IT・WEB・科学

IT・WEB・科学に関するビジネス書籍の要約・書評一覧です。
クラウド、O2OなどWEB業界の最先端トレンドやテクノロジー、自然科学まで、
おすすめの本を新刊とロングセラーからまとめています。

『フューチャー・プレゼンス―仮想現実の未来がとり戻す「つながり」と「親密さ」 』
(ピーター・ルービン/著)

ヴァーチャル・リアリティ(以下 VR)と言えば、ゲームや映画といったエンターテインメント系コンテンツを思い浮かべる方が多いかもしれない。だが実は、識者に言わせれば、あらゆる産業に AI以上の影響を与える破壊的なテクノロジーであり、だからこそ、現在 GAFAをはじめ世界の錚々たる企業がVR技術やスタートアップに投資しているのだ。

『流れといのち─万物の進化を支配するコンストラクタル法則』
(エイドリアン・ベジャン/著)

「生命(いのち)とは何か」、この根本的な問いに本書は答える。その答えを導くのが、著者のエイドリアン・ベジャン氏が1996年に発表した物理法則「コンストラクタル法則」だ。この法則は、生物・無生物とを問わず「すべてはより良く流れるかたちに進化する」ことを示したもので、発表後、分野を越えて衝撃を与え、今なお研究が進められている。

『宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八』
(小野 雅裕/著)

長年にわたり多くの人々を魅了し続ける「宇宙」。近年ではイーロン・マスクとジェフ・ベゾスという2人のカリスマ経営者が宇宙事業に進出したことも知られる。宇宙について思いめぐらす時に心の奥で湧き上がる「何か」のために、人類は技術を進歩させ、夢を追い続けてきた。本書は、そんな人類の宇宙への旅路の軌跡と未来を描いた一冊だ。

『AIをビジネスに実装する方法―「ディープラーニング」が利益を創出する』
(岡田陽介/著)

日本企業は世界的に見て、AIやディープラーニング(深層学習)技術の導入が遅れているという。その点を著者は「もはや『人工知能って何?』などと言っている時代ではない」と危惧する。AIやディープラーニングはすでに最先端技術ではなく、いかにして導入・活用していくかというフェーズに入っているのだ。

『サピエンス異変―新たな時代「人新世」の衝撃』
(ヴァイバー・クリガン=リード/著)

人類の身体は、数百万年の間ゆっくりと進化してきたが、産業革命以降の環境の変化によって急速な変化が起こっているという。特にここ数十年のデジタル革命による変化は急速で、私たちの身体は適応しきれずに様々な障害を起こしている。オフィスワークの増加による腰痛や、カロリーの過剰摂取による糖尿病患者の増加はそのわかりやすい例だ。

『HUMAN+MACHINE 人間+マシン―AI時代の8つの融合スキル』
(ポール・R・ドーアティほか/著)

昨今「AI」の文字をメディアで見ない日はない。主にその論調は「AIが人間の仕事を奪う」という脅威論が多いが、本書ではそうした見方を脱して、いかにAIと協働するか、に主眼を置くべきだと主張する。つまり、AIを人間を置き換えるものではなく、人間の能力を拡張・増幅してくれるツールとして捉えなおすのだ。

『決定版 サイバーセキュリティ』
(Blue Planet-works/著)

今やサイバー戦争の時代と言われ、アメリカを始め世界各国でもサイバーセキュリティは国家規模での課題となっている。また、日本年金機構の情報流出や仮想通貨取引所大手コインチェックなどの不正アクセス事件も記憶に新しい。そうしたサイバー攻撃は、パソコンやスマートフォンが手放せないわれわれ個人にとっても、実は身近な問題だ。

『決定版 銀行デジタル革命―現金消滅で金融はどう変わるか』
(木内 登英/著)

「通貨」は貝殻から始まり、金属、紙幣、現在では「デジタル通貨」へと進化した。ビットコインに代表される新興の仮想通貨は近年大きく報道されているが、メガバンクも「MUFGコイン」「Jコイン」といった独自のデジタル通貨構想を発表、さらには世界各地の中央銀行がデジタル通貨の発行を準備しているとの観測もある。

『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』
(三宅陽一郎/著)

人工知能は人間のような「欲望」がない。また、生きることの喜びや苦しみも感じていない。このようにいわば「解脱」しているような人工知能に、人間らしさを埋め込むことはできるのか?本書はこのようなユニークな問いを掲げ、ゲームAI開発の第一人者として知られる著者が主宰した「人工知能のための哲学塾」の講演録の第二弾である。