時事・政治経済

時事・政治経済に関するビジネス書籍の要約・書評の一覧です。
経済学から日本・グローバルの未来予測、シェールガスなど話題のテーマまで、
新刊とロングセラーからおすすめの本をまとめています。

『デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論』
(デービッド・アトキンソン/著)

日本のGDP(国内総生産)は近年中国に抜かれ、世界第 3位となった。それは、今も日本が経済大国であることを示しているが、今後長期的に人口減・高齢化が進み衰退する日本経済を暗示しているとも捉えられる。しかし、元著名アナリストで、現在は日本の伝統工芸会社の代表も務める著者は、日本経済には実はまだ「伸びしろ」があるという。

『移民の経済学』
(ベンジャミン・パウエルほか/著)

トランプ米大統領の就任や英国の EU離脱といったニュースが続き、いま、時代が大きくシフトしようとしている。それは、これまで推進されてきた自由市場化、グローバル化への懸念を示しているようにも思える。特に、本書で扱う「移民」については、アメリカのみならず、ヨーロッパ諸国でも激しい議論の的だ。

『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』
(リンダ・グラットンほか/著)

私たちはいま、世界的な長寿化の波の中にいる。これまでは、教育を受けた後、仕事の時期を過ごし、定年して引退、という3ステージの人生が一般的だったが、まもなく半数以上の人が100歳以上生きる「100年ライフ」が到来する。

『人口と日本経済』
(吉川 洋/著)

日本経済は長年停滞しており、将来的には衰退の道を辿るしかないという声は多い。その根本的原因はしばしば人口減少であると言われるが、実は人口と経済成長には統計上、あまり関係がない。本書では、その事実を多くのデータと経済学的見地から解き明かし、先進国における経済成長の源泉が「労働生産性」の向上であることを示す。

『熱狂の王 ドナルド・トランプ』
(マイケル・ダントニオ/著)

過激な発言で物議を醸しながらも、共和党大統領候補として支持を集めるドナルド・トランプ。政治経験もなく、大統領候補としての品格にも欠けるトランプが、なぜここまで健闘しているのか理解に苦しむ日本人も多いはずだ。だが、トランプの主な支持者である白人中下流層は、トランプに「アメリカ的」な希望を見出しているという。

『大前研一ビジネスジャーナル No.5』(2040年の崩壊 ―人口減少の衝撃/地域活性化の現状と課題)

本書は日本を代表する経営コンサルタント大前研一氏が、旬のグローバルトレンドをリアルタイムに解説するビジネスジャーナルの第 5弾。本号では「2040年の崩壊」と題し、日本がこのまま進めば確実に迎えることになる「人口減少」の危機と、「地域活性化」の課題を取り上げ、国、地方、企業、そして個人がとるべき道を示している。

『水力発電が日本を救う』
(竹村公太郎/著)

再生可能エネルギーのなかでも、太陽光や風力、地熱発電に比べ、それほど目立たない存在の水力発電。だが、使い方によっては莫大な電力を産み出すことができる——。本書では、純国産で温室効果ガスを発生しない電力が、毎年 2兆円から 3兆円分も増加可能なことを解説、さらにこの豊かな電力が半永久的に継続でき、日本のエネルギー事情を一変させる可能性を明らかにする。

『大前研一ビジネスジャーナル No.4』(迫り来る危機をいかに乗り越えるか)

本号では大前研一氏が、「迫りくる危機をいかに乗り越えるか」をテーマとして、現実味を帯びる「日本財政破綻」の危機と、福島第一原発事故による「旧来のエネルギー戦略破綻」の危機に迫る。増大する国債、減少し続ける労働人口、「低欲望社会」といったキーワードから、今後の日本財政の破綻、ハイパーインフレに至る見立てと対策を解説する。

『2050 近未来シミュレーション日本復活』
(クライド・プレストウィッツ/著)

2050年、日本の人口は 1億 4,000万人まで増加し、経済成長率 4.5%、国家債務はGDP比 50%まで縮小。女性の就業率は 85%を超え、企業役員の半数は女性、さらに、日本製ロボットや医療機器、クリーンエネルギーなど様々な分野のイノベーションでも世界のトップを走る日本——本書で描かれるのはこんな驚くほど大胆でバラ色の予測だ。

『流れをつかむ日本の歴史』
(山本博文/著)

学生時代、日本史の教科書は年号と事件の羅列のように思え、いまひとつ面白さがわからなかったという方も多いのではないだろうか。それは、ひとつひとつの出来事の間のストーリーがつかめないからだ。本書はまさにそんなビジネスパーソンのために、「歴史の流れ」と全体像を理解するための一冊だ。