『非学歴エリート』
(安井元康/著)

コンサルタントの仕事術

 本書は知的ハードワーキングのプロである「コンサルタント」のノウハウや思考法を扱う書籍の特集企画『コンサルタントの仕事術』)の一冊です。選書協力:『コンサルサーチ』(株式会社ワークスタイルラボ)
  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
 学歴なし、コネなし、金なしという状態から、20代で上場企業2社の役員やMBA取得、30代で戦略コンサルティング会社の最年少ディレクターを務めるなど、圧倒的な成果を実現する著者が、その仕事術とキャリアのつくり方を解説した一冊。

 著者はいわゆる「一流大学」に入れなかったことから、仕事で高学歴者に「逆転勝ち」するためのスキルを学生時代から磨き続け、就職氷河期の小さなベンチャー企業からキャリアをスタートしている。

 本書では一貫して、「『個』の力」を高め、「逆転したいなら自分にあった方法で努力する」ことの重要性が説かれ、一見すると根性論のようだが、今も現役で活躍する著者のきわめて合理的な考え方が展開されている。それゆえ、「こうすれば簡単に成功する」というノウハウ以上の、「仕事」や「組織」に対する本質的なスキルやスタンスを学ぶことができるだろう。

著者:安井 元康(ヤスイ モトヤス)
 経営共創基盤(IGPI)ディレクター。1978年、東京生まれ。母子家庭に育ち、都立高校を経て2001年に明治学院大学を卒業、GDH(現ゴンゾ)に入社。翌2002年おなじくベンチャー企業のMCJに転職。2004年、同社のIPO実務責任者として東証マザーズへ上場達成後、26歳でCFO(執行役員・経営企画室長)に。その後、ケンブリッジ大学大学院へ私費留学。同大でMBAを取得。その後2007年に経営共創基盤に入社し、4年弱でディレクターに昇進。2008~2010年には、ぴあ(株)財務担当執行役員。金融庁非常勤職員(専門調査員)
第1章 「なりたい自分」の見つけ方
第2章 逆転のための羅針盤――どう努力したらいいのか
第3章 逆転のための「会社」とのつきあい方
第4章 逆転のための「人」とのつきあい方
第5章 逆転のための勉強法

要約ダイジェスト

「なりたい自分」の見つけ方

高学歴の人間に仕事で勝つために

 日本は学歴社会である。基本的には、偏差値の高い大学を出ていなければ、「いい会社」には入ることができない。しかし、中途半端な学歴だった私は、大学に入った直後から、「実社会に出たときには絶対、高学歴の人間を逆転してやろう!」と、明確に意識するようになった。

 なぜなら、学歴は親の財力などに左右される一方、仕事は個人の力以外のなにものでもないからだ。大学では、アルバイト以外の時間はほぼすべてを、実社会に出たときに高学歴者に勝つためのスキル、「英語」と「財務や会計といった数値スキル」にあてた。

 特に英語については、熱が出ようが一日三時間一日も休まずに勉強した。日本では一流大学の卒業者でも英語ができない人が多く、

続きを読むには会員登録が必要です。

© 2017 ZENBOOKS,Inc. All Rights Reserved.
要約記事は出版社または著作者から適法に許諾を取得し、作成・掲載しています。本記事の知的所有権は株式会社ゼンブックスに帰属し、本記事を無断で複製、配布、譲渡することは固く禁じます

特集