『マンキュー入門経済学』
(N・グレゴリー・マンキュー/著)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
 経済学は、真の社会科学だ。経済学の対象は社会、すなわち生きていくうえで人々がどのように選択をしているのか、そして人々が互いにどのように影響しあっているのかという点にあり、経済学はそこに科学の冷静さをもってアプローチする。

 経済学の入門書として名高い本書においては、経済学における必須の原理原則が解説されているのはもちろん、できるかぎり多くの読者に経済学者の考え方を伝え、その考え方で現実の世界の多くを説明できると納得してもらうことを目標にしているという。

 それゆえ、類書に比べて、理論の現実への適用や政策問題に多くのページが割かれている。世界で最も読まれている経済学テキストとも呼ばれ、ハーバード大学、シカゴ大学などの一流校でも使用されている。高度に経済活動が発達した現代に生きるビジネスパーソン必須の教養として、経済学に苦手意識を持つ方にこそ手に取っていただきたい一冊だ。

著者:N・グレゴリー・マンキュー
 ハーバード大学教授。1958年生まれ。1980年プリンストン大学を卒業。1984年マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号を取得後、1987年に29歳の若さでハーバード大学教授に就任。2003年より2005年まで大統領経済諮問委員会(CEA)委員長を務める。経済学の一流誌に掲載された論文は数多く、またマクロ経済学の定番テキストである『マンキューマクロ経済学』の著者でもある。

翻訳:足立英之、石川城太、小川英治、地主敏樹

第1部 イントロダクション
 第1章 経済学の重大原理
 第2章 経済学者らしく考える
 第3章 相互依存と交易(貿易)からの利益
第2部 ミクロ経済学
 第4章 市場における需要と供給の作用
 第5章 需要、供給、および政府の政策
 第6章 消費者、生産者、市場の効率性
 第7章 外部性
第3部 マクロ経済学
 第8章 国民所得の測定
 第9章 生計費の測定
 第10章 生産と成長
 第11章 貯蓄、投資と金融システム
 第12章 総需要と総供給
 第13章 開放マクロ経済学:基本的概念
推薦者コメント
norio murakami村上憲郎< 村上憲郎事務所 代表>
2003年、Google米国本社副社長 兼Google Japan 代表取締役社長に就任。2009年よりGoogle Japan名誉会長職を務めた後、2011年より村上憲郎事務所を設立し代表を務める。(>>推薦書籍一覧

 世界で最も標準的な経済学の教科書として定評のある『マンキュー経済学Iミクロ編』と『マンキュー経済学IIマクロ編』とから主要な章をまとめた入門編。元の2冊とも、高校生でも十分読みこなせると言われるほどの解り易い記述ながら、内容の水準は高い。その2冊の重複部分の重複を除いたお得な一冊とも言える。

推奨読者:
 経済社会現象の基本的な原理としての経済学の基本を身につけたいと思う人。例え身につかなくとも経済社会現象の基本的な原理としての経済学とはいかなるものか体験したい人。TV番組に出てくる経済評論家と称する人達の言ってることの間違いを指摘したい人。例え指摘できなくても少なくとも騙されたくない人。

要約ダイジェスト

経済学を学ぶべき理由

 経済学を学習すべき理由は 3つある。第1の理由は、自分が暮らしている世界を理解するのに役立つということだ。ニューヨークでアパートをみつけるのがなぜ難しいのか、多くのアフリカ諸国の生活水準はどうして低いのか、経済学の講義がそうした疑問への考察を助ける。

 第2の理由は、経済へのより機敏な参加者になるためである。働きはじめれば、自分の所得のどれだけを消費に向け、どれだけを貯蓄し、

続きを読むには会員登録が必要です。

© 2017 ZENBOOKS,Inc. All Rights Reserved.
要約記事は出版社または著作者から適法に許諾を取得し、作成・掲載しています。本記事の知的所有権は株式会社ゼンブックスに帰属し、本記事を無断で複製、配布、譲渡することは固く禁じます

特集