経営・事業戦略・起業

経営・事業戦略 に関するビジネス書籍の要約・書評の一覧です。
経営学や戦略論、新規事業開発、企業事例や起業家自伝まで、
新刊とロングセラーからおすすめの本をまとめています。

『繁栄のパラドクス―絶望を希望に変えるイノベーションの経済学』(クレイトン・M クリステンセン他/著)

過去数十年間、豊かな国から途上国や貧困地域に多くの資源が投入されてきた。しかし、貧困にフォーカスし、足りない資源を投下するだけでは、長期的な繁栄は起こらない。これが「繁栄のパラドクス」である。長期的な繁栄が起こるためには、新たな市場を創造する「市場創造型イノベーション」が必要なのだという。

『Why Digital Matters?―“なぜ”デジタルなのか』
(村田聡一郎/監修)

近年、AIやIoT(モノのインターネット化)の発展により、デジタル・シフトやデジタル・トランスフォーメーション(DX)という概念が提唱され、企業活動のさらなるIT化が進められている。その背景には、近年メーカーを中心に起こっているデジタルを活用したイノベーション(第四次産業革命)がある。

『コピーキャット―模倣者こそがイノベーションを起こす』
(オーデッド・シェンカー/著)

企業活動におけるイノベーションの重要性は誰もが理解しているはずだ。一方で「模倣(イミテーション)」となると、マイナスのイメージを持たれる方が多いのではないだろうか。だが、アップル、IBM、GE、ウォルマートなど、イノベーティブと思われている企業は、実は模倣の重要性を理解し、かつそれを戦略的に活用しているのだという。

『知財がひらく未来』
(山本 秀策/著)

かつて技術大国と言われた日本のものづくり産業。その凋落やイノベーション不足の要因の一つとしてあげられるのが、特許などの知的財産(知財)戦略のミスだ。諸外国では、国をあげて大学・企業・ベンチャー・投資家が連携してイノベーション創出サイクルを回し、知財権を戦略的に取得・活用し、ビジネスを有利に進めているのだ。

『「ホットケーキの神さまたち」に学ぶビジネスで成功する10のヒント』
(遠藤功/著)

数年前から生クリームやフルーツをトッピングした見た目にも華やかな“パンケーキ”がブームとなっている。一方で、歴史ある喫茶店などで提供される、昔ながらのホットケーキも底堅い人気がある。本書は、そんな手作りホットケーキを提供する繁盛店の経営戦略を学びつつ、グルメガイドとしても使えるという異色のビジネス書だ。

『ワイドレンズ―イノベーションを成功に導くエコシステム戦略』
(ロン・アドナー/著)

「ワイドレンズ」とは文字通り「広い視野」のこと。本書の主題であるイノベーションにおいては、技術革新と自社のみを見て視野狭窄に陥ることなく、製品を取り巻くエコシステム(生態系)全体に目を向けることだ。この視点が持てず、革新的な製品やサービスにもかかわらず失敗してしまった事例は数多いという。

『事例でわかる 新・小売革命―中国発ニューリテールとは?』
(劉 潤 /著)

中国の小売市場は今、巨大IT企業であるアリババ、テンセントをはじめ、総合家電メーカーのシャオミ、EC事業者、ショッピングモール、零細小売事業者などが入り乱れて競争し、拡大を続けている。そこで EC(オンライン)とリアル店舗(オフライン)両者から注目を集めているのが、「ニューリテール」という概念だ。

『OODA LOOP(ウーダループ)―次世代の最強組織に進化する意思決定スキル』
(チェット・リチャーズ/著)

現代は、IT技術やグローバル化が進み、市場環境の変化が早く不確実性が高い時代だ。そうした中で、企業が中長期戦略を立てて実行し、進捗を管理していくという「PDCAサイクル」では対応できないという声がビジネスの現場ではあがっている。そこで注目を集めているのが、「OODA(ウーダ)ループ」という意思決定理論だ。

『両利きの経営―「二兎を追う」戦略が未来を切り拓く』
(チャールズ・A・オライリーほか/著)

成熟した大企業や急成長企業が、市場変化やイノベーションに対応できず破綻・衰退に追い込まれた例は数多い。一方で変化に適応しながら成長を続ける企業もある。その明暗を分けるのが「両利きの経営」だ。両利きとは、成熟市場にある既存事業での競争(知の深化)と新規事業におけるイノベーション(知の探索)を両立させることを指す。