『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』
(飲茶/著)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
 本書は哲学書の中で異例のヒット作となった『史上最強の哲学入門』の第二弾であり、東洋哲学を学ぶための入門書である。古代インド哲学から釈迦、竜樹、孔子、孟子、老子、荘子、そして日本の禅まで、その成り立ちから本質までをわかりやすく説く。

 著者の「飲茶」氏は元ブロガーで、少年向け人気格闘漫画『バキ』の激烈なファン。哲学初心者でも非常に読みやすい構成ながら、まるで格闘漫画のようなリズムで、身近な話題に置き換えながら東洋哲学の深部まで踏み込んで解説されているのが特長である。

「情報過多の時代に生きる我々は、釈迦や老子たちの築いた東洋哲学を乗りこえ、一歩先へと進まなければならない」と述べる本書は、「史上最強の哲学」を求める戦いに「入門」することのできる稀有な一冊ということができるだろう。

著者:飲茶(やむちゃ)
 北国生まれ。東北大学大学院卒業。元は普通のブロガーであったが、突然スカウトされて作家デビュー。哲学や科学など、とっつきにくい学問を楽しくわかりやすく解説した本が大好評となる。しかし、二冊目の執筆依頼はないだろうとたかをくくって適当な著者名にしてしまい、「もっと強そうな名前にすれば良かった」としきりに後悔しているとのこと。著書に『哲学的な何か、あと科学とか』『哲学的な何か、あと数学とか』。また現在、『哲学ガールズ(PHP研究所)』をプロデュース中。さらなる飛躍を目指している。口癖は「消えろ、ぶっ飛ばされんうちにな」。激烈なバキファン。著者ブログ:http://blog.yamcha.jp/
第一章 インド哲学「悟りの真理」
・ヤージュニャヴァルキヤ
・釈迦
・龍樹
第二章 中国哲学「タオの真理」
・孔子
・墨子
・孟子
・荀子
・韓非子
・老子
・荘子
第三章 日本哲学「禅の真理」
・親鸞
・栄西
・道元
・十牛図
推薦者コメント
泉谷 直木< アサヒグループホールディングス株式会社 代表取締役社長>
1972年アサヒビール株式会社(当時)入社。同社内要職を経て、2010年に同社代表取締役社長に就任。翌2011年の純粋持ち株会社移行に伴い、現職に就任。(>>推薦書籍一覧

 現代のように変化の激しい時代、多様化が進む時代においては、世の中に向けて自ら広く高くアンテナを張り、世の中の変化を捉えて、そこから物事の本質を見極めることが求められる。

 その過程において、リベラルアーツが重要な役割を果たし、哲学はそのリベラルアーツの土台となる。本書は哲学、特に東洋哲学を理解するための最適な入門書である。

推奨読者:
 優れたリーダーは、あらゆる物事を自分事化して考える習慣が身についている。「いかに物事を自分事化するか」「その際に、物事をどう捉えるか」が重要となるが、そのためには“「いかに考えるか」を自ら学ぶ”ことが必要となる。これは哲学の本質でもある。本著を、物事の考え方を学びたい方、また純粋に哲学を楽しみたい方にお薦めする。(泉谷直木)

要約ダイジェスト

東洋哲学とは何か

 東洋哲学と西洋哲学を比較してみたとき、一番の大きな違いは「理解できるかどうか」であるといえる。西洋哲学は「難解」ではあるが、時間をかけて学び続ければ誰でもいつかは理解に達することができる。一方、東洋哲学は学べば学ぶほど「理解」から遠のいていく。

 西洋哲学は「階段」である。究極の真理を求めて、先人の論を乗り越え高みへと登っていく。膨大な時間を費やし積み上げてきた強力な学問、それが西洋哲学なのだ。

 これに対し、東洋哲学は真理を目指すのではなく、真理に到達したところからスタートする。真理に到達した東洋哲学者が現れ、

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