最前線のリーダーシップ』
(ロナルド・A・ハイフェッツほか/著)

本書は、ハーバード大学ケネディ行政大学院教授の共著によるリーダーシップ論である。本書が説くリーダーシップの本質は、カリスマを持った人間が人々を引っ張るものではない。改革を成し遂げる上でのリーダーシップとは、変革プロセスの最前線で全体を鳥瞰し、改革のプロセスやペースを細部にわたって設計するという、きわめて戦略的な作業である。

推薦者 野間幹晴
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『リスクに背を向ける日本人』
(山岸 俊男、メアリー・C・ブリントン/著)

本書は、心と社会の関係を幅広い視点から探る社会心理学者、山岸俊男氏と、長年にわたり日本社会を研究してきたハーバード大学の社会学者、メアリー・C・ブリントン氏による、ユニークな視点での日本人論である。議論の中心となるのは、世界一高いとされる日本人の「リスク回避傾向」である。

『問題解決―あらゆる課題を突破するビジネスパーソン必須の仕事術』
(高田貴久、岩澤智之/著)

本書は、すべてのビジネスパーソンに必須の、「問題解決」の手順と思考スキルについてまとめた一冊である。著者らは戦略系コンサルティングファーム出身の問題解決のプロフェッショナル。本書のもととなったのはトヨタ、ソニー、三菱商事などでも導入され年間二万人が学ぶ人気講座である。

『会社が消えた日―三洋電機10万人のそれから』
(大西康之/著)

日本を代表する家電メーカーであった三洋電機はグローバルな競争の中、主力事業が切り売りされ本体はパナソニックが買収、2011年、上場廃止となり、サンヨーブランドも消えた。グローバル化の時代に同族経営が行き詰まり、解体されていくプロセスに旧経営陣と10万人いた社員たちは、何を考え、人生の舵をどのように切ったのか。様々な立場の人々の人生を克明に描く。

『ヒットの正体―1億人を動かす「潜在ニーズ」の見つけ方』
(山本康博/著)

本書は、ビジネスの現場でアイデアを生み出し実現するために必要なことは何か、ということを考えさせてくれる一冊である。著者の山本康博氏は、これまで大ヒット商品を数多く世に送り出してきたマーケッター。それは消費者の潜在ニーズをつかむことができた結果だという。潜在ニーズをつかむには、特別な能力や高度な知識が不可欠というわけではなく、いろいろな経験と、さまざまな人との出会いと別れを経て得られるという。

推薦者 出口治明
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『システム×デザイン思考で世界を変える』
(前野降司ほか/著)

本書は慶應SDM(システムデザイン・マネジメント研究科)で研究し実践されてきた、イノベーションをシステマティックに生み出す技術を解説したものである。そこでは、「システム思考」と「デザイン思考」を融合させることで新たなアイディアを生み出せることが様々な技法と実例で示され、非常に実践的な内容となっている。

推薦者 泉谷 直木
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『ブレイクスルー!』
(ジャネット・アットウッド、マーシー・シャイモフほか/著)

本書はブレイクスルー、つまり「自分の人生を飛躍的に進歩させる」方法について書かれた一冊である。「ニューヨーク・タイムズ」紙ベストセラー作家 ジャネット・アットウッドや、全世界で1,500万部を発行した「こころのチキンスープ」の共著者であるマーシー・シャイモフなど専門家10名以上が、自らの体験談とともにその方法を具体的に語っている

『世界の伸びている中小・ベンチャー企業は何を考えているのか?』
(安西洋之/著)

本書は日本の中小・ベンチャー企業がこれから飛躍するためのヒントを、世界の伸びている中小・ベンチャー企業へのインタビューを通して、現実感をもって伝えた一冊である。著者は、イタリアのミラノに在住し、アジアとヨーロッパの企業をサポートするビジネスプランナーとして長年ヨーロッパ各国でのビジネスの栄枯盛衰を目の当たりにしてきた人物。