IT・WEB・科学

IT・WEB・科学に関するビジネス書籍の要約・書評一覧です。
クラウド、O2OなどWEB業界の最先端トレンドやテクノロジー、自然科学まで、
おすすめの本を新刊とロングセラーからまとめています。

『グーグルが消える日 Life after Google』
(ジョージ・ギルダー/著)

アメリカの巨大 IT企業の中でも、グーグルは単なる一企業の枠を超え、無料のインターネットインフラとして「世界のシステム」となった点で特殊である。本書は、そんなグーグルがつくり上げた現在のインターネットの世界とその限界を指摘する警世の書だ。グーグルが抱える致命的な問題点を指摘し、「グーグル後の世界」の展望を示す。

『われわれはなぜ嘘つきで自信過剰でお人好しなのか―進化心理学で読み解く、人類の驚くべき戦略』

かつてわれわれ人類の脳は、道具の使用や飢え、自然災害など“物理的”課題に対応するために発達を遂げたと考えられていた。だが、近年の研究では、“社会的”課題(相互依存性の高い集団のほかのメンバーに対処するときの課題)に対応した結果、著しく脳が発達してきたことが明らかになりつつある。

『SNS変遷史―「いいね!」でつながる社会のゆくえ』
(天野 彬/著)

近年フェイスブック、ツイッター、インスタグラム、TikTokなど、SNSの隆盛が著しい。炎上やプライバシーなど、SNSに関する問題も頻発しているが、なぜ SNSはここまで存在感を放つようになったのか。そして、SNSの中での流行り廃りはなぜ生まれるのか。本書では、SNSの来歴とともにその影響力や特性を考察する。

『フューチャー・プレゼンス―仮想現実の未来がとり戻す「つながり」と「親密さ」 』
(ピーター・ルービン/著)

ヴァーチャル・リアリティ(以下 VR)と言えば、ゲームや映画といったエンターテインメント系コンテンツを思い浮かべる方が多いかもしれない。だが実は、識者に言わせれば、あらゆる産業に AI以上の影響を与える破壊的なテクノロジーであり、だからこそ、現在 GAFAをはじめ世界の錚々たる企業がVR技術やスタートアップに投資しているのだ。

『流れといのち─万物の進化を支配するコンストラクタル法則』
(エイドリアン・ベジャン/著)

「生命(いのち)とは何か」、この根本的な問いに本書は答える。その答えを導くのが、著者のエイドリアン・ベジャン氏が1996年に発表した物理法則「コンストラクタル法則」だ。この法則は、生物・無生物とを問わず「すべてはより良く流れるかたちに進化する」ことを示したもので、発表後、分野を越えて衝撃を与え、今なお研究が進められている。

『宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八』
(小野 雅裕/著)

長年にわたり多くの人々を魅了し続ける「宇宙」。近年ではイーロン・マスクとジェフ・ベゾスという2人のカリスマ経営者が宇宙事業に進出したことも知られる。宇宙について思いめぐらす時に心の奥で湧き上がる「何か」のために、人類は技術を進歩させ、夢を追い続けてきた。本書は、そんな人類の宇宙への旅路の軌跡と未来を描いた一冊だ。

『AIをビジネスに実装する方法―「ディープラーニング」が利益を創出する』
(岡田陽介/著)

日本企業は世界的に見て、AIやディープラーニング(深層学習)技術の導入が遅れているという。その点を著者は「もはや『人工知能って何?』などと言っている時代ではない」と危惧する。AIやディープラーニングはすでに最先端技術ではなく、いかにして導入・活用していくかというフェーズに入っているのだ。

『サピエンス異変―新たな時代「人新世」の衝撃』
(ヴァイバー・クリガン=リード/著)

人類の身体は、数百万年の間ゆっくりと進化してきたが、産業革命以降の環境の変化によって急速な変化が起こっているという。特にここ数十年のデジタル革命による変化は急速で、私たちの身体は適応しきれずに様々な障害を起こしている。オフィスワークの増加による腰痛や、カロリーの過剰摂取による糖尿病患者の増加はそのわかりやすい例だ。

『HUMAN+MACHINE 人間+マシン―AI時代の8つの融合スキル』
(ポール・R・ドーアティほか/著)

昨今「AI」の文字をメディアで見ない日はない。主にその論調は「AIが人間の仕事を奪う」という脅威論が多いが、本書ではそうした見方を脱して、いかにAIと協働するか、に主眼を置くべきだと主張する。つまり、AIを人間を置き換えるものではなく、人間の能力を拡張・増幅してくれるツールとして捉えなおすのだ。