マーケティング・セールス

マーケティング・セールス関連ビジネス書籍の要約・書評の一覧です。
営業スキルからブランディングまで、新刊とロングセラーからおすすめの本をまとめています。

『世界のマーケターは、いま何を考えているのか?』
(廣田周作/著)

マーケティングの世界では、日々目まぐるしく変わる消費者ニーズやトレンドの中で、バズワードが表れては消えていくスピードが早まっている。また、価値観が多様化し、マス向けの施策が以前ほどインパクトを出せなくなっている。このような中で、苦境に立たされているマーケターは少なくない。

『Z世代マーケティングー世界を激変させるニューノーマル』
(ジェイソン・ドーシーほか/著)

Z世代(1996~2012年頃生まれた世代)という言葉を耳にすることが増えてきた。現在 10代~20代なかばの彼らは、生まれた時からPCやモバイル機器に囲まれ、ソーシャルメディアの台頭もあって環境問題などでも大きな存在感を示し始めている。ビジネス文脈でも、今後 20年の消費行動やビジネスの中心となっていく世代である。

『プロセスエコノミー―あなたの物語が価値になる』
(尾原和啓/著)

近年、経済のグローバル化やインターネットの発達で、ほとんどの製品やサービスの機能が発売後すぐに模倣され、差別化がしにくくなっている。その突破口となり得る概念が、本書で提唱される「プロセスエコノミー」だ。これは文字通り、アウトプット(最終製品)ではなく、プロセス(制作過程)自体が価値を生むという考え方である。

『〈営業サプリ式〉大塚寿の「売れる営業力」養成講座』
(大塚 寿/著)

コロナ禍によってオンライン商談が増え、対面型営業との勝手の違いに悩む方も多い。しかし、リクルート社の伝説の部署でトップセールスになり、営業研修講師として 26年以上活躍する営業のプロである著者によれば、オンラインでもリアルでも営業の基本行動は変わらない。

『トリガー 人を動かす行動経済学 26の切り口』
(楠本 和矢/著)

現在、ほとんどの産業は成熟化し、類似商品やサービスが溢れている。こうした時代におけるマーケティング戦略の一つの突破口として近年注目を浴びているのが、「行動経済学」だ。行動経済学とは「人間の非論理的な心理作用やそれに基づく判断を活用したアプローチ」とも言うべきもので、現在、その知見が様々な分野で応用されている。

『デジタルマーケティングの定石』
(垣内勇威/著)

近年、企業戦略と組織を変革するデジタル・トランスフォーメーション(DX)が急務とされている。なかでもデジタル化が進んでいるのがマーケティング分野だが、多くのバズワードに振り回され、「成果の出ない施策」が繰り返されてしまっているのもこの分野である。著者によれば、その理由はデジタルの強みと弱みを理解していないことにある。

『ブランディング・ファースト』
(宮村岳志/著)

「ブランド」や「ブランディング」と聞くと、高級ブランドや大企業のロゴマークをイメージされる方も多いだろう。しかし実はブランディングが必要なのは大企業だけではない。むしろ、価格戦略や広告費で大手企業に勝てない中小企業こそ広告費をかける前にブランドをつくっておくべきなのだ。

『2025年、人は「買い物」をしなくなる』
(望月智之/著)

ネットショッピングが普及し、企業も個人も当たり前のように ECを利用する時代となった。今後、データ収集や AIの精度などの技術革新が進めば、買い物の形はさらに変化する。著者は、その中心になるのがデジタル上の棚「デジタルシェルフ」であると予測する。そしてその結果、人々は「店舗で買い物する」ことがほとんどなくなるという。

『[ライフスタイル探検隊]「語り合うマーケティング」が未来を拓く』
(上野和夫、望月祐佳/著)

企業活動におけるマーケティングの重要性は論をまたないが、実際の業務においては、アンケートやデータ分析で終わってしまうことも少なくない。しかし本当の意味で顧客や自社を知ろうと思えば、やはり実際の顧客との対話に優るものはない。ただし手間や費用から、その実践に二の足を踏んでしまう企業も多いのではないだろうか。

『介護に学ぶ シニアのおもてなしマーケティング』
(砂 亮介/著)

これから日本が迎える超高齢化社会を見すえ、多くの企業がシニア(本書では65歳以上と定義)向けビジネスに参入している。ただし、うまくいっていない商品・サービスも多い。本書によれば、失敗した商品・サービスに共通するのが、通り一遍の人口統計や経済統計、市場調査などに頼り、現実のシニアのニーズや特性を理解できていないことだ。