- 本書の概要
- 著者プロフィール
本書の中心的な考えを簡単に言えば、強い願望を持ち、「苦痛を避けて快楽を得たい」という人間の性質を理解し、モチベーションを保ち続けるというもの。誰しも苦痛に感じることは長く続けることはできないのだ。
著者のマイケル・ボルダック氏は幼少時のトラウマによる吃音症状や対人恐怖症を乗り越え、著名コンサルタントのブライアン・トレーシー氏から「世界No.1」目標達成コーチと称される人物。自己啓発的な理論だけではなく、具体的ステップやスケジュールなどが惜しげもなく解説されており、仕事、収入、健康など様々な分野に応用できる実践的な一冊。
著者:マイケル・ボルダック Michael Bolduc
1973年、カナダ生まれ。7歳で父親が母親を殺害するという衝撃的な事件を体験。ショックから重度の吃音症と対人恐怖症となる。16歳のときには養父母の家からも追い出されて高校を中退、カネやコネはおろか、家族のサポートすら受けられない絶望的な少年期を過ごす。しかし、友人に誘われて参加したセミナーをきっかけに自己変革に目覚め、吃音症を克服。その後、目標達成コーチとしてキャリアを積み、セールスの神様と呼ばれるブライアン・トレーシーから「世界No.1」と称されるまでに。現在は南国のビーチで愛する家族と過ごしながら、個人コーチングやセミナー、執筆活動を通して世界中のクライアントに成功と幸せを届けている。著書に『目標達成する技術』『人を動かす技術』(フォレスト出版)など。
訳者:吉田裕澄(ヨシダ ヒロズミ)
マイケル・ボルダックジャパン株式会社代表取締役。2007年よりマイケル・ボルダックの通訳を務め、日本におけるビジネスパートナーとしてコンテンツ作成、セミナー運営に携わり、日本人にマイケル・ボルダックの成功法則をわかりやすく伝えている。
監訳:高野内謙伍(タカノウチ ケンゴ)
2007年よりマイケル・ボルダックに師事。日本におけるセミナー運営チームのリーダーを任される。現在、日本人で3人しかいないマイケル・ボルダックが認めたマスターコーチの1人。
Chapter 1 「できない」のは痛みと快楽を理解していないから
Chapter 2 最高のモチベーションの生み出し方
Chapter 3 無意識の障害「リミティング・ビリーフ」を壊す
Chapter 4 生き方に急激な変化を起こす行動
Chapter 5 夢を現実化させるプランニングの技術
Chapter 6 自動的に行動を生み出す7つの規律
Chapter 7 どんな障害にも打ち勝つ
要約ダイジェスト
「できない」のは痛みと快楽を理解していないから
この本の主張は、思考は原因であり、生み出された状況は思考からもたらされた結果であるという原理原則に基づいている。
人生とは自分の一貫した思考の現れだ。では、思考とは何だろうか?思考とは、自分自身に対する質問である。質問するとあなたのフォーカスはコントロールされ、それが何であれ、それに向かって生きていくことになる。
そして、あなたの人生とすべての行いを突き動かす力、それは「痛み」と「快楽」だ。私たちのすべての行動は、できる限りの快楽を得るため、または痛みを避けるためのいずれかによって生み出される。それゆえ、痛みと快楽を理解し、