『たいていのことは20時間で習得できる』
(ジョシュ・カウフマン/著)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
「やらなければならないこと」が多すぎて、「やりたいこと」をやる時間がとれない…本書はそんな悩みを解決する一冊である。本書で提唱される「超速スキル獲得法」で学習すれば、どんなスキルであれ20時間もあれば、一定のレベルに達することができるという。

 これは、習得したいスキルをできるだけ小さく分解し、特に重要なものを見極め、それを意識的に練習するという手法である。世界的ベストセラー『Personal MBA-学び続けるプロフェッショナルの必携書』(英治出版)を著し、TEDでも活躍する著者は、自らを”学習中毒”と自認しており、この方法によって様々なスキルを習得してきたという。

 本書においても、著者がプログラミング、タッチタイピング、囲碁、ウクレレからウインドサーフィン、ヨガといったスポーツまでの習得実例が示されている。「時間はつくりだすもの」と説く著者の時間管理やモチベーションを含めた実践手法は、向上心ある多くの読者に役立つだろう。

著者:ジョシュ・カウフマン(Josh Kaufman)
 プロクター&ギャンブルでブランド・マネジメントやグローバルやオンラインマーケティングの戦略立案などを担当したのち独立。「もっと稼ぎ、もっと多くの仕事を成し遂げ、もっと楽しむ方法」をテーマに、企業経営、起業、スキル獲得などについて独自の研究を続ける。ウェブサイト「JoshKaufman.net」は2013年にフォーブス誌の「起業家のためのウェブサイトトップ100」に選出された。アメリカ・コロラド州在住

翻訳:土方 奈美
 翻訳家。慶應義塾大学文学部卒業後、日本経済新聞社で記者を務める。米国公認会計士、ファイナンシャルプランナーの資格を保有し、経済・金融分野を中心に翻訳を手掛ける

1 自己紹介 – ぼくが学習中毒になったわけ
2 超速スキル獲得法10のルール
3 効果的学習のための10の基本ルール
4 ヨガ – 必要以上に難しくない
5 プログラミング – 複雑なモノも分解すればシンプルになる
6 タッチタイピング – 古い習慣を捨てるのは意外と簡単
7 囲碁 – 探求し、それから判断せよ
8 ウクレレ – 分解、練習、反復
9 ウィンドサーフィン – コンディションが大切

要約ダイジェスト

「1万時間の法則」なんてクソくらえ!

 「やりたいことは山ほどあるのに、まったく時間がない」。これは現代人に共通の悩みだろう。さっさと始めない理由はたいてい二つ、時間とスキルである。スキルを身につけるには時間と努力が必要なのだ。

 テレビを見たり、ネットサーフィンをするほうがずっと楽だ。そしてほとんどの人がそうするので、やりたいことは夢のままで終わる。もう一つの不愉快な真実は、たいていのことは、上手になるまでおもしろくないということだ。

ベストセラー作家、マルコム・グラッドウェルの2008年の著書『天才!成功する人々の法則』でたびたび登場するのが、「1万時間の法則」である。研究によると、

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