『急に売れ始めるにはわけがある-ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則』
(マルコム・グラッドウェル/著)

 

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
本書は、流行現象を口コミによる感染ととらえ、そのメカニズムを説き明かした一冊である。ヒットを作り出すには膨大な予算が必要と考えられがちだが、そうとは限らない。ひとつの小さな変化でとてつもなく大きな結果を生みだすことが可能だからである。

「ティッピング・ポイント」や「少数者の法則」「粘りの要素」「背景の力」といったキーワードを用いながら、流行がつくられ広がっていくメカニズムを斬新な視点から考察している点が本書の特徴である。マーケティングに関心を持つ人にとっては必須の知識が詰まっている。

著者:マルコム・グラッドウェル
カナダ・トロント大学トリニティカレッジ卒。『ワシントン・ポスト』紙のビジネス・サイエンス担当記者を経て現在雑誌 『ニューヨーカー』のスタッフライター。これまでの著書はいずれも世界で200万部を超える大ベストセラーになっている。

翻訳: 高橋 啓
1953年生まれ。早稲田大学文学部卒業。翻訳家

はじめに ティッピング・ポイントとは何か?
第1章 爆発的感染、その3原則
第2章 「80対20の法則」から「少数者の法則」へ(原則1)
第3章 粘りの要素(原則2)
第4章 背景の力(原則3)
第5章 「150の法則」という背景
第6章 商品はどのようにして感染するのか? Case study1
第7章 自殺と近年 Case study2
第8章 ティッピング・ポイントを押せば世界は傾く
推薦者コメント
atsushi yamada山田淳<株式会社フィールド&マウンテン 代表取締役>
東京大学在学中、当時最年少となる七大陸最高峰制覇を実現。マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、株式会社フィールド&マウンテンを設立。東洋経済オンライン「新世代リーダー50人」選出。(>>推薦書籍一覧

邦題が少し軽くなってはいるが、「tipping point」というブームの広がり方を示した良書。SNSなどの隆盛で広がり方は変わってきたが、読んでおいて損はない一冊。

推奨読者:
BtoCでのブームの広がり方に興味のある人。予算を大きくかけずに波動を起こしたい人。

本書の要約ダイジェスト紹介

ティッピングポイントとは何か

ティッピングポイントとは「あるアイディアや流行もしくは社会的行動が敷居を越えて一気に流れ出し、野火のように広がる劇的瞬間」である。

かつてニューヨーク市近郊の貧しい地区では殺人事件や重罪事件が多発していたが、ある臨界点を過ぎたあたりで犯罪発生率に劇的な変化が生じ、5年間で殺人事件が三分の二も減少した。

警察の治安対策の改善は確かに重要な要素だが、状況が改善されるにつれて事件数が徐々に減っていったわけではなく、ある地点で激減したのだ。このような不可思議な変化を理解

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