『リンゴも人生も傷があるほど甘くなる』
(外山 滋比古/著)

 

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
本書は、これまで幅広い分野における研究・評論を発表してきた『知の巨匠』、外山滋比古氏による生き方の指南書である。自信を失った日本人がこれからの社会をどうやって生きていくべきかについて、「失敗は最高の教師」「厄介なことは忘れるに限る」「”欲、半分”を目指す生き方」という三つのテーマからなる全34話に、貴重なヒントが散りばめられている。

約一世紀にわたり戦前、戦後の日本を生きてきた著者の言葉は、時に辛辣ながら温かさが滲み出る。日々の忙しさにかまけては何かと見失いがちな「人としてのあり方」を思い出させてくれる一冊となっている。

著者:外山滋比古
1923年愛知県生まれ。東京文理科大学英文科卒業。「英語青年」編集長を経て、東京教育大学、お茶の水女子大学などで教鞭をとる。現在、お茶の水女子大学名誉教授。専門の英文学だけでなく、言語学、修辞学、教育論、ジャーナリズム論など幅広い分野を研究し、多くの評論を発表する
第1章 失敗は最高の教師
キズをのり越える努力が、人を大きくする
わが子を千仞の谷に落とす気概を
敵があってこそ、自分が生かされる…ほか

第2章 厄介なことは忘れるに限る
気長にかまえ、チャンスに飛び出す者が勝つ
エンジンを止めてはいけない
ダマされる人、ダマされない人…ほか

第3章 “欲、半分”を目指す生き方
よい我慢はしても悪い我慢はするな
“当たり前”と思えばおごりが生じる
一日は“夕べ”から始まる…ほか

推薦者コメント
小笹芳央<株式会社リンクアンドモチベーション 代表取締役会長>
株式会社リクルートを経て、2000年、株式会社リンクアンドモチベーションを設立。2008年、東証一部に上場。2013年より、代表取締役会長就任。現在はグループ11社の会長を務める。(>>推薦書籍一覧

キズがあってかえっていいこともあるのが人生。失敗や苦難や我欲との付き合い方に関して90歳の著者の卓見が余すところなく紹介されている。(小笹芳央)

要約ダイジェスト

失敗は最高の教師

キズをのり越える努力が、人を大きくする

青森へ行った帰りに、朝市に寄ってリンゴを買った。こちらが、「キズのあるリンゴの方が甘いんですよね」と言うと、おばあさんが「東京の人のようだけど、よくごぞんじです。みんなにきらわれています」と言った。

キズのついたリンゴ。なんとかそれをかばおうとして、力を出すのであろう。無キズのリンゴよりうまくなるのだ。キズのないリンゴがなまけているわけではないが、

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